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桃子のガッツUSA!!

ナイスカムバックの桃子「成長が感じられた」

今年の米ツアー挑戦の足掛かりとなった「ミズノクラシック」に、ディフェンディングチャンピオンとして戻ってきた上田桃子。日本人代表として、タイトルを防衛すべく大会初日に臨んだ。

1番パー5で、2打目をグリーン手前のカラーまで運ぶと、2mにきっちり寄せてバーディスタート。ドライバーも好調で、同組のモーガン・プレッセルを50ヤード近く引き離し、アイアンショットもピンに絡めた。

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だが、2番で4m、3番で2mのチャンスを外すと、徐々に流れは悪くなる。6番で第2打をグリーン奥に外すと、アプローチは引っ掛かってしまい7m近くショートする。このホールをボギーとすると、8番パー3は、7Iでのティショットを左に曲げて、アプローチを2mに寄せるも決められない。続く9番でも第2打をグリーン左奥に外し、2.5mのパーパットが残ったが、これをカップの真ん中から沈めて、ナイスパーで切り抜けた。

「あのパットが決まってくれたので、後半ズルズル行かずに済んだ」という上田は、折り返してすぐの10番でバーディを奪うなど、後半は4バーディ1ボギーと盛り返し、結局この日は通算2アンダーの14位タイでホールアウトした。

「前半はまあまあショットが良い中で決めきれずに我慢の展開だったけど、後半はチャンスをものにすることが出来ました。去年と違った意味で成長が感じられました。自分でもナイスカムバックだと思う」と、ラウンド後の上田は満足そうに振り返る。「去年はグリーンエッジまでキャリーさせて転がしていたけど、今日はピンまでの距離をイメージして打ってしまった。球が捕まって練習ラウンドより飛んでいたけど、後半はエッジを狙って、バーディパットを打つことを意識したら、距離感が合ってきたので良かったです」と、ラウンド中に自己の修正能力で立て直したのも、上田の満足感を高めたようだ。

2日前は母・八重子さんの誕生日。昨日合流した母の誕生日を祝って、前夜はケーキを食べてパーティをしたという。「結果じゃなく、気持ちの良いゴルフが誕生日プレゼント」という上田。「明日も気持ちだけは静かにゴルフをしたい」と、闘争心を内に秘めて2日目に臨む。

2008年 ミズノクラシック



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