鮮やかな逆転劇で今季4勝目を果たした宮里藍（Michael Cohen/Getty Images）

ニュージャージー州にあるドルチェシービューリゾートで開催されている、米国女子ツアー第11戦「ショップライトLPGAクラシック」の最終日。宮里藍が通算16アンダーで今季4勝目を挙げた。

首位と2ストローク差の3位タイで最終日を迎えた宮里藍。立ち上がり5ホールで3バーディという好スタートを切ると、前半上がりホールでさらにバーディを追加して折り返し。ライバルたちも着実にスコアを伸ばし、逃げ切りを図ったが、今の藍の前では無力。後半も決して焦ることなく、スタートホール、中盤14番、そして最終18番と、3つのバーディを決めて通算16アンダー。差を詰め、追いつき、ひっくり返し、とどめを刺す。「強い」の一言に尽きるゴルフで今季4勝目。新女王への道は視界良好のようだ。

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前日24位タイに浮上し、最終日のゴルフに期待がかかった宮里美香であったが、この日は前日のような勢いはなく、1バーディ、2ボギーとボギーが先行して通算2アンダーでフィニッシュ。順位を46位タイにさげて大会を終えた。次戦での活躍に期待したい。

通算14アンダー、単独2位でフィニッシュしたのはM.J.ハー(韓国)。首位からスタートしたが、前半、1つしかスコアを伸ばせず、首位を譲って折り返し。後半もしばらくはバーディを取れず、逆に15番では痛恨のボギー。この状況に追い込まれて集中したのか、そこから3連続バーディを決めてフィニッシュ。勝利は逃したが、最後に見せ場を作った。

通算12アンダー、単独3位にはインビー・パーク(韓国)。通算11アンダー、4位タイにはスーザン・ペターセン(ノルウェー)、H-W.ハン(韓国) 、キャサリン・ハル(オーストラリア)の3人。単独2位と好位置からスタートしたポーラ・クリーマーは、スコアを伸ばせないまま、単独7位で大会を終えた。