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2012年 WGCブリヂストンインビテーショナル
期間:08/02〜08/05 場所:ファイヤーストーンCC(オハイオ州)

最終18番で逆転劇! K.ブラッドリーが今季初勝利

◇世界ゴルフ選手権◇WGCブリヂストンインビテーショナル 最終日◇ファイヤーストーンCC (オハイオ州)◇7,400ヤード(パー70)

3位からスタートしたキーガン・ブラッドリーが6バーディ、ノーボギーの「64」をマーク。4打差を逆転して通算13アンダーで勝利を飾り、連覇がかかる次週のメジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」に向けて弾みをつけた。

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単独首位からスタートしたジム・フューリックは、ブラッドリーに1打差のリードを保ったまま最終18番を迎えたが、2打目をグリーン右のラフに打ち込むと、3打目もショートして再びグリーン手前のラフへ。4打目も2mショートし、これを外して痛恨のダブルボギー。4mのパーパットを沈めたブラッドリーに逆転を許し、目前まで迫っていたWGCタイトルはその手からこぼれ落ちた。スティーブ・ストリッカーと並び、通算12アンダーの2位タイで終えている。

通算11アンダーの単独4位にルイ・ウーストハイゼン(南アフリカ)。ロリー・マキロイ(北アイルランド)は通算8アンダーの5位タイ。タイガー・ウッズは4つ伸ばし、通算4アンダーの8位タイに浮上した。

日本勢では、石川遼は2バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの「73」と崩れ、通算6オーバーの50位タイ。藤本佳則は通算8オーバーの60位タイ、武藤俊憲は通算11オーバーの67位タイで終えている。

<ブラッドリー逆転V!フューリックに悪夢>
ハーフターンした時点でフューリックとの差は4ストローク。ウーストハイゼンに次いで、3位につけていたブラッドリーはサンデーバックナインで爆発した。10番から2連続、14番で後半3つ目のバーディを奪うと、同じ最終組のフューリックに1打差に接近。16番(パー5)で先に7メートルのバーディパットを沈められた直後に、5メートルを入れ返してバーディとする粘りを見せた。

そして迎えた最終18番では第2打を奥のバンカーに入れ、“目玉”からのショットでピンをオーバーするが、4メートルのパーパットを決めて渾身のガッツポーズ。「最高の気分。良いパットが打てればチャンスがあると思っていた」と劇的なフィニッシュを喜んだ。

昨季は初勝利からメジャータイトルを含む2勝をマーク。しかし今シーズンは未勝利が続いていた。「正直言って、早いうちに勝てるチャンスはあったんだ。でも日曜日に崩れていた。だから自分に『我慢しよう』って言い続けた。(優勝した)全米プロでの経験を信じようとね」。通算3勝のうち、メジャーとWGCが1勝ずつ。新たに手にしたビッグタイトルの重みは格別だった。

一方、初日から71ホール目まで首位の座を守っていたフューリックは悪夢。「キーガンのバックナインは凄まじかった。17番、18番のパーセーブなんか信じられない。勝つために必要なプレーをしていた」と勝者に賛辞を送る。しかし今季は「トランジションズ選手権」でプレーオフ負け。そして「全米オープン」でも終盤に泣いた。待望の2年ぶりの勝利はならず「自分も同じように18番までは最高のプレーができていた。またここでも試合を引っ張ったのに最後に落としてしまった。勝って締めくくれず、本当に残念だ」と表情を曇らせていた。

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