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2008年 全米オープン
期間:06/12〜06/15 場所:トーレパインズGC(カリフォルニア州)

91ホール目で終止符! T.ウッズがトリプルグランドスラムの偉業を達成!

カリフォルニア州のトーレパインズGCで開催されている、海外メジャーの第2戦「全米オープン」。最終ラウンド翌日の17日(火)、通算1アンダーで並んでホールアウトしたタイガー・ウッズとロコ・メディエイトにより、18ホールストロークプレーによるプレーオフが実施された。

スタートホールは、タイガーが今週3度のダブルボギーを叩いていた相性の悪い1番ホール。タイガーはティショットをフェアウェイに運んでパースタートとした一方、メディエイトはボギーとし、タイガーが早々と1ストロークリードする。その後は互いにバーディとボギーを分け合う接戦が続いたが、メディエイトが9番で3パットによるボギー、続く10番でもボギーとし、タイガーが最大3ストローク差までリードを広げた。

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しかし、タイガーが11番、12番と連続ボギーを叩くと、ここからメディエイトが息を吹き返す。13番でバーディを奪うと、続く短い14番パー4ではティショットをグリーン手前まで運び、楽々とバーディ。15番ではグリーン右奥5メートル、下りのフックラインを見事に読みきり、3連続バーディを奪取。ここでタイガーを一気にかわし、逆に1ストロークのリードを奪った。

その後は16番、17番とパーを分け合い、メディエイトが1ストロークリードのまま迎えた18番パー5。タイガーは左膝の痛みに顔をゆがめながらもティショットをフェアウェイに運ぶと、メディエイトのボールは左のバンカーへ。2打目を刻み、3打目も寄せきれずにパーとする。一方2オンに成功したタイガーは、イーグル逃しのバーディを奪い、土壇場でメディエイトに並んだ。90ホールを終えても決着はつかず、勝負は7番、8 番、18番の繰り返しによるサドンデス形式のプレーオフへともつれこんだ。

7番パー4で行われた1ホール目。タイガーはティショットをフェアウェイ右に運ぶと、終盤からショットの精度が乱れ始めたメディエイトのボールは左のバンカーへ。2打目も引っ掛けて左へ大きく曲げ、窮地に立たされる。一方のタイガーはパーオンに成功し、バーディパットは惜しくもショートするも手堅くパーをセーブ。対するメディエイトは、ラフからの3打目を寄せきれず、約7メートルのパーパットを外して決着。タイガーが 2000年、2002年に続く3度目のタイトルを獲得したと同時に、4大メジャーをそれぞれ3回ずつ制するトリプルグランドスラムの偉業を達成した。

タイガー最大級のガッツポーズ!決着は翌日18ホールのプレーオフへ!!

カリフォルニア州のトーレパインズGCで開催されている、海外メジャーの第2戦「全米オープン」の最終日。王者タイガー・ウッズが3日目にミラクルショットを連発し単独首位でスタート。タイガーは過去メジャー13勝すべて首位からスタートして奪ってきたが、今回は左ひざの痛みを抱えるだけに、混戦は最後ホールまで続いた。

タイガーは、1番パー4でティショットを大きく曲げるトラブル。リカバリーショットも木に当てるなど5オン1パットとし、初日、3日目に続きダブルボギースタートとする。続く2番パー4でもボギーとしたタイガーは、出だしの2ホールで貯金を使い果たし通算イーブンパー。序盤で後続グループに飲み込まれ、この後は1ストロークを巡る混戦の様相を呈した。

終盤に入ると、タイガー、リー・ウェストウッド(イングランド)、ロコ・メディエイトによる3人の争いに絞られる。最終組の1つ前を回るメディエイトは、最終組を回るタイガー、ウェストウッドに1ストロークのリードを保ったまま、通算1アンダーで先にホールアウト。最終組の結果を見守った。1打差を追うタイガーとウェストウッドは、ともに最終18番パー5で3オンに成功する。先にウェストウッドが5メートルのバーディパットを外して脱落した直後、迎えたタイガーのバーディパット。残り4メートルのラインを読みきり、見事にカップイン! 大きな咆哮と共に最大級のガッツポーズを見せたタイガーが通算1アンダーでメディエイトに並び、プレーオフ進出を決めた。今年で108回目を迎えた「全米オープン」の歴史にあって、プレーオフは7年ぶり33度目。プレーオフは明日の午前9時(日本時間17日午前1時)より、2人による18ホールのストロークプレーで実施される。

今大会、日本人選手は片山晋呉谷口徹今田竜二の3人が出場。片山、谷口は予選で姿を消してしまった。「全米オープン」での自己最高位、12位タイ以上の成績を狙った今田は、前半ボギーを2つ叩いたが、9番から14番までに4つのバーディを奪いスコアを伸ばした。ところが、15番、17番でボギーを叩き、スタート時の6オーバーでホールアウト。18位タイで競技を終了し、来年度の出場権を得られる15位以内の入賞は果たせなかった。

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