何度もスタート時間が変更になる中、13時の中止決定までギャラリーたちはクラブハウス周辺で待機していた

兵庫県にある山の原GC山の原Cで行われている国内男子ツアー第2戦「つるやオープン」の3日目は、朝から降り続ける雨の為にスタート時間を延期して天候の回復を待っていたが、13時に第3ラウンドの中止が決定。明日の最終日は、第3ラウンドに予定されていたペアリングで、アウト・インからそれぞれ7時50分にスタートする。

2日目を終え、2位に3打差をつけて単独首位に立っていた上田諭尉は、「やればやるほど（差が）縮まりますから。今のところ、思い通りに行ってますね」と、この中止にほくほく顔。「調子が良いのでやりたいというのはあるけど、確率的にはやばいっていうのがあるし、1日の方が全力投球出来ますね」と、残り18ホールでの逃げ切りを図る。

この競技短縮により、賞金加算額は75％に減額となるが、優勝のステータスは変わらない。「誰かお化け（急激にスコアを伸ばす選手）がいるので、そのお化けに捕まらないようにしたいです。前半3つくらい伸ばして、後半1つ、2つ伸ばせればかなり有利かな」と、早くも明日の戦略を練っていた。