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首位発進の美香、手の震えもご愛嬌「自信を持ってできた」

今年で44回目を迎える「日本女子オープン」において、最後に連覇を達成したのは76年と77年大会を制した樋口久子。そして今年、ディフェンディングチャンピオンとして臨む宮里美香が4バーディ、4ボギーのイーブンバーにまとめて首位タイ発進。34年ぶりの連覇に向けて、絶好のスタートを切った。

開幕前は「そんなに意識はしていません」と話していた宮里だが、スタートホールでは「自分の中で緊張はしていなかったけど、すごく手が震えていた。ティがうまく刺せなくて、“絶対みんなに見られている”と思って恥ずかしかった」と苦笑。「プロになってからは、こんなに震えたのは初めて」と振り返るものの、そこは今や米ツアーを主戦場とする実力者。アドレスに入ると震えも止まり、ティショットをフェアウェイへと運んだ。

ロースコアが続く凌ぎ合いの展開を予想し、今週は80ヤード前後のアプローチを重点的に練習。その成果は終盤の16番でも現れ、ティショットをラフに打ち込むなど86ヤードを残した3打目を、52度のウエッジでピンそばにピタリ。このピンチをパーで凌ぎ、「練習していた距離だったし、練習ラウンドで想定していたことを実戦でできたことは大きな収穫」と胸を張る。同じく展開を想定し、約2mのパット、砂質の軟らかいバンカーの練習を重ねたことが、初日の好スタートへと導いた。「練習した通りの良いイメージでできていた。今日は自信を持ってできたと思う」。米国で培った経験と、舞台を日本に移しても変わらないたゆまぬ努力で、大会連覇への道を切り開くことができるか。(愛知県東郷町/塚田達也)

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2011年 日本女子オープンゴルフ選手権競技



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