藍「シンプルにプレーするだけ」
2011年 日本女子オープンゴルフ選手権競技
期間:09/29〜10/02 場所:名古屋GC(愛知)
藍は10位発進! 反省と納得の初日
名古屋ゴルフ倶楽部・和合コースで開幕した「日本女子オープン」初日。アンダーパーが0人と過酷な幕開けとなった中、宮里藍は5バーディ、7ボギーと出入りの激しい内容ながら2オーバーの10位タイでホールアウト。首位と2打差の好位置につけて初日を終えた。
「今週はなるべくボギーを打たないことがテーマだった」という宮里だが、「今日はボギーが多かったですね」と苦笑。特に、「最後の4ホールで3つのボギーは残念だった」と、後味の悪いフィニッシュを悔いた。
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多くの選手が苦しんだ深いラフに関しては「落ちても打てることが多くてラッキーだった」と振り返るが、その一方で「バンカーが多かった」と、7つのうち4つのボギーがバンカー絡み。「バンカーからのパーセーブは1つだけ」と、スコアを落とす大きな要因となった。
その中で、「ショットでつくったバーディチャンスが多かったし、獲るべきところでしっかり獲れている」と、この日最多タイとなる5バーディには納得の表情を浮かべる。先週は不調を訴えていたショットも、父・優氏から“バックスイングがアウトに上がっている”との指摘を受け、「インサイドに引くようにしたらフィーリングが良くなった」と復調。加えて、ティショットで3番ウッドを多用するマネジメントも奏功し、「ほとんどフェアウェイを外していないし、私として攻められるコース攻略。正解でした」と、3つのバーディに貢献した。
バンカーに多く打ち込んだことに対し「コースマネジメントを考えたい」と反省を踏まえつつ、「リズムの良いラウンドはできていた。明日もガマンするところはガマンしてプレーしていきたい」と前を見据える。05年以来となる大会2勝目を目指し、明日はさらなる上を目指す。(愛知県東郷町/塚田達也)