【特集】全英オープン2011
2011年 全英オープン
期間:07/14〜07/17 場所:ロイヤルセントジョージズGC(イングランド)
世界ランク1位、2位がまさかの予選落ち
イングランド・ロイヤルセントジョージズGCで行われている今季の海外メジャー第3戦「全英オープン」は、大会2日目にまさかの波乱があった。世界ランク1位のルーク・ドナルド、同2位のリー・ウェストウッドが地元イングランドで決勝ラウンド進出を逃してしまった。
初日を1オーバーの51位タイで終えたウェストウッドはこの日、3バーディ、4ボギー、1ダブルボギーの「73」とスコアを落とし、通算4オーバーと予選通過ラインに1打及ばずコースを去った。
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一方、石川遼、セルヒオ・ガルシア(スペイン)とラウンドしたドナルドも同じく1オーバーからスタート。1番から2メートルのパーパットを外し、生命線のショートゲームに精彩を欠いた。後半15番からは痛恨の4連続ボギーとし最悪のフィニッシュ。「75」で通算6オーバーまでスコアを落とし「週末にここにいられないのが本当に残念だ」と、うつむき加減で話した。
6月の「全米オープン」でも優勝争いを期待されたが、46位タイに終わった。今大会は前週の欧州ツアー「バークレイズスコティッシュオープン」を制し最高の状態で母国での頂上決戦に乗り込んできたはずだった。しかし「僕は自分の技術を信じている。でも理由はどうあれ、この2試合のメジャーではうまくいかなかった」と肩をすくめる。世界一の重圧か?と問われても「ワールドランキングのことは考えていなかった」と話した。
期待の大きかった地元勢は2人に加えてイアン・ポールター、ロス・フィッシャーらも予選落ち。トップはアマチュアの20歳トム・ルイスという状況だ。1992年のニック・ファルド以来となるイングランド勢の優勝はまたしても夢と消えるのか。