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2011年 全英オープン
期間:07/14〜07/17 場所:ロイヤルセントジョージズGC(イングランド)

池田勇太が首位に4打差、日本勢唯一の決勝ラウンド進出!

イングランドのロイヤルセントジョージズGCで行われている海外メジャー第3戦「全英オープン」2日目。1アンダーの18位タイから出た池田勇太は5バーディ、3ボギー、1トリプルボギーの「71」で回り、通算イーブンパーの19位タイに後退したが、日本勢で唯一、そして3度目の全英で初の予選通過を果たした。

初日見事にアンダーパーグループに入り、好位置で迎えた第2ラウンド。池田は思わぬトラブルから、這い上がる底力を見せつけた。2番で早々にバーディを先行させて迎えた4番。左ラフからの第2打は、グリーン右奥の草地に打ち込み、第3打は数十センチ進んだだけ。続くアプローチも反対のカラーまでオーバーさせてしまい、結局5オン2パットのトリプルボギーとした。

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しかし「早いうちで良かった」と苦難も冷静に受け止めると、続く6番、そして9番とバーディを奪って見せる。後半に入っても12番、14番をバーディをとし、一時は首位に肉薄する1打差の3位タイまで浮上。納得のティショットが不運なキックでバンカーに入ってしまった15番、3パットの16番、そして17番と難関続きの終盤に3連続ボギーとしてしまったが、余裕をもって予選通過を決めた。

フェアウェイの起伏が大きく、ナイスショットが必ずしも好結果に直結するとは限らない。しかし「そういうもん。このコースは」と意に介さない。ありのままの自然を存分に生かしたリンクスで、とにかくパーを並べることに徹している。「今日も基本は変わらない。チャンスが来たら入れにいく、という感じ」と繊細なショット能力とタフな精神力が噛み合っている。

6人が出場した日本勢でただ一人、決勝ラウンドの舞台に立つ池田。トップとは4打差ともちろんチャンスは決して小さくない。大きな期待を背負いながら再びティオフを待つ。【イングランド・サンドウィッチ/桂川洋一】

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