佐伯三貴、李知姫が首位タイに並ぶ!有村は38位タイ発進
2011年 ニチレイレディス
期間:06/17〜06/19 場所:袖ヶ浦CC新袖Cコース(千葉)
岡本綾子も激励!野村敏京に日本の洗礼!?
国内女子ツアー「ニチレイレディス」の初日、横峯さくら、金田久美子とラウンドした野村敏京の組が、もっとも多くのギャラリーを引き連れてラウンドしていた。今シーズンに入って初優勝を果たした金田と、同じく初優勝を果たした野村だが、プロデビュー戦が優勝で、この大会がツアー2試合目ということで、会場に詰め掛けたギャラリーも野村のプレーを生で見る方がほとんどだったに違いない。
前半を1バーディ、2ボギーの1オーバーで折り返した野村は、ハーフターンで3組ほど待ち時間があることを知らされた。多くの選手が練習グリーンでパッティングをしながら時間待ちをしていたが、野村はその横にあるアプローチ練習場で、ウェッジを使って練習を始めてしまった。
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すると、それを見ていた多くの選手や関係者から「あれは、まずいのでは!?」という声が上がりだした。野村のこの行為は、ゴルフ規則7-2『ラウンド中の練習』という違反に該当するため、次にプレーをする10番に2ペナルティが課せられることになった。
「ルールは知らなかったです。アメリカではいいんですけど、日本ツアーには、そんなに出ていなかったので、勉強しなければいけませんでした」と素直に反省した。その10番では3ストロークでホールアウトしたため、本来ならばバーディだが、スコアはボギーの「5」となった。
この2打罰で「ショットの調子がおかしくなってしまいました」という野村は、その後も2つのボギーを叩き、4オーバーの77位タイと出遅れることになった。野村のルール違反を聞いた、今大会テレビ解説でコース入りしている岡本綾子はホールアウト後の野村に会うと、一言アドバイスを行った。
「日本は四季があって、アメリカと違ってローカルルールが多いの。私もアメリカと行き来していた時には、どっちがどっちのルールか分からなくなってしまうことがあったけど、違うツアーだから勉強しないとね。でもゴルフは、いつどこでしてもHappy だから、頑張りなさい」と話した。
それを聞いた野村は「私は強くなりたいので、いっぱい勉強して強くなります。日本語もまだまだなので、日本語も勉強したいと思います」とコメントを残し、LPGAにルールの詳細について説明を受けに向かった。