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池田、2位にも不満顔「決してベストではない」

今もっとも勢いを感じさせる池田勇太が、今週も、そして賞金王争いも大きく盛り上げてくれそうだ。今週の「カシオワールドオープンゴルフトーナメント」を含めた残り2試合で、1勝することが逆転賞金王への最低条件。崖っぷちに立たされている状況で、初日に1イーグル、5バーディ、2ボギーの「67」をマーク。首位に1打差の2位タイと、2週連続優勝に向けて絶好のスタートを切った。

この日は、東北福祉大学の後輩であるアマチュアの松山英樹と同組。今年の「アジア選手権」で優勝し、来年の「マスターズ」出場を決めている注目アマとのラウンドに、多くのギャラリーが後に続いた。「バーディを必ず獲りたいと思っていた」というスタートホールの10番パー5では、2打目を1.5メートルにつけてイーグル発進。「スタートが非常に良かった」と、先週の勢いそのままにスコアを伸ばしていった。

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だが、ホールアウトした池田は憮然とした表情。2個のボギーに不満が募っていたようで、「もっと伸ばせたというより、余計なボギーが2つあった。それだけです」と言葉少なだった。客観的には上々のスタートにも感じるが、「最低限のゴルフができたとは思っているが、決してベストではない」と、最後まで笑顔は見られなかった。

約4,125万円差で追うキム・キョンテも、池田と並び2位タイと好スタート。「まあ、彼なら普通でしょう」と気に留めていない様子だったが、優勝を果たすには避けて通れぬ強大な相手。この勢いを、最後までキープすることができるか。

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2010年 カシオワールドオープンゴルフトーナメント



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