【特集】賞金王はいったい誰の手に!?
勇太、会心の勝利!賞金王争いにも名乗り!!
国内男子ツアー「ダンロップフェニックストーナメント」の最終日を、2位に3打差の通算10アンダー単独首位で迎えた池田勇太が、最終日も5ストローク伸ばして通算15アンダー。2位に2打差をつけて今季4勝目を果たした。
「日に日にショットの調子が良くなっている」と話していた池田は、スタートの1番からバーディチャンスを迎える。1番は4mのチャンスを決められなかったが、2番では残り156ヤードの2打目をピンの左1.5mにつけてバーディを奪った。
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その後もアイアンショットはピン筋に飛び、4番、5番、6番と3連続バーディを奪った。しかし、11番パー3でボギーを叩くと、序盤から池田を上回る勢いでスコアを伸ばしてきたキム・キョンテ(韓国)との差が1つとなってしまった。
「あそこで、流れを止めてしまったけど、12番ですぐにバーディを獲れたのが大きかった」という池田は、13番でもティショットをグリーン手前のラフまで運ぶと、ロブ気味の柔らかいアプローチでピン手前1.5mにつけて連続バーディを奪った。
その後はパープレーを続けた池田だが、15番では4mのパーパットを残すピンチもあった。そのパーパットを打つ前にリーダーズボードでキョンテが17番でダブルボギーを叩いたことを知り、きっちりパーセーブをすると、力強いガッツポーズを見せた。
優勝を決めた池田は「この試合もいつか勝ちたいと思っていた試合なので嬉しい。自分の憧れの人が3連覇を果たした試合でもあるし、来年も連覇を狙いたい」と最後まで熱戦を見守ったファンからの声援に応えた。
今回の賞金4,000万円を加算し、池田の年間獲得金額は1億3,279万円となり、ランキングで首位のキョンテとは約4,120万円の差に縮めた。残り2試合の優勝賞金もそれぞれ4,000万円となっているため、あと1勝する必要はあるが、逆転賞金王の可能性は少し現実味がでてきた。