廣瀬友美が4アンダーで単独首位!有村らが1打差
2010年 Tポイントレディスゴルフトーナメント
期間:03/19〜03/21 場所:鹿児島高牧CC(鹿児島)
デビュー戦の石川葉子、兄にスコアで勝り「よし!勝った!」
「Tポイントレディス」でレギュラーツアーデビューを飾った13歳の石川葉子は、「とても楽しむことができました。(同組の)竹末さんも、マリアさんもとても優しくて、初日から緊張をほぐしてくれました」と、第一声を笑顔で答えた。
内容は、1バーディ、7ボギー、1トリプルボギーの「81」。9オーバーの100位タイでホールアウトし、最後のトリに悔しさを滲ませていたものの、「パーが9個、1つバーディも取れたし、ちゃんと笑顔でプレーできたと思うし、80点です」と、納得のデビュー戦となったようだ。
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「思っていた以上に緊張していた」というオープニングショットは、大きく左に曲げてしまい崖下へ。2打目は出すだけとなり、ボギー発進としてしまう。続く2番もアプローチミスによりボギー。ここで思い浮かんだのが、コーチである父・勝美さんの教えだという。「お父さんがレッスンしてくれたことを思い出しながらプレーして、リズムを取り戻せました」。続く3番、4番をパーとすると、5番パー4では残り138ヤードの2打目をピン手前2メートルにつけ、ツアー初バーディを奪取。ガッツポーズは見られなかったものの、「嬉しかったです。気持ち良かったですね」と、歓喜の瞬間を振り返っていた。
この日、平日ながら3,341人のギャラリーが来場。石川も大勢のギャラリーに見守られ、「初めて経験して、お兄ちゃんが燃えてくる気持ちが分かりました。皆さん盛り上げてくれるし、楽しかったです」と、物怖じするどころか、兄と同じ心境でプレーしていたというから驚きだ。また、この日の早朝に米国PGAツアー「トランジションズ選手権」初日を終えた石川遼は、「83」を叩く大乱調。それを会見場で初めて聞き、「葉子より悪い!? よし、勝った!」と無邪気な笑顔を見せ、会場を笑いで包んでいた。