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全米プロインタビュー/前年覇者ミキール「プレッシャーを感じる」

-あなたがこの大会を去年勝ってから丸1年ですね。あなたの生活はどのように変わりましたか?想像していたような変化ですか?

ショーン・ミキール
「そうですね。以前にも言いましたが、僕が去年の最終メジャーを勝ったということで、マイク・ウィアジム・フューリックほどメディアの対応などにも追われませんでしたし、メジャーチャンピオンになったが故の責任みたいなものはありませんでした。だから、勝ったのが最後のメジャーで良かったです。

「個人的には、あの勝利は僕の人生を大いに変えました。いろんなチャンスが舞い込んできたし、もちろん、勝つこと事態が長年の夢でしたから。ただし、僕自身は何も変わってません。去年の11月に子供も生まれて、少しゴルフ以外に時間を割くことができるようになりました。去年の暮れは他の選手ほど世界中を飛び回らなくてもよくなった。

「その傍ら、すごくプレッシャーを感じてきました。特にここ4、5ヶ月は少しずつ感じ始めました。マスターズ以来、あまりいいプレイが出来ていないですし・・・。少し休養を取ったのですが、それが逆効果になってしまってます。でも、周りの人の僕に対する期待は分かってます。みんなが僕の活躍に期待しているという意味ではありません。去年の優勝が単なるまぐれではなくて、多分みんな僕がもっとコンスタントに活躍できると期待してくれてると思う。

ベン・カーティスが去年の、そしてトッド・ハミルトンが今年の全英を勝って証明したのは、ここにいる誰もが優勝するチャンスがあるということ。そして、その勝利をどう自分で消化していくかがゴルフの一番難しいところなんだろうな、と気付きました。

-その「期待外れ」の優勝者が最近のメジャーで増えていることに関して。一人の無名選手がメジャーを勝つのを見ることは、同じような状況におかれている選手にとってどれだけ精神的な支えになるものなんですか?

ショーン・ミキール
「その質問が出るとは面白いね。なぜなら、ほんの15分前にトッド・ハミルトンのキャディーのバンビーと初めて会って話していたんだ。彼は「それにしても、あなたの勝利はすごく励みになった。感動した」と、言ったんだ。取りようによっては2つ意味合いがあると思うんだが、僕はポジティブに受け止めたよ。すごく気分が良くなった。

「僕の場合、去年勝った時はベン・カーティスが(全英を)勝ったのに影響されたりはしなかった。僕の信念は、『もしPGAツアー、欧州ツアーでプレーできるのなら、それなりの実力があるから誰でも勝てる』というものです。だって、みんな同じことを何年もやってるんだから。18ホールを誰が最小打数で回るかだけです。ゴルフファンにとってはエキサイティングですよ。

「『新しい血』がメジャーを勝つということは、ゴルフにとって、ファンにとって、素晴らしいことだと思う。確かに、タイガーが成し遂げたことは、自分自身に非常に高いスタンダードを設定した。どの選手もタイガーが99年、00年に残した業績に達することは非常に難しいと思う。多分、あんな活躍は誰からも二度と見れないだろうね。彼は信じられないようなプレーを続けていたから。

「今は少しその偏っていた流れが戻りつつあると思う。恐らく何人かの選手はゴルフに対する考え方も変えた者もいれば、どうやったら勝てるかを見つけた者もいるんだと思う」

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