初のWGC出場を正式に表明した石川遼

今週「ブリヂストンオープン」に出場する石川遼が、11月5日（木）から4日間に渡り中国・上海で開催されるWGC（世界ゴルフ選手権）「HSBCチャンピオンズ」に出場することを正式に発表した。

石川は、「コカ・コーラ東海クラシック」の優勝により同大会の出場権を獲得。同週には石川がホストプロとして出場する予定だった国内男子ツアー「The Championship by LEXUS」が控えており、その動向が注目されていた。

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「The Championship by LEXUS」の大会主催であり、石川とスポンサー契約を結ぶトヨタからは、父・勝美氏を通じて「ぜひ頑張って頂きたい」という激励を受けたという。「本当はどちらにも出場したかったし、今シーズンはホスト大会でどうにか結果を残せていたので楽しみだったのですが…。こういう形で後押しをしていただいて嬉しいです」と、神妙な面持ちの石川。「気持ちよくHSBCに臨めるし、トヨタさんに感謝をしたい」と感謝の言葉を並べた。

「HSBCチャンピオンズ」は予選落ちが無く、出場選手全員に賞金が与えられる。かつ、獲得賞金が日本ツアーの獲得賞金額に加算されることも、石川が決断した大きな理由の1つとなった。同大会の賞金総額は700万ドル（約6億3,500万円）と高額で、上位に入れば賞金王争いでさらに優位に立てる可能性もある。

WGCは賞金額や出場選手、大会規模などを含めメジャー級のビッグトーナメントとして位置づけられている。今季は「アクセンチュアマッチプレー選手権」、「CA選手権」、「ブリヂストンインビテーショナル」、そして「HSBCチャンピオンズ」の4試合を実施。「HSBCチャンピオンズ」は今年からWGCに昇格し、アジアでは初開催ということで世界的な関心も高い。タイガー・ウッズやフィル・ミケルソン、Y.E.ヤン（韓国）ら世界のビッグネームが揃う中、WGC初出場となる石川が大舞台で新たな歴史を刻む。