ローアマ小林翔音の名前はショーン・オヘアー由来 兄はタイガー・ウッズ由来
◇国内メジャー◇日本オープンゴルフ選手権競技 最終日(18日)◇タラオCC西C (滋賀)◇7411yd(パー70)◇晴れ(観衆3177人)
日大3年の小林翔音(しょおん)が通算6オーバーの40位でローアマチュアを獲得した。「タフなコースで苦しい場面が多かったけれど、なんとかローアマチュアを獲れてうれしい」とはにかんだ。日本オープンのローアマチュアには中嶋常幸(1974年)、片山晋呉(1993年)、松山英樹(2010、12年)ら、そうそうたる名前が並ぶ。その歴史に21歳も名を刻んだ。
苦しい戦いの最終日にも光る一打もあった。4番(パー5)。フェアウェイに刻んだ後、58度のウェッジでピン奥にキャリーさせた第3打がバックスピンでカップインした。「ちょっと強いかなと思ったんですけど、いい感じに入ってくれました」。会心のイーグルを含む「73」で4日間を終えた。
翔音の由来はPGAツアー4勝のショーン・オヘアー。さらに昨年末にプロ転向した兄・大河はタイガー・ウッズというゴルフ一家で育った。持ち味はショット。「プロにも劣ってない部分もあったんじゃないかと思います」。国内最高峰の舞台でプロと戦った経験は、大きな自信になった。一方でしっかり課題も持ち帰る。「パットとアプローチはまだまだ。また来年に向けて練習していきたいです」と視線を上げた。
近年の日本オープンでは、25年古瀬幸一朗が29位、24年フェニックス・キャンベル(オーストラリア)が34位、23年大会岡田晃平が18位でローアマチュアを獲得した。小林自身、40位は満足できるものではなかった。「今までのローアマの選手は、もっと上位で獲っていたと思うので。来年も予選会を通って大会に出て、もっと上位にいけるように頑張ります」。栄誉を手にしても、満足感を見せない。言葉の端々に強い向上心がにじんだ。(滋賀県甲賀市/中村文香)