ニュース

米国男子全米プロゴルフ選手権の最新ゴルフニュースをお届け

2009年 全米プロゴルフ選手権
期間:08/13〜08/16 場所:ヘーゼルティン・ナショナルGC(ミネソタ州)

【GDO EYE】“完全アウェイ”のヤン、日本ではどう映る?

「全米プロゴルフ選手権」最終日は、まさかの結末が待ち受けていた。過去、タイガーがメジャーで挙げた14の通算勝利は、すべて首位で最終日を迎えていたもの。そして今年も、2位に2打差の単独首位で最終日をスタート。誰もが、タイガーの勝利を信じて疑わなかったはずだ。

その神話を打ち砕いたのが、日本ツアーでも活躍していた韓国のY.E.ヤンだ。日本では馴染み深い名前だが、今季のPGAツアーで1勝(ザ・ホンダクラシック)を挙げているとはいえ、アメリカでの知名度はまだまだ低いはず。最終組を回った2人に対し、かかる声援は9.5割がタイガー、0.5割がヤン。つまりは、完全アウェイ。その中でビッグタイトルを掴み取ったヤンの精神力の強さには感服した。

<< 下に続く >>

この状況に身を置いて思い起こされたのが、今月初めに閉幕した国内ツアー「サン・クロレラクラシック」。石川遼とオーストラリア出身のブレンダン・ジョーンズが優勝争いを演じ、最終的に石川が勝利を手にしたトーナメントだ。ブレンダンがパットを外した時、ギャラリーから起きた拍手が一部問題視された。実際、今大会でも大詰めの17番でヤンがパーパットを外してボギーを叩いた時、ギャラリーからは「Go! Tiger!」という地鳴りのような歓声が響いていた。

これは、やはりアウェイの洗礼なのだ。当然ながら選手もその事は自覚しているはずで、それを不快に感じ心を乱すようなら海外でプレーをする資質がないということ。日本では、ブレンダンの同情論が高まっていると聞く。状況の違いもよるので一概には言い切れないが、世界的に見れば当たり前の事なのかもしれない。(編集部:塚田達也)

関連リンク

2009年 全米プロゴルフ選手権



あなたにおすすめ

特集

宮本卓×GDO 旅する写心
ゴルフフォトグラファー宮本卓×GDOのスペシャルコラボコンテンツ。国内外のゴルフ写真を随時更新中!!
やってみよう! フットゴルフナビ
サッカーとゴルフが融合した新スポーツ「フットゴルフ」の総合情報サイトです。広いゴルフ場でサッカーボールを蹴る爽快感を、ぜひ一度体感してみよう!

新着記事


ブラインドホールで、まさかの打ち込み・打ち込まれ!!ゴルファー保険でいつのプレーも安心補償!