池田、篠崎、堂本が首位タイ発進! 石川遼は出遅れる
2009年 日本プロゴルフ選手権大会
期間:06/11〜06/14 場所:恵庭カントリー倶楽部(北海道)
【GDO EYE】31歳の無名選手がようやく果たした親孝行
2009/06/12 21:22
今週開催されている「日本プロゴルフ選手権」は、言わずと知れた国内男子プロゴルファーの頂点を決めるメジャー戦。そのリーダーズボードのトップに名を連ねた、堂本新太朗(31)。長年ツアーを観戦し続けているゴルフファンでも、その名を知らなかった方も多いはずだ。
それもその筈。2005年にツアープロへ転向し、過去にレギュラーツアーへの出場はなし。下部ツアーのチャレンジトーナメントでも2試合しか出場しておらず、いずれも予選落ちに終わっている。今大会には、最終予選会で43位に入ったことで出場権を獲得。何と、今大会がレギュラーツアーのデビュー戦というから驚きだ。
<< 下に続く >>
「ここでプレーしていることが夢のよう」と堂本。息子の晴れ舞台を見ようと、父・正美さん(56)が応援に駆けつけた。「今まで色々と迷惑をかけましたから、辛い表情を見せたくはなかった。楽しみながらプレーしている姿を見せられたのではないかな、と思います」。ゴルフ好きの正美さんの影響でクラブを握り始め、足を踏み入れたプロの世界。初のツアー出場、それもメジャーでの活躍は、何よりも父親への恩返しとなったことだろう。
「試合に出ずして死ねないとも思っていた」と、切迫していた胸中を明かす堂本。親の喜ぶ表情を見てようやく果たせた親孝行に、今は胸を撫で下ろしているかもしれない。まだ大会は4分の1を終えたばかり。そんな甘い世界ではないことを、何よりも知っているのは堂本自身のはずだ。
あなたにおすすめ
特集SPECIAL
ブラインドホールで、まさかの打ち込み・打ち込まれ!!ゴルファー保険でいつのプレーも安心補償!