今PGAツアーで最も注目されている若手といえばツアー2年目の「飛ばし屋」バッバ・ワトソン。ツアーNo.1の飛距離（平均315ヤード）を武器に全米オープンで5位に入るなど、28歳のレフティーは今季大躍進を見せている。

そのワトソンに注目したのが米アパレルブランドの「スティーブ＆ベリー」社。先日、ワトソンをモデルとしたオリジナルブランド「バッバゴルフ」を開発、発売すると発表。ワトソンが商品のデザイン、色、価格にも意見し、「ワトソン色」の強い商品になるという。主な商品ラインナップは、ポロシャツ、Tシャツ、サンバイザー、長パンツなど。

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驚くのは全商品が15ドル（約1,830円）以下で発売されるという。過去に「スティーブ＆ベリー」はプロバスケットボール選手のステフォン・マーベリーや女優のセーラ・ジェシカ・パーカーらとも「低価格」オリジナルアパレルを開発している。マーベリーに関しては、2,000円以下で一般発売されているシューズを実際の公式戦でも履いていて話題となった。

「バッバゴルフ」の大きな特徴の一つはワトソンの「色」への拘りだ。強靭な肉体からは想像できないほど優しい性格で、勝負色は「ピンク」。現にドライバーのシャフトもピンク、着ているウェアもスカイブルー、ライムグリーンといった蛍光色（ソフトな色）がメイン。今回の商品にもワトソンが好む色を繁栄させる。「俺は黒があまり好きじゃないんだ…」と言う。

ワトソンにとって、低価格のゴルフウェアが発売されることを嬉しく思う。「母親はパートで、父は32年間も建設現場で働いて、俺のギアやウェアを買ってくれた。両親には感謝している。このような低価格のウェアがあれば、両親も苦しまなくても済んだのにね」と、ワトソン。

若くしてアメリカンドリームを掴んだワトソン。早くもゴルフ界に「恩返し」をしている。