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星野英正、思い出の地で首位タイ発進

「マイナビABCチャンピオンシップ」初日を、5アンダーの首位タイで終えた星野英正だが、ホールアウト後はすぐ練習場に向かい、スイングチェックに専念した。

「気になりまくりです」という星野。「今日はリズムが良くて、はまっただけ」と、好スコアにも表情はいまひとつ明るくない。「ショットは、練習場では(優勝した)ツアー選手権の雰囲気に近いけど、いざコースに出るとばらけてしまう」と、微妙な感触の違いに戸惑っている。

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ツアー選手権優勝後は、思ったような成績が出ずにモチベーションも下がったという星野。先週は休みを入れ、精神的にもリフレッシュして今大会に臨んでいる。

「もともと手先が器用で、繊細なんです。グリップも少しウィークになり過ぎていて、ウィークだと球を押さえることが出来るんだけど、少しフックに入れたらピタッとはまった」と、ほんの1cmほどグリップの向きを修正し、「それだけでこんなに違う」と13ラウンドぶりに60台を叩き出した。

2000年にツアーデビューした星野が、初めて予選を通過して賞金を獲得したのが、この大会(当時はフィリップモリス・チャンピオンシップ)。「初めて最終組を回ったのもここだし、プロになってベストスコアを出したのもこの大会。家からも通えるし、縁起を担ぐじゃないけど、ここはいいんだって思ってる」と、力強い目で語った星野。練習場とコースでの違いを解消出来れば、今季2勝目も現実のものとなるだろう。

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