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タイガー再手術のニュースを受けて、選手達のコメント

世界ナンバー2のフィル・ミケルソンは、次のようなコメントを寄せています。

フィル・ミケルソン
「タイガーがさらなる膝の手術によって残りシーズン戦えなくなったことを気の毒に思う。私自身、2007年の夏、手首の故障でプレーできなかったので同情する。そして、今まで以上に強くなって戻ってくるであろうタイガーとの戦いを楽しみにしている」。

アニカ・ソレンスタム
「全米オープンでのタイガーのパフォーマンスには目を見張るものがありました。事実上、右足だけで歩いていたも同然なのに、感動に値する優勝でした。タイガーほどのアスリートになると、肉体的にも精神的にも極端に自分をプッシュしてしまい、それは当然ものすごい負担となってしまいます。タイガーはがっかりしているはずですが、正しい判断を下したと思います。タイガーにはこれから先長いキャリアが待っていますし、記録更新のチャンスもたくさんあります。今回の決断はタイガーにとって最良のものであり、強いタイガーとして必ずカムバックを果たすでしょう」。

タイガー・ウッズが9月のライダーカップにも出られない見込みとなったことに関して、米国選抜チームのポール・エージンガー・キャプテンは次のように話しています。

◇ポール・エージンガー
「私はタイガーを、人として、選手として尊敬し、一ファンとして応援している。タイガーがライダーカップに出られるかどうかを云々言う場合ではなく、タイガーのこれからの健康と幸せ、そして歴史に残る活躍を祈るだけである」。

タイガーと競い合っているPGAツアーの選手は、どう思っているでしょうか?「トラベラーズ選手権」出場予定選手に聞いてみました。

◇ノタ・ビゲイ
「タイガーほど強靭な体の持ち主だと故障していても周りには中々分からないものですが、いずれ休むことになるなら戦ってからと思ったのでしょうね」。

◇ポール・スタンコウスキー
「タイガーは家族と一緒に素晴らしい時間を過ごすでしょう。私も経験済みなのでよくわかります。私は、ツアーを離れた2005年が一番いいシーズンでしたからね。冗談はともかく、タイガーを気の毒に思います。タイガーが痛みを堪えているのは明らかで事実上右足一本で優勝したようなものですが、タイガーに心から同情します。復帰の際は、元気に戻ってきて欲しいですね」。

スコット・マッキャロン
「私は7ヶ月間痛みと戦いながら参戦し、ついにゴルフどころじゃない状態になったのですが、それでもシーズン最後まで戦うつもりでした。思いとどまったのはキャディに“このままでプレー出来るわけないだろう”と言われたからです。ゴルファーは頑固者なので、なんとしても頑張りたいと思うものです。タイガーは、医師を始めみんなにもプレーをとめられたと思いますが、“全米オープン”で勝ちたかった気持ちはよくわかります」。

◇ババ・ワトソン
「タイガーがいない間は、ロッコ・ミディエイトに盛り上げてもらうしかないですね。タイガーの不在は悲しいですが、故障は選手につきものであり、誰もが一度は経験することです。ゴルフ界は寂しくなりますが、元気になって戻ってきてほしいです」。

エリック・アクスリー
「タイガーが通常出る大会で、彼の姿を見られないのは奇妙な感じがするでしょうね。タイガーは大会も持っていますし、誰よりも多くのギャラリーを集めています。タイガー抜きのツアーは相当違ったものになるはずです」。

PGAツアーの選手は、タイガーの左足が疲労骨折していたことも知ったことになりますが、それによって彼らの驚きは一層増し、多くの選手が今回の優勝は全米オープン史上、最も偉大な優勝だといっています。

PGAツアーのティム・フィンチェム・コミッショナーは、ツアーを代表するスーパースターの長期欠場に関して、次のような声明を発表しました。

「タイガーほどの才能と闘争心を持つアスリートにとって、シーズンの終わりまで休みを取ることは、苦しい決断だったに違いない。しかしそれはタイガーにとって必要な決定であり、ツアーとしても十分に理解し、全面的に支持する。再び手術が必要な状態だったことを知り、タイガーが全米オープンであれだけのプレーを見せ、優勝したことがどれだけ素晴らしいことか、さらに感心した。手術や故障に直面する選手、誰についてもそうであるが、ツアーは何よりも、タイガーのコースの内外での健康と幸せを願っている。私達はタイガーの一日も早い回復を祈っている」。

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