【宮里美香インタビュー】 「“心機一転”の宮里美香をお見せできれば」
昨シーズンは念願の米国女子ツアー初勝利を手にした宮里美香が、5年目のシーズンを迎える。シーズンオフにはテーラーメイドと用具使用契約を交わし、クラブセッティングを一新。例年以上に多くの注目を浴びてのシーズンインとなる2013年の抱負、そして新たに掲げる目標への決意を聞いた。
昨年の米ツアー初優勝や同期の活躍により、宮里美香に新たに芽生えた目標とは |
<米ツアー参戦から5年目を迎えて>
「これまで、あっという間のシーズンだったと思います。でも、5年目ということで環境にも慣れてきたし、優勝争いをする機会も増えてきたので、今年はメジャー制覇を目標にシーズンに入ろうと思っています」。
<メジャー制覇に必要なものは>
「足りないものは・・・爆発力だと思いますね。あとはショートゲーム。このオフは5週間ぐらいフロリダにいました。コーチといっしょに練習もトレーニングを続けて、特にショートゲームの練習はやりました。トレーニングは上半身を中心に。筋力は増えたと思いますが、試合でやらないと分からない部分もあるし、そこらへんは私の中で楽しみなところですね。スイングがものすごくコンパクトになってきて、身体がだいぶ強くなってきたとコーチにも言われました。自分でスイングを見ても、“あ、変わったな”と思うところもあります。飛距離がどれくらい伸びたかはまだわからないけど、そこはこれからですね」。
(今年も体勢は変わらず、コーチ陣は3人)
「はい。今年もテクニカル、フィジカル、メンタルとそれぞれコーチングを続けてもらっています。この体勢をスタートしたのは、アメリカツアーに挑戦した2009年からです。この体勢は私の中で、本当にすごく良いと思う。コーチの1人1人がアイディアを出してくれるので、私がしっかりと吸収してやっているだけ。彼らには本当に感謝しているし、気持ちが伝わってくるのでモチベーションにもなっています」。
<今年からクラブを一新して>
「今のところは、良い感じで来られていると思います。特にドライバーがすごく安定していて、良い感触を掴めています。打感が気に入っていることが第一。ドライバーヘッドが白いクラブを使うのは初めてで、これまで大きいヘッドというのは自分の中で距離感があったのですが、大きさを感じさせてくれなかったのが今使っているR1。オレンジとグレーのラインが入っているから大きく見えないのかなあ」。
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