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石川遼

遼、攻めのプレーで窮地を脱するか!?

今シーズンも残り2試合に迫り、賞金ランクトップを走るキム・キョンテとは約3,200万円差。今週の「カシオワールドオープンゴルフトーナメント」で、キョンテにさらに800万円以上の差を開かれた時点で、石川遼の2年連続賞金王への可能性は絶たれてしまう。

例年、スコアの伸ばし合いが演じられる今大会。24日(水)にプロアマ戦をラウンドした石川遼も、「1日、4アンダーは出さないといけないと思う」と、やはりバーディ合戦を予想する。「ドライバーで思い切り飛ばして、どこからでもピンをデッドに狙っていきたい」。今週は、石川がもっとも躍動する姿、アグレッシブに攻めるプレーを楽しむことができそうだ。

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その姿勢は、グリーン上でも変わらない。先週はパットでショートする場面が目立っただけに、「全てのパットで、30センチから1メートルオーバーさせる気持ちを出していきたい」と、今週はショートの撲滅を宣言した。さらに青木功からは、例年のピンポジションの傾向も享受。「僕も例年、カップが切られる位置の話をするけど、その周りの傾斜が分かっていないとダメ。青木さんは、その辺りも頭に入っていると感じた」。その後は青木のアドバイスに倣い、グリーンの傾斜のチェックに努めたという。

「ドライバーとアイアンの調子も良い。特に、アプローチも良くなってきた」と、戦闘態勢は整った。「最終的には、このコースとどれだけ仲良しになれるか。コースが求める攻め方をしていきたい」。コースが、そして石川自身が求める攻めのプレーで、賞金王への望みを来週の最終戦へと繋げることができるか。

2010年 カシオワールドオープンゴルフトーナメント



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