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石川遼

遼、大ギャラリーの声援を力に! 攻守で魅せた!

金曜日の平日ながら、詰めかけたギャラリーは実に5,908人。「アジアパシフィック パナソニックオープン」第一ラウンドの雰囲気は、週末の決勝ラウンドそのものだった。多くのギャラリーに慣れているはずの石川遼も「異様な雰囲気だった」と口にするほど。その中で「1番ホールから力まずにできました」と、序盤から大ギャラリーを沸かせるプレーを見せた。

2番で2.5メートルを沈めてバーディ先行。7番パー4では、2打目をピン手前1.2メートルにピタリとつけるスーパーショットを見せ、早くも3個目のバーディを奪った。その後は「状態に力が入り、ドライバーがブレてしまった」とスコアメイクに苦しむが、最終的に6バーディ、4ボギーの「69」(パー71設定)。首位に2打差の9位タイと、“大会の顔”として上々のスタートを切った。

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6個のバーディに満足の表情を浮かべる一方で、この日は「リカバリーが良かった」と凌いだプレーへの手ごたえを口にする。特に、ショットがブレ出した後半。16番パー4ではティショットを深いラフに打ち込むピンチを迎えるも、7番アイアンのフェースを開いて思い切り振り抜き、高弾道でピン奥5メートルに乗せてきた。「普段なら9番アイアン」という140ヤードの距離を、フェースを開くことでコントロールした見事なリカバリーだった。

17番でも、2.5メートルのパットを辛くも沈めてパーを死守。「明日も今日のようなリカバリーができればいい」と、引き続き明日へのポイントに掲げていた。「優勝するためには、日曜日に最終組でプレーすることが一番大切なこと。今日みたいに6つのバーディが獲れれば、可能性が広がってくると思います」。3日間の短期決戦、明日の展開が大きなカギを握る。

2010年 アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップパナソニックオープン



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