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小田龍一と池田勇太、対照的な師弟関係

2011/09/15 18:51

北海道にある札幌ゴルフ倶楽部輪厚コースで行われている「ANAオープン」初日、ディフェンディングチャンピオンの池田勇太が、通算4アンダーでホールアウトしたものの、上がり2ホールの内容に怒りを抑えられずに会見場の空気をピリッと引き締めたあと、続いて現れた単独首位の小田龍一の平身低頭ぶりに、記者たちはほっと胸をなで下ろした。

そんな対照的な2人で年齢も小田の方が上なのだが、去年の全英オープンを機に、現在は小田が池田に教えを乞う事実上の師弟関係を結んでいる。「一緒にいて、気持ちが強くなるんです」と小田は言う。「僕はマイナス思考なんで、『練習場では飛ぶのに、試合では飛ばねぇなぁ』って怒られるんです」と苦笑い。他にもリズムやクラブの使い方など、勉強になることが多いと“先生”との練習ラウンドで、多くのことを吸収している。

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今季は2戦目以降に4連続予選落ちを喫するなど不調に苦しんでいたが、「結果だけ見て、リズムが速くなっていました」と、小さくまとまろうとしていたスイングに気がついた。「テークバックをゆっくり大きく回すようにして、高い球を打つ練習をしました」と、怖さに負けず振り切ることで、ようやく復調の兆しが見えてきたという。

そんな技術・精神両面での先生に「初日ですけど一打でも勝ったので」とうれしそうな表情を見せた小田だが、週末に向けては微妙な心境を打ち明ける。「早く上位で一緒に回りたいです・・・。いや、本当は回りたくないかな。気を遣って自分のゴルフができそうにないので(苦笑)」。とはいえ、明日に向けては「気持ちだけは強く行きたい」と、最後まで乙女のように揺れ動く心境が小田らしかった。(北海道北広島市/今岡涼太)

今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka

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2011年 ANAオープンゴルフトーナメント



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