2018/10/27ツアーギアトレンド

小田孔明はアイアンにキレ 最新モデルを絶賛

国内男子◇マイナビABC選手権 2日目(26日)◇ABCゴルフ倶楽部(兵庫県)◇7217yd(パー72) 2日目を7位から出た小田孔明が6バーディ、3ボギーで「69」をマーク。通算6アンダーの6位タイに順位を上げ、首位と5打差で決勝ラウンドへ折り返した。 夏場から調子を落としていたが、10月に入り復調の傾向にある。「アイアンがいい。久しぶりにアンダー、アンダーと来ているし、ゴルフが良くなってきている」と好調の要因を挙げ、9月下旬「トップ杯東海クラシック」から使用する11月16日発売予定の「本間ゴルフ ツアーワールド TW747 Vx アイアン」の性能を絶賛した。 「打感が柔らかくて(ヘッドの)...
2019/05/13ツアーギアトレンド

「フラッシュサブゼロ」ツアープロは4種のヘッドからチョイス

キャロウェイゴルフは今年打ち出した新シリーズ、エピックフラッシュのドライバーを拡充する。「エピック フラッシュ ドライバー」、「エピック フラッシュ スター ドライバー」、さらにツアーモデルともいうべき低重心タイプの「エピック フラッシュ サブゼロ ドライバー」を2月にリリース。この“サブゼロ”モデルについて、5月にさらに「ダブルダイヤモンド」、「トリプルダイヤモンド」を追加発売する。 実はプロツアーの現場では、サブゼロを使う選手たちはそれぞれ微妙に特徴が違う以下の4種類のヘッドから好みに合うものを選んでいる。 ・ネック部分に印がない“ノーマル”のサブゼロ(通称A) ・◆と刻印されたシングル...
2019/05/22ツアーギアトレンド

「ツアーB JGR」最新ドライバーがツアーでお披露目

ブリヂストンスポーツが今秋に発売予定の最新モデル『ツアーB JGR』シリーズのプロトタイプドライバーが22日、男女ツアーで披露された。最適なスピン量と飛距離アップをうたい、2015年に初登場した『JGR』の3代目となる。 開幕前日の男子ツアー「関西オープン」では、前週日曜日からテストを重ねる契約プロの片岡大育が「コレで行きます!」と今週の投入を宣言した。「捕まりすぎない設定になっているので、僕にはすごく構えやすいしコントロールがしやすい。“ほどよく捕まる”感じが、すごく僕に合っている」と、今季は使用を続けていた2代目(2017年モデル)からの切り替えを決めた。 女子ツアー「中京テレビ・ブリヂ...
2019/01/10ツアーギアトレンド

新パターの着想はポルシェから スコッティ・キャメロン氏を直撃

スコッティキャメロンのプロトタイプパターが米ツアー「ソニーオープンinハワイ」の会場でお目見えした。黒いヘッドに黄色いラインが引かれた大型マレットで、2モデルある。六角形に近い「T-8.5」と、シルバーの“羽”がついた「T-12」について、来場していた製作者のスコッティ・キャメロン氏が語った。 「機能性にデザイン性を融合させた」という自信作は、これまでインサート部分に用いていたアルミニウムを黒いメインボディ部分に使用した。ソールの両サイドにあるシルバー部の素材はステンレス。「左右に周辺重量を広げて安定感を持たせました。従来通り可変ウェートも採用し、各選手の好みに合わせられます」と話した。 アド...
2019/01/08ツアーギアトレンド

シャウフェレ逆転V 1Wは発表間近のキャロウェイ最新モデル

◇米国男子◇セントリートーナメントofチャンピオンズ 最終日(6日)◇プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)◇7518yd(パー73) 5打差の4位から出たザンダー・シャウフェレが2イーグル8バーディ、1ボギー、コースレコードタイの「62」で回り、通算23アンダーで逆転優勝した。今大会では、用具契約を結ぶキャロウェイゴルフの最新1Wを投入。2019年最初の大会で、早くも結果に結び付けた。 シャウフェレが使用する1Wは、日本未発表の「エピック フラッシュ サブゼロ」。日本では性能の詳細が明らかにされていないが、ソールには緑と黄色のデザインが施されている。最終日の平均飛距離は312.8yd...
2019/01/06ツアーギアトレンド

ぶっ飛びルーキー C.チャンプのこだわりは“4分の1インチ”

2018―19年シーズンの幕開けとともに絶大な注目を集めるプレーヤーがいる。23歳のキャメロン・チャンプは昨年秋に下部ウェブドットコムツアーから昇格。ルーキーとして臨んだ昨年10月末の「サンダーソンファームズ選手権」でいきなり初優勝を遂げ、今週ハワイでの「セントリートーナメントofチャンピオンズ」に乗り込んできた。 最大の魅力は、その驚異的な飛距離性能。今季のドライビングディスタンスはここまで平均328.2ydでトップを走る。身長183㎝と決して大柄ではないが、抜群のパワーから1Wのヘッドが3カ月に1回のペースで破損し、交換せざるを得ないというのも事実だ。 チャンプはピンゴルフと用具契約を結ん...
2019/01/30ツアーギアトレンド

スリクソンの王道マッスルバック 「Z-フォージド アイアン」発見

住友ゴム工業が展開するダンロップの“正統派”アイアンがツアー会場で披露された。マッスルバック形状の「スリクソン Z-フォージド アイアン」は米国では2月、日本では3月16日に発売を予定している。 PGAツアーを舞台にする同社契約プロ数人が実戦で投入した。2016年にリリースされた「スリクソン Z965 アイアン」の後継機種にあたり、その造形美にまず目をひかれる。 軟鉄鍛造の王道モデルはヘッドの大きさ、グースの少なさは前作同様、いわゆる中上級者向き。三角形に近いフェース面の見た目が、ゴルファーにシャープな印象を与える。V字型に削られたソール(TOUR V.T. SOLE)はラフなどからでもヘッド...
2018/12/06ツアーギアトレンド

海外限定モデル? 藤倉ゴム工業「VENTUS」は青・赤・黒の三色展開

米国PGAツアーの2018―19年シーズン序盤戦で、藤倉ゴム工業の新製品シャフトを発見した。10月の開幕戦「セーフウェイオープン」でお披露目されたのは、「VENTUS(ヴェンタス)」というニューモデルだ。 同社のツアー担当パット・マッコイ氏によると、このシャフトの最大の特徴は、手元と先端でトルクが異なり、慣性モーメント(MOI)が高くなったところ。手元がハイトルク(ねじれが大きい=軟らかい)、先がロートルク(ねじれが小さい=硬い)になっている。打感を柔らかくするのと同時に、打球の安定感を高めることに成功したという。 11月の「シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン」の会場では、青い...
2018/05/30ツアーギアトレンド

PGAツアーで再注目? 三浦技研のアイアン

日本発の老舗ブランドである三浦技研のクラブが最近、PGAツアーの会場で再見されている。今季のルーキー、アブラム・アンセル(メキシコ)は、同社のアイアンを使うそのひとり。来季のフルシード獲得を目指してプレーしている。 2013年にプロ転向してからはナイキゴルフのアイアンを握っていたが、16年夏の同社のクラブ、ボール製造事業からの撤退を受け、別メーカーのモデルをテスト。「ジュニアの頃からミウラの評判を聞いていて、実際に打ったこともあった」とのことで、現在の自宅(テキサス州サンアントニオ)近くにある馴染みのゴルフショップを通じ、ミウラの米国支社に連絡。製品を手にすると、「ヘッドをほとんど削ることもな...
2018/06/06ツアーギアトレンド

番手はパパの名前 ダフナーが変なアイアン使ってる

ジェイソン・ダフナーといえば、ある意味でPGAツアーの名物プロのひとり。「全米プロ」を制したメジャーチャンピオンでありながら、のほほんとした風貌と口ぶりから、その立ち振る舞いがいつも話題になる。足をポーンと投げ出して座る“ダフナリング”をはじめ、周りからイジられまくっても、本人はいたって無関心。そんなツアープロ屈指の実写版“ゆるキャラ”が最近、なんだか珍しいクラブを持っているんだ。 ダフナーは昨年末、タイトリストとの契約が終了。今年1月からフリーになり、アイアンはミズノなど、複数メーカーのモデルを握っていた。それが5月、「ザ・プレーヤーズ選手権」から使い始めたのが、写真にある見た目はノーネーム...
2019/05/29ツアーギアトレンド

三菱ケミカルの新作シャフト「ディアマナ ZF」を発見

◇国内男子◇~全英への道~ミズノオープン 事前情報(29日)◇ザ・ロイヤル ゴルフクラブ(茨城県)◇8016yd(パー72) 今週日米同時にプロモーションを開始した三菱ケミカルの新作シャフト「ディアマナ ZF」を、国内男子ツアー「ミズノオープン」の会場で発見した。 同社のツアー担当者によると、最大の特徴は「手元と先を硬くし、真ん中を軟らかくすることで、走る感じを出している」ことだ。ともに先代モデルで、手元側が硬いディアマナ BFと、先端が硬くミート率を高めるディアマナ DFの特徴をあわせることで「飛距離の要素も出せた」と話した。 竹谷佳孝が開幕戦から同モデルのプロトタイプを使用。関係者によれば...
2018/12/28ツアーギアトレンド

年間勝利数が最も多かったシャフトは?/国内女子

2018年の国内女子ツアーで、最も勝利をもぎ取った1Wシャフトは何だったのか? 1位は15勝をあげた藤倉ゴム工業。「スピーダー エボリューション 4」を使って8月「北海道meijiカップ」を制した福田真未は、「昨年から使っていますが、タイミングがとりやすい。スイングにしっかりとついてきてくれて信頼できる」と絶賛した。昨季4勝の申ジエ、3勝の黄アルム(ともに韓国)も同社シャフトを愛用する。 2位は三菱ケミカルの8勝。20歳の大里桃子は「クロカゲ XT」で8月「CATレディース」を制し、ツアー初優勝を飾った。「高1の頃から三菱を使っていますが、曲がり幅が狭くなった。私はあまりしならない方が好き」と...
2018/12/27ツアーギアトレンド

年間勝利数が最も多かったドライバーは?/国内女子

2018年の国内女子ツアー38試合で、最も勝利をもぎ取ったドライバーは何だったのか? 1位は10勝をあげたキャロウェイ。契約フリーで4年ぶりに賞金女王に輝いたアン・ソンジュ(韓国)は5勝のうち、「キャロウェイ ローグ サブゼロ ドライバー」で3勝をマークした。5月「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」で初優勝をあげたペ・ヒギョン(韓国)も同モデルを使用し、「ローグにして10yd伸びました。ミスが少なくなった」と振り返った。 2位は前年の3勝から8勝と大きく勝利数を伸ばしたピン。賞金ランキング3位の鈴木愛は「ピン G400 LSテック ドライバー」で4勝を重ね、「弾道が強く風にも強い。ミス...
2018/12/26ツアーギアトレンド

年間勝利数が最も多かったシャフトは?/国内男子

2018年国内男子ツアーで最も勝利をもぎ取ったシャフトは何だったのか? 第1位が6勝を記録した三菱ケミカルと藤倉ゴム工業。「三菱ケミカル クロカゲ XD」を使用して、8月「KBCオーガスタ」で初優勝をあげた出水田大二郎は「あまり癖がなくて振りやすい。他のメーカーに比べて飛距離が5ydぐらい飛んでいる」と使用感を明かした。 秋吉翔太は試打を重ねて「藤倉ゴム工業 スピーダー エボリューション 2」を選択。初勝利を含む2勝をあげ「藤倉さんを使って2年目。フィーリングがよくて、自分のスイングにあっている」と振り返った。 3位は5勝をあげたグラファイトデザインとUSTマミヤ。グラファイトデザインは前年の...
2018/12/26ツアーギアトレンド

夢のクラブ? “元ナイキ”の職人が立ちあげた新ブランドとは

ナイキゴルフがクラブ、ボール、キャディバッグの製造事業から撤退したのが2016年8月。それから半年後の17年2月、かつて同社でクラフトマンとして働いていたマイク・テーラーとジョン・ハートフォードのふたりは、ナイキのテストセンター兼工房だった通称”オーブン”の施設をほぼそのまま引き継ぎ、新会社を設立した。 その名は「アーティザンゴルフ(ARTISAN GOLF)」。今年4月の「マスターズ」でパトリック・リードが優勝した際に使っていたウェッジを作った。それが世界に伝わってからというもの、テーラー氏の携帯電話はひっきりなしに鳴ったという。 テーラー氏は87年、地元のテキサス州フォートワースにあったベ...
2018/11/01ツアーギアトレンド

FWキープ率新記録なるか 稲森佑貴がティグラウンドで考えること

◇国内男子◇HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 事前情報◇PGMゴルフリゾート沖縄 (沖縄)◇7005yd(パー71) 賞金ランキング2位の稲森佑貴は初出場した世界ゴルフ選手権シリーズ「WGC HSBCチャンピオンズ」を73位で終え、沖縄入り。今季の国内ツアーが残り5戦となる中、約4000万円差の賞金トップに立つ今平周吾と同組で、初日のティオフを迎える。 稲森は10月の「日本オープン」を制し、ツアー初勝利をメジャータイトルで飾った。最終日はパー3を除く14ホールのティショットが一度もラフにつかまることなく、逃げ切った。2015年から日本ツアーのフェアウェイキープ率部門で3年連続トップ...
2018/05/16ツアーギアトレンド

上原彩子の“カルくて、シブい”1Wシャフト

米女子ツアーを主戦場にする上原彩子は、昨シーズンの途中から1W(現在はピン G400 LSテック ドライバー)のシャフトに、藤倉ゴム工業の「プラチナム スピーダー」を装着している。ツアーの会場ではあまり目にすることのないモデルで、硬さはSフレックス、重量は40g台という珍しいスペックだ。 以前まで上原は同社の「スピーダー エボリューションII」を使用。60g前後の重量感のある“弾き系”を使っていたが、昨夏のツアー会場で、この軽量シャフトをテストして好感触を得た。「打ってみると軽くて、しかもシャフトが軟らかく感じたのでスイングしやすく、ショットの正確性も向上した。飛距離も5ydくらい伸びたので使...
2018/05/20ツアーギアトレンド

スコットが再び長尺に アンカリング規制対策は小さめヘッド

アダム・スコット(オーストラリア)はいま、パター選びに苦労を重ねている。かつて長尺パターを使用して2013年に「マスターズ」を制覇。16年にアンカリング禁止のルールが施行された後は、主に通常の長さのパターを握っていたが、今年5月「ウェルズファーゴ選手権」からは再び長尺を握っている。 スコットは16年の春先に「ザ・ホンダクラシック」、「WGCキャデラック選手権」で連勝し世界ランキング1位にも上り詰めた。当時は通常のパターで上昇気流に乗ったものの、昨季(2016-17年シーズン)はゼロ勝。「昨年11月にロングパターに戻したんだけど、その後にまた短いパターに戻した。でも調子が日替わりで安定しない。抜...
2019/07/23ツアーギアトレンド

市原弘大は発売前の「ATTAS」最新シャフト投入へ

◇世界選手権シリーズ◇WGCフェデックス セントジュード招待 事前(22日)◇TPCサウスウィンド(テネシー州)◇7237yd(パー70) 昨年11月の国内ツアー「ダンロップフェニックス」優勝により出場権を得た市原弘大が、世界ゴルフ選手権(WGC)の大舞台で最新シャフトの投入に前向きだ。 『ATTAS(アッタス)11』と刻まれたロゴが示す通り、USTマミヤの人気シリーズ11代目となるモデル。発表前ということで詳細な特徴は伏せられているが、担当者によれば『ATTAS JACK(アッタス ジャック)』の呼び名で9月に発売予定だという。 日本では7月上旬から男女ツアーでテストが始まり、10代目『Th...
2018/06/26ツアーギアトレンド

2年前に撤退したけど…ナイキゴルフのバンはまだツアーに

2016年夏、ゴルフ業界の大きな話題となったナイキゴルフの撤退。同社はクラブ、ボール、キャディバッグの製造をやめ、ゴルフアパレル事業に特化した。タイガー・ウッズ、ロリー・マキロイ(北アイルランド)をはじめ、契約選手に多くのトッププロを抱えていただけに、ツアーへの影響は大きかった。 ところが、PGAツアーの会場にはいまもクラブを調整するナイキの大型車両(ツアーバン)が常駐している。規約では、選手が使用していない用具メーカーのツアーバンの乗り入れは許可しておらず、メーカー担当者にも入場パスを発行しないという。つまり裏を返せば、撤退から2年経った今も、同社の製品を使うプロが存在しているわけだ。 今月...