2003/07/21全英オープン

シンデレラボーイ現る!B.カーティスがビッグタイトルを掴んだ!!

第132回「全英オープン」が、イングランドの南西部に位置するロイヤル・セントジョージスで開催された。今年3度目のメジャートーナメントで、4大会ぶりのメジャータイトルを狙うタイガー・ウッズが、昨年の雪辱を果たすべく優勝争いを演じた。最終日を首位に2打差の1オーバーでスタートし、7番ホールで3つ目のバーディを奪い2アンダーの首位に並んだ。しかし、後半スコアを崩し2ストローク及ばず優勝を逃してしまった。 優勝したのは全英初出場のベン・カーティスだった。2000年にプロ入りしたアメリカ出身26歳で、昨年のQスクールで今シーズンのPGAツアー出場資格を掴んだルーキー。これまでの最高順位は2週間前に行われ...
2003/07/20全英オープン

イーグル続出!ついにタイガーが優勝争いに加わった!!

予選2ラウンドを終了してアンダーパーがたった1人となった今年の全英オープン。3日目は風も穏やかになり、スコアを伸ばす選手も多数現れた。パー5のホールでスコアを伸ばすのがこのコースを攻略する方法になるが、大本命のタイガー・ウッズが、前半に2つのイーグルを奪い優勝争いに絡んできた。 4番パー5で今大会初のイーグルを奪ったタイガーは、7番のパー5では2打目をガードバンカーに入れてしまった。そして、左足下がりの難しいライから放った第3打がカップに吸い込まれるチップインイーグル。この時点で1アンダーのトーマス・ビヨーンを捕え首位タイに並んだ。さらに9番では長いバーディパットを沈め2アンダー。 このままタ...
2003/07/19全英オープン

唯一アンダーパーのD.ラブIIIが単独首位!日本勢は・・・

イングランドのロイヤル・セントジョージスで開催されている全英オープン2日目。初日ほどの強風は吹かなかったが、各選手スコアを伸ばせず我慢のラウンドを強いられた。そしてアンダーパーを維持する選手は、ついに1人になってしまった。デービス・ラブIIIが2位に2打差をつける1アンダーで単独首位に立っている。 スタートの1番から6番ホールまでパープレーを続けたラブは、7番、9番ホールでバーディを奪い4アンダーまで伸ばした。その後12、13番で連続ボギーを叩きリズムを崩したラブは、14番でもティショットを右に曲げてしまった。ところが、ラブ自身も「運が良かった」というように、ラフに落下しOB方向にバウンドした...
2003/07/18全英オープン

10年前の再来!? G.ノーマンが2位スタート!!タイガー、そして日本勢は波乱の幕開けとなった

第132回「全英オープン」が、イングランドの南東部ロイヤル・セントジョージスで開幕した。このコースで開催されるのは、1993年大会以来10年ぶりとなる。初日は朝のうち雨が降っていたが、午前中には収まり午後になると今度は風が強くなってきた。そして、風の影響なのか、コースが難しいからなのか進行が遅れ、2組がホールアウトできず日没サスペンデッドになった。 初日アンダーパーをマークしたのは5人だけ。首位に立ったのは、6時30分のトップでスタートした南アフリカのヘンニー・オットーだった。7番から13番ホールまでの中盤に、5つのバーディを奪ったオットーが、3アンダーでホールアウト。この時点では、その後スタ...
2003/07/15全英オープン

調子を上げたE.エルスがタイガーを抑え連覇を狙う!!

第132回 全英オープンが、7月17日(木)から20日(日)までの4日間、イングランドのロイヤル・セントジョージスで開催される。昨年の全英は、南アフリカのアーニー・エルスが、4人のプレーオフを制し、初のクラレットジャグ(優勝トロフィー)を勝ち取った。日本の丸山茂樹は、1打足りずプレーオフ進出を逃してしまった。 このコースで開催されるのは1993年以来10年ぶり。10年前の大会では、オーストラリアのグレッグ・ノーマンが、通算13アンダー267という全英オープン最少ストローク記録で優勝している。今年の大会もアンダーパー続出のバーディ合戦が繰り広げられるのか楽しみだ。 注目は今シーズンメジャー無冠の...
2003/07/14欧州男子

全英連覇に死角なし! E.エルスが貫禄の完全優勝!!

2003年欧州ツアー第26戦『The Barclaysスコットランドオープン』が、スコットランドのグラスゴーにあるロックロモンドで開催された。次週に「全英オープン」が開催されるため、選手たちは最終調整を兼ねてこの大会に挑んだ。 全英を見据えた調整に入っていた南アフリカのアーニー・エルスが、通算17アンダーをマークしてシーズン3勝目。初日から首位を守りつづける完全優勝で奪った。初日に2位に2打差をつける7アンダーをマークしたエルスは、その後も順調にスコアを伸ばした。 最終日を迎えた時には2位に5打差をつけていた。最終日のラウンドは、2番ホールでボギーが先行してしまったが、その後5つのバーディを奪...
2003/07/13欧州男子

E.エルス3日目も首位! D.クラークが2位に浮上!!

全英オープンの前哨戦『The Barclaysスコットランドオープン』が、スコットランドのグラスゴーのロックロモンドで開催されている。次週行われる「全英オープン」に出場する選手は最終調整を兼ねて出場しているが、最高の仕上がり具合を見せ付けているのは、全英連覇を狙う南アフリカのアーニー・エルスだ。 初日に7アンダーをマークして単独首位に立ったエルスは、2日目以降6バーディ、1ボギーで5ストロークずつスコアを伸ばしている。通算15アンダーで2位に5打差をつけ、今シーズンの欧州ツアー3勝目にまた一歩近づいた。 エルスの逃げ切りを阻もうとスコアを伸ばしてきたのは、いずれも欧州ツアーを代表する選手ばかり...
2003/07/11欧州男子

E.エルスが7アンダー首位発進!!

2003年欧州ツアー第26戦『The Barclaysスコットランドオープン』が、スコットランドのグラスゴーにあるロックロモンドで開幕した。次週開催される「全英オープン」連覇に向けて最終調整に入った南アフリカのアーニー・エルスが、7アンダーをマークして暫定ながら単独首位に立った。初日は雨のため進行が遅れ、サスペンデッドになっている。 今シーズン開幕当初は向かうところ敵なしといった強さを誇ったエルスだが、その後手首を痛めるなど調子を崩した。マスターズ、全米オープンとエルスらしさが見られなかったが、この日のラウンドは完璧。ショットの正確性が戻りパーオンできなかったのは1ホールだけ。もちろんノーボギ...
2003/07/08欧州男子

全英出場を控えた名選手がスコットランドに集結!

2003年欧州ツアー第26戦『The Barclaysスコットランドオープン』が7月10日(木)から7月13日(日)までの4日間、スコットランドのグラスゴーにあるロックロモンドで開催される。 いよいよメジャー第3戦となる全英オープンを翌週に控え、世界各地から各選手がヨーロッパに乗り込んでくる。アメリカからはフィル・ミケルソン、フレッド・カプルス、ジョン・デーリーら、いずれも全英出場組が最終調整を兼ねて腕試し。また欧州ツアー常駐組ではトーマス・ビヨーン、ジャスティン・ローズら有力選手も出場で盛り上がりを見せそうだ。 日本ツアーと同様に、欧州ツアーでも全英オープンの予選会が行われているが、今大会が...
2003/07/07欧州男子

最終ホールで執念を見せたプライスが勝利!

アイルランド、ダブリンにあるザKクラブで開催されている、欧州ツアー『スマーフィット・ヨーロピアンオープン』最終日。ウェールズのフィリップ・プライスが、首位タイで迎えた最終ホールでバーディを奪い、1打差で優勝した。 3日目を終えて首位に立ったプライスは、前半途中でダレン・クラークに追いつかれる場面もあったが、順調にスコアを伸ばし12番ホールまでには2位に3打差をつけ楽勝ムードが漂った。ところがその後、足踏みが続いたプライスに対し、下位がジリジリと追い上げ17番ホールではプライスが3パットでボギーを叩き、単独首位から首位タイに陥落。 しかし迎えた最終18番パー5では2打目でグリーンエッジを捉え、そ...
2003/07/06欧州男子

P.プライスが14アンダーで3歩リード!

アイルランド、ダブリンにあるザKクラブで開催されている、欧州ツアー『スマーフィット・ヨーロピアンオープン』は3日目、決勝ラウンド初日を迎えた。2日目に首位に立ったウェールズのフィリップ・プライスを除いて、大混戦となっている。 9アンダーの単独首位でスタートしたプライスは、前半からバーでディを積み重ねた。7バーディ、2ボギー。5アストローク伸ばし14アンダーまで伸ばし2位以下を引き離した。プライスは2001年のポルトガルオープンで優勝するなど、賞金ランキングでも上位に入りライダーカップのメンバー選ばれた。 今シーズンのプライスは11試合に出場し、予選落ちが3回。ここ2週間連続で予選落ちになってい...
2003/07/05欧州男子

グーセン後退、D.クラークが首位に浮上した!

アイルランド、ダブリンにあるザKクラブで開催されている、欧州ツアー第25戦『スマーフィット・ヨーロピアンオープン』2日目。 初日3人が6アンダー首位で並んだが、その中から南アフリカのレティーフ・グーセンが脱落してしまった。2バーディ、2ボギーに加え、7番パー4でダブルボギーを叩き通算4アンダー13位まで後退した。 代わって首位に浮上したのは、北アイルランドのダレン・クラーク。5バーディ、1ボギーの68でラウンドし通算9アンダーまで伸ばしている。17番ホールは2日連続となるボギーを叩いたが、18番はきっちりとバーディを奪っている。 同じく首位タイには3ストローク伸ばしたウェールズのフィリップ・...
2003/07/04欧州男子

全英に向け、R.グーセンが6アンダー首位スタート!!

2003年欧州ツアー第25戦『スマーフィット・ヨーロピアンオープン』が、アイルランド、ダブリンにあるザKクラブで開幕した。2週間後に全英オープンを控え、南アフリカのレティーフ・グーセンなど米ツアーに出場している選手も、最終調整のため欧州ツアーに戻ってきた。 そのグーセンが初日から好スコアをマークした。7バーディ、1ボギーの6アンダーで首位に立った。2001年の全米オープンを制覇し、その後は欧州と米国の両ツアーに出場を続けるグーセンだが、今シーズンは米ツアーの割合が多い。欧州ツアーはこれが6試合目。5月の「ボルボPGA選手権」以来となる。 グーセンと同じく首位に立っているのは、スコットランドのア...
2003/07/01欧州男子

ヨーロッパツアーの強豪選手が集結

2003年欧州ツアー第25戦『スマーフィット・ヨーロピアンオープン』が7月3日(木)から7月6日(日)までの4日間、アイルランド、ダブリンにあるザKクラブで開催される。 昨年はニュージーランドのM.キャンベルが最終日を2位に1打差の首位でスタート。順調にスコアを伸ばしていったが、15番からまさかの4連続ボギー。結果的にB.ドレッジ、R.グーセン、P.ローリー、P.ハリントンの4人に1打差まで迫られたが、なんとか逃げ切りツアー5勝目を挙げた。 今年もディフェンディングチャンピオンのM.キャンベルを始め、昨年優勝を争ったR.グーセン、P.ローリーなどの欧州ツアーを代表する選手が数多く出場。賞金ラン...
2003/06/30欧州男子

40歳での初優勝!! P.ゴールディングが逃げ切った!

2003年欧州ツアー第24戦『フランスオープン』(Open de France)が6月26日(木)から6月29日(日)までの4日間、フランスのパリにあるLe Golf Nationalで開催された。 初日に6アンダーで首位タイにつけた40歳のフィリップ・ゴールディングが、3日目に首位に再浮上すると、最終日も3ストローク伸ばし15アンダーで優勝を飾った。最終組でラウンドしたゴールディングは、最終18番ホールをデビッド・ハウエルと同じ14アンダーで迎えた。 パーならプレーオフ、バーディ以上でツアー初優勝というプレシャーのかかる場面だった。しかしゴールディングはそれまでの3日間、この18番パー5で必...
2003/06/24欧州男子

欧州ツアー屈指の歴史ある大会

2003年欧州ツアー第24戦『フランスオープン』(Open de France)が6月26日(木)から6月29日(日)までの4日間、フランスのパリにあるLe Golf Nationalで開催される。 1906年に始まったフランスのナショナルオープンで、欧州ツアーでも歴史ある大会の1つ。過去の優勝者にはJ.H.テイラーやジェームズ・ブレード、ウォルター・ヘーゲンなど伝説の選手も名を連ね、後にもバイロン・ネルソン、グレッグ・ノーマン、セベ・バレステロス、ニック・ファルド、レティーフ・グーセンなどがその歴史に名を刻んできた。 昨年はイギリスのマルコム・マッケンジーが、最終ホールで池に囲まれたアイラン...
2003/06/23欧州男子

デンマークのS.ケルドセンが逃げ切って初優勝!!

2003年欧州ツアー第23戦『The Diageo(ディアジオ) 選手権 at グレンイーグルス』が6月19日(木)から6月22日(日)までの4日間、スコットランドのパースシャーにあるザ・グレンイーグルズホテルで開催された。 初日から強風が選手たちを苦しめ、アンダーパーでラウンドする選手は僅かだった。悪コンディションの中、2日目に首位に立ったのが、デンマーク出身28歳のソレン・ケルドセンだった。 ツアー未勝利のケルドセンだが、3日目にもスコアを伸ばし2位に5ストロークのリードを奪った。そして最終日は序盤ボギーが上回り、追いかける選手との差が詰まったが、終盤は落ち着きを取り戻し2つのバーディを奪...
2003/06/22欧州男子

A.スコットが再び上位に浮上!連覇なるか!?

スコットランドのパースシャーにあるザ・グレンイーグルズホテルで開催されている、欧州ツアー第23戦『The Diageo(ディアジオ) 選手権 at グレンイーグルス』。4アンダー単独首位でスタートしたソレン・ケルドセンが5ストローク伸ばし首位をキープしている。 スタートから3連続バーディを奪ったケルドセンは、その後もバーディを積み重ね2桁の10アンダーまで伸ばした。ところが後半に入るとショットが左右にブレ、12、15、17番でボギーを叩いてしまった。しかし、これまでの貯金がモノをいい2位には5打差つけている。 ケルドセンを追うのは地元スコットランドのオラテア・フォーサイスとポール・ブロードハー...
2003/06/20欧州男子

連覇を狙いA.スコットがイーブンパーの7位スタート!

2003年欧州ツアー第23戦『The Diageo(ディアジオ) 選手権 at グレンイーグルス』が、スコットランドのパースシャーにあるザ・グレンイーグルズホテルで開幕した。初日は強烈な横風にピンフラッグも悲鳴を上げる状態で、選手たちはスコアを伸ばすことは出来なかった。出場全選手がボギーを叩き、アンダーパーでラウンドしたのは6人だけだった。 首位に立ったのは、スコットランドのアラステア・フォーサイスとマーク・ウォーレン。さらに、オーストラリアのブラッド・ケネディの3人が、強風の中でも2アンダーをマークした。地元スコットランド勢が今週は試合をリードしそうだ。 スコットランドといえば、忘れてはいけ...
2003/06/17欧州男子

先週とは違いベテラン勢も参戦!若手はどう立ち向かうか注目!

2003年欧州ツアー第23戦『The Diageo(ディアジオ) 選手権 at グレンイーグルス』が6月19日(木)から6月22日(日)までの4日間、スコットランドのパースシャーにあるザ・グレンイーグルズホテルで開催される。 1999年にスコットランドPGA選手権として始まり、昨年よりDiageo(ディアジオ)がスポンサーとなり本大会名となった。 昨年は、次代を担うオーストラリア期待の若手アダム・スコット(22歳)が、カタールマスターズに続きシーズン2勝目を挙げた。カタールでは6打差で勝利したが、ここでは10打差という記録破りな勝ち方でその名をとどろかせた。 アダム・スコット 「どんな試合でも...