2000/10/29国内女子

ついに快挙。16年目の雪辱!

ようやく、ようやく日本チームがやった。ちょっと不利な形で始まった個人戦の最終日。次々と日本選手が相手を下した。今日はなんと8勝3敗1分け。トータルでは13勝10敗1分け。勝ちチーム賞金4万500ドルを各選手が獲得した。15年負け続けたあとの、ようやくの勝利の味だ。 安井純子、中野晶、藤野オリエ、福嶋晃子、小林浩美・・と選手がラウンドを終えるたびに日本の獲得ポイントが増えていった。肥後かおりの僅差敗退、藤井かすみは強豪ソレンスタムともつれあった末の分け。このあたりではちょっと雰囲気が微妙になってきたが、しかし高村亜紀、具玉姫と連続してポイントを上げこの時点で3点リード。2組残して勝ちが決定した...
2000/10/28国内女子

日本健闘。明日に望みはつながった

今年もジリジリ敗退かと思われた日本チームだが2日目は大健闘。3勝3敗といい勝負を演じてトータル7対5。明日最終日の出来いかんではまだ逆転の目も十分ある。 不動裕理・曽秀鳳のペアはこれで2連勝だ。「曽さんのおかげ。組めてよかった。助かりました」と不動。「私は不動サンのおかげと思ってます」と曽。美しき譲り合い。曽秀鳳によると「不動サンのショットが安定しているからパーは必ず取れるという安心感がある」という。午前中は膠着状態だったが、後半は曽が4つバーディを決めて貢献した。 中野晶・具玉姫組は出だしから6ホール連続してバーディを決めた。具は7バーディと貢献し、トータルスコアは63と圧勝。 「今日...
2000/10/27国内女子

初日は2勝4敗。うーん・・

歴史ある日米対抗戦。去年までのニチレイインターナショナルが今年は名称も一新し、シスコワールドレディースチャレンジとなった。15連敗中の日本としてはなんかと一矢を報いたいところだが、必勝を期した福嶋晃子・安井純子の先鋒組が敗退。不動裕理・曽秀鳳組がかろうじて勝ちを上げ、米山みどり・高村亜紀組が圧勝。他はちょっと冴えない戦いになってしまった。 これで2勝4敗。明日次第ではまだまだ巻き返し可能な数字ではあるのだが・・。明日2日目は安井/藤野vsカー/アイバーソン、 肥後/小林vsケーン/朴セリ、 福嶋/藤井vsグスタフソン/A.ソレンスタム、 中野/具玉姫vsコーク/N.スクラントン、 不動/曽秀...
2000/10/22国内女子

高又順、3年ぶりツアー勝利

伏兵・ト阿玉が伸ばした。武田久子も後半は追い込んだ。しかし韓国の高又順は着実にバーディを重ね、上がり2ホールでもダメ押しの連続バーディ。上がってみれば2位に4打差をつける堂々の逃げきり勝利。97年那須小川レディス以来、3年半ぶりのツアー優勝を飾った。 「優勝したいと夢にまで見ていました。ホント、嬉しい」と高又順。余裕をもって18番のグリーンに上がったときは涙がこみ上げて来た。「でもなんとかガマンしました」 18番のバーディパットも、本当は入れる気がなかったのだという。「カップの近くに置いてウィニングパットを残しておこうと思ったのに入ってしまった」 前半、ノーボギーのプレーだった。スコアボ...
2000/10/21国内女子

首位入れ代わって武田久子、高又順

北風は少し強めだったが好天。初日の首位・大金寿子はスコアを伸ばすことができず4位タイへ後退した。上位定番の中野晶もまた8位タイへ沈んだ。代わって浮上して来たのは武田久子、高又順。もしや・・と期待された不動裕理も終盤ボギー連続で優勝争いから脱落。最終日もかなりの混戦、誰が逆転してもおかしくないような雰囲気だ。 武田久子は前半2バーディ。後半に入ってからは3バーディ、2ボギー。「最悪です。12番、17番、昨日もボギーなんです、このコンディションの中で・・。明日、頑張ります。一に頑張る、二に頑張る。というか、一生懸命やるだけですね。それしかないです」 高又順は6バーディ、3ボギーと、荒れはしたも...
2000/10/20国内女子

大金、中野がトーナメントをリード

曇り空の中行われた長崎開催の紀文クラシック。3アンダーでトップスタートを切ったのは大金寿子と中野晶。1打差の3位グループには今季6勝の不動裕理を筆頭に安井純子、武田久子ら実力選手10人がひしめき合っている。1アンダー13位には先週の富士通レディースを制した大場美智恵など、ここにも10人が並び、初日から大混戦の模様となっている。 3番ホールをトリプルボギーとしながらも、6つのバーディに恵まれて首位スタートとした中野晶。グリーン左奥がOBゾーンの3番では「打ちなおしたのも左で、痛い目にあいました」 逃げ道のあるようで無いのがこのコース。「今日は綱渡りの連続のような感じで、精神的に疲れました」 ...
2000/10/15国内女子

大場がプレーオフを制して今季初優勝

最終日は混戦模様となった。服部道子・小野香子・大場美智恵・藤井かすみの4人が6アンダーで並び、プレーオフに突入した。熾烈な戦いを勝ち抜いたのは、大場美智恵だった。 5アンダー5位には単独で鬼沢信子。前日2オーバー35位からスタートしたシンソーラが6つ伸ばして肥後かおり・高村亜紀らと共に4アンダー6位とした。アマチュアの古閑美保は、5オーバー49位で米山みどりとタイ。 プレーオフはグリーン奥から10メートルのパットを決めて決着した大場美智恵。「まだ実感が湧かないです。初優勝のときは涙もでたんですけどね」 「あのバーディは入ればラッキーのつもりで、届かせることだけを考えていました」の一打が優...
2000/10/14国内女子

服部・黄玉珍がトップタイ

2打差で前日首位からスタートした高又順は、1オーバープレーで4位。代わりに5づつ伸ばしてきた服部道子と黄玉珍が6アンダー首位タイとした。5アンダー3位には鬼沢信子がつけている。 6バーディ、1ボギーとした服部道子は「バーディを先行すると、ボギー打ったりと自分の気持ちとゴルフがちぐはぐしてました。でも、先週くらいからいい感じになってきて、スコアを伸ばせるようになってきたんですよ」 何を変えたわけではないが、もしダメでもすぐに“次ぎ”と切りかえられるようになった。 服部にとってここは、昨年優勝した相性のいいコース。体調とゴルフの調子は万全、明日は結果を気にせず、強気に18ホール攻めていくという...
2000/10/08国内女子

不動裕理、年間6勝。1億円突破

予想通り不動裕理が激しく追い上げた。藤井かすみもよく踏ん張り、勝負は二人だけのマッチレース展開。最終18番までもつれにもつれた。しかし18番で未勝利の藤井はセカンドを外してあわや池入りのボギー。対して不動はきっちりパー。突き放した不動裕理はこれで年間6勝。賞金獲得額も1億円を突破した。なんとも強い。 不動裕理のアウトはバーディ一つとおとなしかったが、バック9が凄かった。11番で「これは絶対入れたい」という4メートルを決めてバーディ。弾みがついて12番は3メートル、13番2メートル、ひとつ休んで15番では10メートルが転がりこんだ。そして17番、ここでもまた10メートル。 「運としか言いよう...
2000/10/07国内女子

藤井かすみが3差トップ。不動が追う

2日目も藤井かすみがスコアを伸ばした。トータル7 アンダー。2位に3打差をつけて明日は安泰・・と言いたいところだが、なにしろ追っているのが今季実力ナンバー1の不動裕理。高村亜紀、藤野オリエなど爆発力のある選手も4打差3位グループにいるだけに、明日も激戦になりそうだ。 藤井かすみは6バーディ、2ボギー。ショットがピンに1~2メートルとビタビタ付いた。インに入ってからは1ホールおきにバーディが来た。しかし最終18番はボギー。「最後にもう1コと思ってたんですが・・。池ギリギリに止まってスタンスも取れないような状況で、ボギーですんでよかった。ダボでもおかしくないケースでした。今日はラッキーでした」 ...
2000/10/06国内女子

不動を筆頭に実力4選手が首位タイ

群馬県で開催されているSANKYOレディース初日は、不動裕理・藤井かすみ・肥後かおり・黄玉珍が3アンダートップに並んだ。実力の若手、ベテランがまざって、競技は面白い運びになりそうだ。1打差2位には今年プレーオフまで進みつつも敗れている那須美根子・芳賀ゆきよ・田尻美香・西田智慧子の4人。先週優勝の安井純子は2オーバー60位タイと出遅れ気味。 1メートルほどのパットを外して何度かのチャンスを逃した不動裕理。今週は月・水曜日は練習をしないで、ゆっくりと過ごしてリフレッシュ。それが効いたのかパットとは逆にショットは「すごく」良く、ピンに絡んで4バーディ、2ボギー。「明日、明後日のことは分かりませんが、...
2000/10/01国内女子

プレーオフ制して安井純子、V

「年間3勝なんて若い頃のことよ」と笑っていた安井純子。しかし冗談半分のその言葉が現実になってしまった。上位が伸びず、追い込んだ安井、藤野のプレーオフ。その最初のホールでバーディを奪った安井が堂々の今季3勝目を飾り、通算賞金獲得額も5100万と伸ばした。 安井純子は今年8月の新キャタピラー三菱でもプレーオフで勝利を納めている。通算では7勝2敗。「プレーオフに持ち込めば勝てる、と思ってます。気分的にも前向きになれます」 4番でボギーが先行した。しかし好きなインコースに入ってからは10番、13番、14番、そして18番をバーディ。69でホールアウトしてプレーオフの権利を得た。 「今回のプレーオフ...
2000/09/30国内女子

スコアは停滞。依然トップは大城あかね

曇り。風も強く雨も降る2目だったが、スコアは初日と対照的に伸びなかった。60台をマークした選手は皆無。66~68がゴロゴロ出た前日とは比べ物にならない。 現状維持で首位をキープしたのは大城あかね。芳賀ゆきよも同じくパープレーで2位も守った。怖そうな不動裕理、中野晶は少し後退。明日は安井純子あたりが要注意? 首位とはいえ大城あかねのゴルフは苦しかった。3バーディ、3ボギー。5番、11番のバーディは長い距離がスコンと入ってくれた結果のバーディ。昨日も今日も22パットとパターで頑張った。 「ショットが悪い。パーを必死になってとりました。パターで持ったという感じ。イーブンパーまで落としてもおかしく...
2000/09/29国内女子

好スコア続出。首位は大城あかね

年一度の大阪開催競技のフリスキー大阪女子オープン、初日首位に立ったのは65をマークした大城あかね。後を追うのは芳賀ゆきよのみ。他はさらに2打差離された4アンダー。その3位グループには中野 晶・安井純子・村口史子ら4人。先週プレーオフで破れた藤野オリエは不動裕理と共に7位に並んだ。東尾理子は3オーバー60位につけている。 8バーディ、1ボギーの大城あかねは練習でもなかった自己ベストの65を叩き出した。同組でラウンドした不動裕理、片野志保らがじっくりラインを見て、いいリズムで回っているのに感心し、自分でも“間”を大切にプレーした。「若いのに自分のゴルフがしっかりしてるなと思ったし、自分にもプラスに...
2000/09/24国内女子

具玉姫がプレーオフを制して2連覇

最終日は悪天候のため、全員が半ラウンドで終了となった。前日首位からスタートした藤井かすみと具玉姫が最終的に2アンダーで並びプレーオフへ突入。1ホール目をパーとした具玉姫の今季初優勝と昨年に続く2連覇となった。1オーバー3位には野呂奈津子。2オーバー4位に不動裕理・中野晶ら4人。 4バーディ、3ボギーと出入りの激しいゴルフを見せた具玉姫だったが、強く降る雨の中1つ伸ばすことができた。終わってみて「前半はスコアが落ちつかなかったので、あわてていました」というものの、相性のよくない13番ホールをボギーで終えた後、14番からの3連続バーディを沈めて見事に気持ちを安定させた。 「夏あたりから上位に入り、...
2000/09/23国内女子

藤井かすみ、2打差の首位

プロ5年目の藤井かすみが70として、2位に2打差をつけてトップに踊り出た。3アンダー2位には中野晶・具玉姫のベテラン勢が追いかけている。4位に野呂奈津子・平瀬真由美・シンソーラ。 学生時代はソフトボールの選手として日本代表メンバーに選ばれたこともある藤井かすみ。マッハだと言われるくらいプレーが早いのが、毎回ラウンド後の反省点だった。しかし今日は「落ちついてプレーできました。この出来をソフトボールに例えるなら“ノーヒット、ノーラン”です」 4バーディ、2ボギーの70だった。 「ソフトボールはいつも暴投でしたが、明日は暴投せずにプレーしたいです。このコースは初優勝を狙っていると相性がいいそうなので...
2000/09/22国内女子

初日首位は高村亜紀、金愛淑

ミヤギTV杯ダンロップ初日、首位に立ったのは70で回った金愛淑と高村亜紀。1アンダー3位には藤井かすみ、平瀬真由美、昨年優勝した具玉姫ら5人が並んでいる。 先週は休養にあてリフレッシュした金愛淑は5バーディ、2ボギー。しかし抱えている腰痛はよくなっていない。「今もあまりよい状態ではないけど、かばいながらのプレーが返ってよかったのかもしれません。技術的には以前と変わっていませんから」 そんな状況での70だけに満足しているという。 「今日は17番以外は上手く行きましたね。ショットもとてもいいです」とバーディスタートで16番まではボギーなしの好調な滑りだしとした高村亜紀だったが、17番でダブルボギー...
2000/09/17国内女子

またも大逆転! 不動裕理V

信じられないような展開になった。6月のサンクスレディスを再現する逆転劇。余裕の5打差でスタートしたはずの米山みどりはフロント9でスコアを4つ落とし、16番ボギーでついに不動、李英美に並ばれた。そしてパー5の最終18番、プレーオフ感覚の3人勝負は1人不動裕理が微妙なフックラインを決めてバーディ。李英美、米山はならず。米山は再度の逆転負けを喫した。 3カ月前の逆転は3打差。今週は5打差。米山vs不動の対決はまたしても不動の勝利となり、これで不動は今季5勝目を上げ、賞金獲得額も8660万円に伸ばした。それにしても不動裕理は強い。 不動本人は無理と思っていた。なにしろ5打差。ふつうなら考えるだけム...
2000/09/16国内女子

米山みどり、5打差に抜け出す

終日雨の2日目。片野志保、金沢鈴華はやはり後退した。定番の不動裕理がぐんぐん追い上げてトータル2アンダー。初日の30位からゴボー抜きで上がってきた。ディフェンディングチャンピオンの李英美も2アンダー現状維持ながら2位へ浮上。これで米山みどりが停滞していれば面白い展開になるのだが、その米山みどりも伸ばした。16番、17番、18番と上がり3連続バーディで7アンダー。 明日は米山の独走試合になるのか、それともまだ紛れの要素が残っているのか。6月のサンクスレディスでは首位を走っていた米山が不動にひっくり返されたことがあるが、あのときは3打差でしかなかった。しかし今度は余裕たっぷりの5打差。なんとなく...
2000/09/15国内女子

また出ました! 金沢鈴華

風が強かった。城戸富貴、川波由利、高又順、大場美智恵などなどがしっかり上位をキープした初日。先週の女子選手権初日で顔なじみになったばかりの金沢鈴華が今週もいいゴルフを展開して首位に立った。2週続くと、力も本物という感じだ。片野志保も同じく首位。もちろん実力の米山みどりもトップに並んでいるし、去年のチャンピオン李英美も好位置。今週も混戦の予感がする。 金沢鈴華は5バーディ、1ボギー。「この風の中で集中していたので、プレーの内容はあまり覚えていないんです」という。本当は火曜の午前中にコース入りするばずだったが台風のニュースを聞いて水曜に変更。名古屋からレンタカーを走らせたが渋滞に巻き込まれ、結局...