1998/04/11国内女子

替わって首位は9アンダー、野呂奈津子

まだ経験不足? 前日のダントツ首位白戸由香は78を叩いてしまって大きく後退。替わって実力タイプの野呂奈津子が67をマークして、2位に2打差をつけてのトップに。 野呂はボギーなしの5バーディ。「パターもショットもだいぶ良くなっています。アプローチで寄せて1パットというのが多いですけど。みんなパターで苦しんでいるみたいですが、私としてはフィーングもいいし、まずまず」と野呂。 「最終日、単独トップなんて、一昨年以来」という。そういえば、力はありながら何故か勝機に恵まれていない。勝っていないのに昨年は賞金ランク4位。「今年の目標はまず1勝」と言う。「もっと平均ストロークを良くしていきたい。いままでが悪...
1998/04/10国内女子

なんと7アンダー! 首位は白戸由香

大城あかねや野呂奈津子の4アンダーなら驚かない。しかしトップはなんと白戸由香の7アンダー、65! これは女子ツアーではあまり例のないスコアだ。もちろん大会コースレコード。これまでは68が記録だったから、一気に塗り替えてしまったことになる。 白戸はこれまでベスト10にも入ったことのない38歳。実業団(日立)でソフトボールもしていたが、引退してゴルフを始めたのは20歳から。「友人からすすめられたんですが、見るとやるとは大違いで、ここまでくるのは大変でした。プロテストは一発合格でしたが、この5年間、全試合に出られるようになったのは今年が初めてです」 白戸はインからスタートして出だしをボギー。しかし...
1998/03/29国内女子

山岡明美、デッドヒートを制す!

最終組に絞られた優勝争い。最後までわからなかったデッドヒートだったがスコアを崩しながらも山岡明美がついに勝利。吉川なよ子の30勝、永久シード入りはならなかった。 前日、吉川が語っていたように、土壇場になると自信がものを言う。去年の勝利の味をまだ覚えている山岡が、やはり長いあいだ優勝から遠ざかっていた吉川より1枚上だった。 山岡はバーディが1つだけ。ボギーが3ホール。強風の中でスコアを落としあいながらの戦いだったが、しぶとさで生き残った。16番は8メートルを入れてパーセーブ。「やはり16番のパーパットは大きかったと思います。なにか、ついてる!と思いました。アゲンストの風だったけど転がりがよかった...
1998/03/28国内女子

山岡、吉川、原田。ベテランの三つ巴!

ベテラン勢が元気。初日首位の山岡明美は2日目も69として首位をがっちりキープ。原田香里もわずかに後退とはいえ3位。また前日3位の吉川なよ子がインコースで爆発。31をマークして一気に首位に踊り出た。 吉川なよ子はバーディ・ボギーでイーブンのアウトのあと、イン11番から快進撃。11番、13番14番15番と3連続、そして17番をバーディ。「自分でもビックリしちゃった。14番はバンカーから手前でもいいやと思って打ったらスライスラインに乗ってしまったし、11番13番はショートしたかなと思ったら最後の一転がりで入ってしまったし。会心のプレーと言っていいのかしらね」 正直いって去年は優勝を争うような元気がな...
2001/04/14国内女子

山崎礼奈、大山志保、東尾理子。若手がトップ争いを展開。

再春館レディース2日目。プロ入り2年目の山崎礼奈がスコアを1つ伸ばし1オーバーで首位中野晶に並んだ。初日首位の東尾理子はボギーが先行してしまったが、75で踏ん張り、首位に1打差の3位グループにとどまった。そして、同じく3位には昨年まで日大で数々のアマチュアタイトルをつかんできた大山志保がスコアを1つ伸ばし、初めての優勝争いに加わった。...
2001/04/08国内女子

終始安定したゴルフで藤井かすみが念願の初優勝を果たした。

ベルーナレディスの最終日は曇り空の中、ときより冷たい風が吹く状態で行われた。前日、唯一のアンダーパーを出し、2アンダーで首位タイに踊り出た藤井かすみが、さらにスコアを伸ばしプロ入り6年目での初優勝を飾った。 この日の藤井は前半を4バーディ、1ボギーで5アンダー、この時点で2位以下に3打差。後半に入ってもスコアを伸ばし、2位以下に5打差をつけて最終ホールへ。「今日はいつもより力が入りすぎていたので、最後は抑えて打ちました」その最終18番パー5では、ショットが緩むことなく確実にフェアウェイを捕らえ、3打目でピン奥2メートルにつけた。最後は、師匠の岡本綾子が見守る中、バーディパットを沈めた。過去8回...
2001/03/04国内女子

強風を味方につけた不動裕理の独壇場。大逆転で21世紀最初の栄冠を呼び寄せた。

ダイキンオーキッドレディス最終日、風速20メートルを超える強風が、選手たちにゴルフをさせてくれなかった。2位グループに3打差の6アンダーでスタートした藤野オリエは、ボギー先行の苦しい展開となり、バーディが奪えずこの日だけで9オーバー、トータル3オーバーで14位に終わった。 ラウンド後の藤野は「今日、優勝とか特に意識しなかった。優勝できればいいと思ってはいたけど。そんなには甘くはないとも思っていたし・・・でも収穫の多いトーナメントでした」連日首位をキープしてきた藤野にとってはつらい風となってしまった。 そして同じく最終組の米山みどり、西田智恵子もそろって序盤からスコアを崩してしまい、優勝争いとい...
2001/03/03国内女子

藤野オリエが3打差で首位をキープ。

初日首位スタートの藤野オリエが2日目も手堅く2アンダーの70で回り、後続との差を3つに広げた。4番パー5でバーディを取ったが、9番パー4でティショットを左に曲げ、3オンもできず初めてのボギー。13番パー3では初日追い風のためPWで打ったが、今日は6Iで打つことに。これを6メートルにオンし、バーディを奪うなど後半にスコアを2つ伸ばした。 これで昨年の大会から5日間連続の首位だが「うれしいです。インタビュールームに座らせてもらえるのはココだけです」と表情も明るくコースとの相性の良さを実感。 「今日は1ピンぐらいのバーディパットのチャンスがあったけど、あまり入らなかった。やっぱり、グリーンが難しい。...
2000/11/25LPGAツアーチャンピオンシップ

高村首位キープ。今度こその中野が2位へ

スコアが伸びなかった曇天の3日目。首位高村亜紀は73プレーでなんとかトーナメントリーダーの座を保った。何回も惜しいチャンスを逃がしている中野晶、高又順が浮上して2位3位と迫っている。不動裕理も4差でまだ十分射程距離内。最終日も激戦になりそうだ。 高村亜紀は2ボギー、1バーディ。3番でバンカー入りしたティショッが目玉でボギーが先に来た。じっとガマンして9番でたった一つのバーディ。14番で左ラフから乗らずボギー。あとはひたすら凌いだパーの連続だった。「今日はよく頑張りました。よくまとめたという感じです」 スタート前から体が重い感じがあった。「キレがないというか、何か疲れたなーと。今日はガマンの...
2000/11/24LPGAツアーチャンピオンシップ

今度は高村首位。不動も浮上してきた

女子最終戦2日目は、1アンダー6位タイからスタートした高村亜紀が67をマークして首位に踊り出だ。トップスタートの安井純子はパープレーのゴルフで2位とした。初日を出遅れた不動裕理は4打差4位タイまで浮上してきている。 5バーディ、ボギーなしとした高村亜紀は4番でバーディが先行した。「あのバーディが決まったおかげで、後は気持ちよく振れるようになってきました」 後半は1.5メートルほどの微妙なパットが残ることが多かったがことごとく決めた。「アイアンのイメージが出てきたせいかな? 先週や昨日よりも安心してプレー出来たんです。ただ、明日になったらまた感じが変わってしまっているかもしれませんけど」 3...
2000/11/23LPGAツアーチャンピオンシップ

最終戦。まず安井純子リード

今年から名称を新たになった女子最終戦。ランキング上位20名と優勝者だけで争われる名誉の公式試合たが、まず安井純子がリード。4日間の長丁場だけに、まだ勝敗の行方は混沌としている。 シーズン後半、パットの調子が悪かったという安井純子。しかし今日は「久しぶりに決まりました。その影響でショットも良くなった感じです」という。 出足がよくなかった不動裕理。しかし今週は年間7勝の最後のチャンスだ。1億円突破という金額にはあまり関心を示さないが、記録にたいしては意欲がある。2日目3日目と尻あがりがいつものパターンだけに可能性は十分ありそうだ。...
2000/11/19国内女子

具玉姫、猛スパートで2週連続勝利

前半あきらめかけていた具玉姫が終盤5ホールで4バーディと猛烈な追い込み。競り合っていた中野晶は17番ダブルボギーでまたしても勝機を逸し、具玉姫が伊藤園レディスに続く2週連続優勝。 昨日も冴えないゴルフの具玉姫だったが最終日も雰囲気は変わらず。スコアカード通りのホールが続いたあげく6番でダブルボギー。10番もボギー。13番も寄せのパットを大ショートして3パットホギー。「昨日と今日の午前中はツキがなかった。特にパターが入らなかった。頑張ろうという気持ちが強過ぎたのかもしれない。途中までは絶対ダメだと思っていました」 14番、いきなり13メートルがご褒美のようにポコンと入った。「これで気合が入っ...
2000/11/18国内女子

高村亜紀が首位浮上。具玉姫は一歩後退

2日目はスコアが伸びなやんだ。首位でスタートしたベテラン具玉姫は74と一歩後退。代わって1アンダープレーに納めた高村亜紀が1打差で首位に浮上。シード権のボーダーライン争いが熾烈な韓煕圓(50位)、李五順(51位)は貯金を減らしたもののまだ上位をキープ。決着を明日にもちこした。ランク49位の片野志保、52位の久保樹乃はともに予選通過ならず。 高村亜紀は3番でボギー、6番はOB入りで乗らず入らずのトリプルボギー。ひどい前半だったが7番からはピタピタ付き始めて、以後は6バーディ、1ボギー。「アンダーパーに戻せてよかった。いままで調子が良かったわけじゃないので、とうとう悪いのが出てきたな・・という感...
2000/11/17国内女子

具玉姫、今週も元気一杯

最終戦のJPGAツアー選手権は出場者を特に限定する競技だけに、多くの選手が今大会を最終戦とみている。賞金ランクが50位前後と微妙な位置にいる選手の最後の攻防戦が展開される。先週の伊藤園レディスでプレーオフを勝ち抜いた具玉姫が、いい波に乗ったまま66をマークした。2打差2位は今季メジャータイトルを手に入れた高村亜紀。3アンダー3位には肥後かおり、黄玉珍、大場美智恵。 後に続く6位グループはの韓国勢が占めているが、そのうちの韓熙圓は賞金ランク50位、李五順は同ランク51位という位置。シード確保のために何としても稼いでおきたいところだ。中野晶、米山みどりは1オーバー20位の滑り出し。少しでも多く稼...
2000/11/12国内女子

プレーオフを制して具玉姫が勝利

最後に一騎打となったのは、68をマークした具玉姫と、賞金女王・不動裕理だった。前日首位からスタートした高又順は75と崩れ、中野晶は17を池に入れてダブルボギー。優勝争いから外れてしまっていた。プレーオフは、1ホール目でバーディを沈めた具玉姫に軍配が上がった。7アンダー3位に木村敏美・高村亜紀・大金寿子。中野晶は5アンダー8位で終わった。東尾理子は1オーバー25位。 今季2勝目、ツアー通算18勝目をあげた具玉姫。「プレーオフに入る前に、いいプレーをしたいと思っていました」 なんだか当たり前のようだが勝つにはもちろんそれしかない。プレッシャーに悩まされはしたがそんなに悪くはなかったという。「今日...
2000/11/11国内女子

不動裕理が伸ばして首位タイ

前日1アンダー20位からスタートした不動裕理が着々と伸ばして67をマーク。中野晶・高又順と共に首位タイとした。昨年の同大会2日目は3位までが中野晶、不動裕理、高又順の順で最終組を同組でラウンドした。奇しくも今年同じ3人が今度は首位タイに並んで、最終日に突入することになった。 5アンダー4位に高村亜紀・小野香子・シンソーラが控え、4アンダー7位に具玉姫・大金寿子がつけている。トップからスタートした米山みどりは最終ホールをボギーとして3アンダー9位タイまで後退した。プロになって初戦となる大山志保は96位タイで予選通過ならず。 「わたしにしては、パッティングが良かったですかね?」 不動裕理はチャ...
2000/11/10国内女子

不動裕理、初連破なるか?

今季快進撃を続ける不動裕理が初のディフェンディングとして挑戦する、初日は1アンダー20位からのスタートを切った。4アンダー首位には米山みどり・肥後かおり・塩谷育代・城戸富貴・シンソーラらのベテラン、実力派選手が勢揃いと早くも混戦模様を呈している。続く1打差7位に高村亜紀・小野香子・中野晶ら6人が並ぶ。 体調は決して良くない城戸富貴だが、7番ホールでイーグルを決めて33・35の68をマークした。「手前に落ちてツーと転がるのを見て、入れッ!と言ったら、本当に入ってビックリしました」 今年に入ってから2回目のイーグル。年間2回を試合中に入れるのは自己初。「風邪を引いていますけどお陰で余計な力が抜け...
2000/11/05国内女子

不動及ばず。L.ケーンが逆転V

出足好調ムードのグスタフソンだったが後半スコアが伸びず。この隙を縫ってノーボギーの66と追い込んだのがカナダのローリー・ケーン。最終ホールで再度グスタフソンに追い付かれはしたがプレーオフ1ホール目で退け、今期LPGAツアー3回目のVを飾った。ビッキー・ゲッツは不調のイーブンパープレーで後退。期待された不動裕理も加速がつかず前日と同じ3位。 最終ホールのバーディでプレーオフに持ち込んだグスタフソン。「ケーンの6アンダーはすごい。私はかなり彼女にプレッシャーをかけ続けたと思う。その中での6アンダーだから、ほんとにすごい」 そのプレッシャーに負けなかったケーンはシーズン3勝と実りの1年になった。...
2000/11/04国内女子

V.ゲッツが首位タイ! 不動も浮上。

米LPGA公式戦2日。スウェーデンのソフィー・グスタフソンはこの日もアンダーパープレーで首位をキープ。美人プロとしてカレンダーでもお馴染みのビッキー・ゲッツが後半4連続バーディなど入れまくって首位タイに上がってきた。日本勢では今週圏外かと思われた不動裕理がノーボギー、7バーディというすごいゴルフでやっぱり浮上。この人の底力ははかり知れないものがある。 グスタフソンは5番ボギー。しかし6番から3連続バーディ。これが薬になって後半もしのいでいくことができた。我慢の末の最終ホールでもバーディが入って首位をキープ。「明日はパットが入ってくれれば大丈夫。もちろん優勝を狙います」 ビッキー・ゲッツは6...
2000/11/03国内女子

首位はLPGA。米山みどりが3位で追走

米LPGA公式戦の初日。予想通りソフィー・グスタフソン、レイチェル・ヘザリントンがそれぞれアウト、インで4連続バーディと底力を見せて6アンダー首位。日本選手では若い米山みどりが5アンダーの3位に食い込んだ。藤井かすみ、高又順、昨年のチャンピオン、マリア・ヨースなどが4アンダー5位グループ。 グスタフソンは15番から4連続でバーディを決めた。「ショートアイアンとパットのコンビネーションが良かった。14番以降のホールは練習ラウンドもしていないのに、4ホールもバーディ。たまたまとは思いますけど」 同じスウェーデンのアニカ・ソレンスタムの欠場で勝利の確率もグーンとアップしたはずだ。 「自分のプレー...