1999/06/25日本女子オープンゴルフ選手権競技

村井独走。2位にアマチュア大山志保!

第2ラウンドは、村井真由美が1つ伸ばし7アンダーで首位を堅持している。追うのはアマチュア出場の2アンダー大山志保。3位には1アンダーで高村博美・久保樹乃の二人。 2日目、昨日の貯金にさらに1つ足した村井真由美が5打差と引き離した。この日村井は前半の7番・8番を連続ボギーとした。しかし後半は初日にダブルボギーを叩いた10番ホールからいきなりバーディ。「昨日の仕返しができました」結局合計4バーディを決めてトータル7アンダーとした。 今日は朝4時過ぎに起きた。「ボーっとしていたせいか、あまりプレッシャーは感じませんでした」しかし8番ホールを終えて2ボギー。「ヤバイ!」と思いながらもなるべく考えないよ...
1999/06/24日本女子オープンゴルフ選手権競技

初日は村井真由美がダントツ首位

初日は村井真由美が6アンダー66をマークしてトップに躍り出た。2位の野呂奈津子・川波由利に4打の差をつけ独走状態。高村博美・久保樹乃らアマチュアを2人含む4位グループには8人が並んだ。 難コースに加え悪天候だった初日になんと66のスコアをマークした村井真由美。「偶然です。でもラッキーです」それ以外はいいようがないという。5番ホールの85ヤードをSWでチップインでイーグル、14番からの3連続バーディを沈めてトータル6バーディ、ダブルボギーがあったものの他を大きく引き離した。 4つのロングホールだけで4アンダー。「パー5はフェアウェイにいってくれるような攻め方をしたつもりですが」 パープレーで回る...
1999/06/20国内女子

2週連続優勝だ! 肥後かおり

混戦が予想された最終日だったが、予想以上に上位が崩れた。城戸富貴は77を叩いて一気に9位へ転落。本山裕子も77としてこちらは13位へ。ものすごいプレーをしたというわけでもなかったが、気がついたら肥後かおりしか残っていなかった・・・そんな締めくくりだった。肥後はアウトで貯金を2つ増やしたものの後半はちょっと停滞。なんとかこらえての1アンダープレー。村口史子に続く今季2人目の2週連続優勝を飾った。 いかにも最初から逆転優勝を狙ってスタートしたように見える肥後だが「狙って勝てるってことはないです。ホントにビックリしてます」と言う。決して調子がいいとは思っていないし、それだけに優勝を意識しすぎることも...
1999/06/19国内女子

ベテラン、中堅の大混戦

雨の2日目。肥後かおりが思いのほか伸びなかった。上位がのきなみスコアを崩した。それぞれのレベルに応じて上が後退し、下が浮上する。たとえれば、きれいにカードがシャッフルされてしまったような形。結果的にベテラン、中堅、力のある選手が上澄みに居残った。とりあえず首位は城戸富貴。明日は大混戦必至だろう。 首位に立った城戸富貴は6バーディをとったものの1ボギー、1ダボ。「前半はヒッカケ。後半、お腹がすいてきたら右へ飛ぶ。今日は調子いいんだか悪いんだか、わからない」 「とにかく予選通過と思ってプレーしていたら3番でバーディ。それで欲を出し始めたら5番でダボ。やっぱり謙虚にいかないと、と考え直したらまたバー...
1999/06/18国内女子

おっと! 今週も肥後かおり

岐阜県で行われた、アピタ・サークル・Kは今年からの新規開催競技だ。初日は肥後かおりが4アンダートップ。2位に鈴木香織。2アンダー3位は岡本綾子・村井真由美・山岡明美・井上真由美がいる。 先週のサントリーレディスを優勝した肥後かおり。4バーディ、ボギーなしで68をマークし、いい波に乗っている。本人は「先週より今週の方が調子がいい」といっているからこのまま他を引き離して逃げ切り、ということもあるかもしれない。前回は首位を3日間通し抜いたが「2週連続Vの色気を出すより、明日まではショットのたて直しが先決。色気はその後」と。今回はどのような展開になるのか。 この日の肥後は、バーディをすべて1ピン以内に...
1999/06/13国内女子

肥後かおり今季初優勝

曇り空の中行われたサントリーレディス最終日。プレーオフを制して勝利したのは肥後かおり。2位は入江由香。3位に塩谷育代・シンソーラ・城戸富貴が並んだ。 18ホール終わるギリギリまでは入江がトップを走っていたが、最後の最後18番ホールで肥後がバーディを取りこれでプレーオフ。共にパー・パー・バーディと続き、4ホール目で入江がボギーと落としたところでようやく決着がついた。肥後はこれで通算8勝目を挙げた。 前日首位でスタートした肥後は、2バーディ、2ボギーでパープレー。ずっとショットの調子が悪かったため「今日は由香だなと思ってプレーしていました」 ところが、最終18番ホールの2打目、バックスピンの掛かっ...
1999/06/12国内女子

肥後かおり、シンソーラがトップタイ

第2ラウンドは、前日2位スタートのシンソーラが首位に浮上し肥後かおりと並んだ。トータル10アンダーとし、後続の入江由香・城戸富美・韓熙圓に2打差をつけた。 6バーディ、3ボギーの肥後かおりは、アウトからのスタート。出だしは2番ホールから2連続バーディを取ったものの、その後5番で連続ボギー。しかし後半12番ホールでは「自分の読み通り」打ち、バーディを沈め波に乗った。最終ホールもバーディで締めくくり69とした。「おいしい上がりでしたね」 肥後にとってほとんどのロングホールは届く距離。今日はロングホールすべてでバーディを取った。「ロングはプレーしていて楽しいです」「チョット調子に乗ったら悪いところも...
1999/06/06国内女子

高村博美、逃げきりのV

暑かった。風が強かった。スコアが伸び悩んだ。イーブン付近でプレーすれば御の字という印象の最終日、しっかりパープレーでホールアウトしたベテラン高村博美が余裕の逃げきり勝利を飾った。高村はこれが94年以来5年ぶり、8回目のツアー優勝となった。 高村博美は出だし2番で3パットのボギー。3番で取り戻したが4番でまたボギー。あまりいい雰囲気ではなかった。しかし周囲はいっそう伸び悩み、結果的にはあせることなく18ホールをプレーできた。 「こんな日がまたくるとは・・」と大ベテランが感極まった。「夢のようです。先週は安井さんが優勝。いつも一緒に練習している仲です。安井さんが勝ったんなら自分だってという気持が優...
1999/06/05国内女子

高村博美、完全独走。坂上、久保らが5差

ベテラン高村博美が2日目もスコアを伸ばし、独走態勢に入った。坂上晴美、久保樹乃など若手が追いかけてはいるが、すでに首位との差は5ストローク。かなり苦しい展開になった。 大量リードをもってスタートした高村博美は3バーディ、2ホギー。貯金をひとつ増やした。「昨日より落ち着いてプレーできました」 先週は「グチャグチャ」にウンがなかったという。ところが今週はなぜかたっぷりウンがある。「なんでこんなにツイてるんだろ、というくらい」 「優勝? まだまだ。自信なんてないです。コースにはワナがたくさん。いくつ叩くかわからないところがいっぱいあるし。そんなこと考えたらプレッシャーかかってしまいます。まだ若いんだ...
1999/06/04国内女子

高村博美、大爆発の7アンダー

曇り空の中行われたリゾートトラストレディス。7アンダーで単独トップに立ったのは高村博美。3打差をつけられ米山みどり・坂上晴美・野呂奈津子が2位グループ。 8バーディを決めた高村博美は65をマークした。アウトからスタート、前半2ホール目でボギーとしたものの、4・5番ホールを連続バーディ。そこからいい波に乗った。インに入ってからは11から14番ホールまでの4連続バーディを沈めた。ショットが冴え、打ってはピンに絡むの繰り返しだった。「入ったというより、ショットがくっついて自分でも気持ち悪かったです」 「今シーズン、あんまり悪かったので引退かな。なんて思っていました」先週は久ぶりにベテランの安井純子が...
1999/10/07国内女子

まずL.デービースが好スタート

TaKaRa WORLD INVITATIONALの第1ラウンドが始まった。初日首位には、68をマークしたローラ・デービース、城戸富貴、大城あかねが並んだ。追いかけるのは3アンダーの入江由香と黄ゲッキン。6位グループに塩谷育代、リサロッテ・ノイマンら6人がいる。 大城あかねは初日を首位というのは今季はじめて。「自分としてはショットがよかった。でもパターのほうがもっとよかったかな」 今日はショットがいいだけにボギーなしで行きたいと思いながらラウンドしていたという。結果は4バーディ、ボギーなし。 普段持ち球にしているショットはフェードだが、先週までは引っかかってばかりだった。姉に見てもらい引っかか...
1999/10/03国内女子

21歳・韓煕圓逃げきりのツアー2勝目

雨のパラつく最終日、上位陣は軒並み崩れ、下からは激しく追い上げの展開だった。しかし首位スタートの韓煕圓(ハン・ヒーウォン)はプロ経験1年の21歳とは思えない堂々の試合運びで逃げきり。今季2つ目のツアー勝利を飾った。 これで賞金ランキングも大先輩の具玉姫を抜いて堂々の2位。トップ村口史子にあと550万円と迫った。それにしても、強い。 韓煕圓は前半貯金を増やす35。しかし11番バーディの後、12番13番と連続ボギー、15番でダブルボギー。この時点で追い込んでいた高又順と並んだが17番でようやく高を突き放すバーディ。1打差で逃げきった。「もうダメかと思いました。17番で2メートルが入ってよかった・・...
1999/10/02国内女子

躍進 韓煕圓。2勝目へまっしぐら

暖かかった大阪。しかし金愛淑は伸ばせなかった。かわって同じ韓国の新進気鋭・韓煕圓が68をマークして一気に首位。今季2勝目を目指す。李英美も順位を上げており、明日は韓国旋風が吹き荒れるか? 韓煕圓は出だしこそボギーとしたものの、以後は5バーディ。14番でまた1打後退したが18番で気分よく取り返した。34-34の68。 「2日間の12バーディ。あまり記憶にないです。パットが好調で3~4メートルがよく入りました。今日も昨日もパット数は25です」と韓煕圓。 距離が短い。だからセカンドでショートアイアンを使うことが多く「うまくいった」のだという。「でもアンダーも出るけどケガも出るコースです。明日は自分の...
1999/10/01国内女子

金愛淑が初日をリード

今年から開催の新設大阪女子オープン初日。68をマークしてトップに立ったのは韓国の金愛淑。1打差2位には岡田美智子・赤木由美子・金萬壽が並ぶ。城戸富貴・中野晶・韓熙圓ら6人は5位グループ。 首位の金愛淑は4バーディ、ボギーなしとした今日の内容を「ボギーなしの4アンダーは満足しています」 このコースは飛距離よりも正確なゴルフが要求される。インコースでドライバーを使用したのはたったの2度。「飛ばしをセーブするのは難しいです。勇気のいることでした」 抑えて抑えて、落とし所を決めてショットしていた。「うまくいきました。それを実行したのがよい結果につながりました」 ショットが冴えていた金は、5番では1ピン...
1999/09/26国内女子

ステディ具玉姫、今季2勝目

今日も風が強かった。勝つ味を知っているはずの中野 晶が大きく崩れた。まだ経験の浅い山田かよも崩れた。総崩れの中で生き残ったのは曽秀鳳、坂上晴美、具玉姫。しかし曽秀鳳も17番で後退し、残った坂上晴美も最終ホールをまさかのボギー。堅実パープレーでホールアウトした具玉姫が今季2回目のV。賞金レースでも首位・村口史子に約850万円差の2位に浮上した。やっぱり、強い。 具玉姫は2バーディ、2ボギー。「風が強かったのでショットがうまくいかくどうか、少し心配だった。8番9番で寄せてパーが拾えたし、ショットも良くなって来た。このへんから、もしかして今日はパープレーくらいでもいいのかも知れないと思うようになって...
1999/09/25国内女子

中野晶、67マークで6アンダー首位

初日上位の中では山田かよ一人がなんとか残り、あとは入れ代わりの激しい2日目だった。3連続をふくむ6バーディ、1ボギーと一気に浮上してきたのは中野 晶。7月に今季初勝利をあげている中野だが、ランキング面では決して満足できる内容ではない。更に1勝をあげてはずみをつけ、上位に浮上したいところだ。 山田かよも頑張っている。昨年はランク37位でシード2年目の28歳。今季好調の坂上晴美もガマンの71で優勝戦線に踏みとどまっている。具玉姫、韓煕圓と強いところも上位に上がって来た。 思い起こしてみれば中野晶の初優勝(91年ミヤギテレビ杯)も台風の余波が感じられる最終日だった。今日土曜も日本海を台風が抜ける...
1999/09/24国内女子

山崎千佳代首位。服部が1打差2位に

初日飛び出したのは山崎千佳代。インコースで32と稼いだ。1打差に山田かよ、そして服部道子。毎週々々元気な坂上晴美もまたまた好位置で頑張っている。 山崎千佳代は1番2番と連続ボギーの出だしだった。「でもリズムを崩さずにすみました。コースマネージメントなんてことではなく、ただ気をつけたのはアドレスだけ。よくピンに付いてくれましたね」 6番7番は2メートル、10番は5メートルだったが14番は2メートル、16番1.5メートル、18番1メートル。距離も短かったが、うまくピン手前に乗った。結局6バーディ、2ボギー。 服部道子は昨年のこの試合、予選落ちしている。だから1番でいきなりのボギーはイヤな感じだった...
1999/09/19国内女子

李英美の勝利。通算8勝目

雪印レディス東海クラシック最終日。優勝は韓国の李英美。3日間を70・68・67と調子を上げてトータル11アンダー、2位に3打差をつけての勝利となった。2位には不動裕理・曽秀鳳の2人。昨年優勝の肥後かおりは7位だった。 7バーディ、2ボギーの李英美が今季初優勝を飾った。「今日は優勝のことなんて全然考えていませんでした。ベスト5にでも入ればいいかな・・・と」 勝因はペース配分だけ考えてプレーしていたことと言う。「ラッキーも多かったし、キャディさんも良かったからかな」 パッティングが特に好調だった。ほとんどが6~8メートルのパット。これを次々と決めたが、17番が終わるまで優勝はまったく意識していなか...
1999/09/18国内女子

坂上晴美が67を維持トップへ

雪印レディス東海クラシック2日目。初日、2日目ともに67をマークした坂上晴美が首位に立った。前日首位でスタートの他選手が後退する中、坂上だけがペースを維持して首位に残ったかたちだ。2位には70と踏ん張った曽秀鳳、2アンダー15位スタートの不動裕理が並ぶ。 6バーディ、1ボギーと体調の割には波にのれている坂上晴美。地元での試合ということもあり応援がすごい。「父や祖母が来てくれて、はげみになってます」 2日間でバーディ12個、連続で67というの初めてという。 「『ガンガン行けよ!』と父親に言われたので、明日はもっと伸ばしていきますよ。緊張感は全然ないです。少しくらいスコアを落としても守りに入るなん...
1999/09/17国内女子

服部ら6人がならんで大激戦

三重県で行われている雪印レディス東海クラシック。初日から混戦の模様を呈している。首位に並んだのはなんと6人。服部道子・城戸富貴・坂上晴美・前田真希・曽秀鳳・アマチュアの大山志保、ベテランからアマチュアまでが5アンダー67をマークしている。ひとつ飛んで3アンダー7位には村口史子・塩谷育代ら8人のグループ。 6アンダー、1ボギーとした服部道子。昨日は雨だったおかげで「グリーンが止まるのでピンをデッドに狙っていこうと思っていました」 止まりさえすれば大きなミスにはつながらない。このコースにはいいイメージがあるという。昨日までまるでダメだったショットが、狙っているうちに良くなってきた「最後はイメージ通...