1997/03/20国内男子

手島啓二、10年ぶりの静岡オープンでトップをキープ

先週の九州から舞台を静岡に移しての第2戦。アウト、インとも3バーディの手島啓二がトップに躍り出た。「この試合にでるのは10年ぶり。オーバーシードになってからは初めて。昔は池も少なかったけどね」という。 手島プロは1957年生まれ。昨年は51万円あまりを稼いだだけなだけに、これからの3日間が勝負というところ。またまたフランコが好位置につけているのも不気味。...
1996/11/17国内男子

ジャンボ尾崎堂々の3連破、100勝を飾る

気運が上昇しているときのジャンボはほんとに強い。内容的には決して最高とはいえず、特にインに入ってからはけっこう危ない感じもあったのだが、競り合うはずのトム・ワトソンも弟直道もいまいちスッキリしないゴルフだったから、結局終わってしまえば前日と同じ3打差。 「1ホール1ホールが厳しかった」という尾崎。しかし勝ってしまえば「この勝利の実感はオフになってからわいてくるのかな。こんないい舞台でこんなことができたなんて・・自分の存在がこんな形でなしとげたことに感謝するしかない」「ボクが力のあるうちに、挑戦してくれる若手が出てきてほしい」とさわやか上機嫌。これでこの試合3連破、今期7勝。通算100勝なのだか...
1998/04/30国内男子

ラブ、ぶっちぎりの64首位

やはり強い! 初日はデービス・ラブIIIが「コースをつかみきって」64のぶっちぎり首位。日本人選手では復調気味の中島常幸が3アンダー。...
1998/04/23国内男子

張澤鵬、WHO?

アジアンツアーから多くの外国人選手が参加するキリンオープンゴルフ。秒速8メートルという強風が吹き荒れた初日のトップは台湾の張澤鵬。張澤鵬って誰だ? 張澤鵬はホギーなしの3バーディ。日本ではこれまで4回プレーしているが最高は95年のダンロップオープン(現・キリンオープン)の18位。94年には台湾インターナショナルアマで優勝もしている。陳志忠・志明兄弟の教えをうけたこともある。「この大会はいい大会です。ぜひ勝ちたいです」という張。ショットはそれほどでもなかったが、パッティングの調子がよかったという。 日本のツアーに出たいと思っている。「キリンに勝てば早道だよ」と知人に教えられた。「勝つ自信はもちろ...
1997/11/27国内男子

ジャンボ&ジョー、尾崎兄弟が5アンダー首位!

結局このファミリーが日本の誇るサラブレッドなのだろうか。おそらく一人一人は「自分は自分だ」と言うに違いないのだろうが、符牒をあわせるようにジャンボ、ジョーがそろって5アンダー。1打遅れてしまったが中の弟ジェットもぴったり付けている。 ジャンボ尾崎はパターを変えた。ボギーなし。3バーディ、1イーグル。「今日はたいした内容ではないよ。パッティンググリーンではうまく打っているのにコースに出るとうまく打てない。自分で意識してしまうんだな」 「ここはゲンのいいコース。風もなかったし、60台は出したかった。いい感じでスタートに入れたよ」と言うのは尾崎直道。 6バーディ、1ホギー。「この2週間、2位2位とき...
1997/11/20国内男子

田中秀道2位。ジャンボは好位置4位に

首位は南アのR.グーセン。6バーディ、1ボギーの66。「コースはパーフェクトだし、ショットも良かった。パットもそこそこ。満足しています」 今年の欧州ランキング7位の強者だ。 2位に久々若手の田中秀道。2番から3連続バーディ。「だんだん調子が良くなってきています。手応えが出てきました。今週は慎重にやっていても、雰囲気は楽しんでます」という。腰の痛みに苦しんでいた。「いい時のイメージを追いかけるんじゃなく、いまできる打ち方をするようにしている」 イライラと目をつり上げてプレーしていた自分に気づいたのだという。 佐藤剛平も出だし好調。「一生に一度、出て見たかった試合です。最高の舞台でやれて、いいス...
1997/10/30国内男子

奥田ら3人が首位。ジャンボは1アンダー発進!

風の強い初日だった。スコアは伸び悩み、3アンダーでホールアウトした溝口英二、手島多一、奥田靖己がまず首位グループ。例によってワッツとかフランコとか手ごわい連中がすぐ下に控えているし、御大・ジャンボもまずは1アンダーとゆったり発進。これから一荒れも、二荒れもありそうな様子だ。 溝口英二は6番以外ボギーなし。4バーディ。 「この風の中で慎重にプレーしたのが良かった」という。無理をせずバーディがとれればラッキーと考えてプレーした。 手島多一も1ボギー、4バーディ。 「風が13番ホールあたりから吹き出した。前半のプレーに影響がなかったのが良かった」と手島。前半に3バーディを放りこんだ。 「この試合は賞...
1997/10/23国内男子

尾崎ブラザーズ勢ぞろい!

いくら地元千葉で主催がブリヂストンだからといって、この元気ぶりはなんというか・・。すごいですね。長兄ジャンボ尾崎は32-34の66。まずは余裕の初日トップ。ついで末のジョー尾崎。35-32の67。そしてこのところ好調ジェット尾崎は32-36の68。 「足が痛い。まだ本気で打ってはいないが、18番ロングホールはいちばん飛んだね」とジャンボ。 もちろんバーディ。ジャンボの計算では1日4アンダー、4日で16アンダー。しかし今日は 「9番のイーグルがおまけ」で6アンダーになってしまった。体は上昇気運。自分に風が吹いていて 「良い男気が生まれている」んだって。今週は勝つかな? 尾崎直道は前半のインでノー...
1998/04/02国内男子

首位は田中秀道。陳志忠も同スコアに並ぶ

初日まず飛び出したのは今季元気な田中秀道。ボギーなしの6バーディ。「今日は寒くて、辛いような状態で・・パッティングの練習も2分くらいしかしてなかった」と悲鳴が出た。 寒いだけでなくグリーンも難しかった。「自分の感覚以上のものを出さないといけないような速さです。こんなものかなと思って打ったら4~5メートルもオーバーになってしまう。ショートかな、あっ短い!と思うくらいの気持ちで行くしかなかった」 寒さでボールも飛ばなかった。「いつもより1クラブか2クラブは上を持って打つしかなかった」という。大きいクラブを持って「でもビビらないで、ゆっくりゆっくり、グリーンの手前から行けばいいや」という気持ちが正解...
1998/03/12国内男子

開幕戦首位は田中秀道。ジャンボも好位置で発進

昨年は辛勝ながらこの開幕戦で勢いをつけたジャンボ尾崎。今年もしっかり健在のようだ。今年を占う最初のラウンドでボギーなしの5アンダー、3位。堂々の船出と言うべきだろう。 「最初のラウンドはだいたいこんなものだ。何となくスコアを作ったというだけのこと。まだ、全体、手さぐりだね」というジャンボ。手さぐりしながらの明日明後日に向けて調整中。 また今年が真価を試される正念場の丸山茂樹もアウト、インそれぞれバーディ2つずつの68。4アンダーの4位タイで初日終了。 「内容的にはけっして良くないんだけど、それをなんとかうまく乗り切ってノーボギーでしょ。すごく良かったというべきかな」と丸山。「まだ本当の自信はな...
1997/12/11国内男子

首位・川岸良兼。丸山は4位と好位置!

先週は体調絶不調だった丸山茂樹だが、ほんの少しは快方に向かっているらしい。「ちょっとフラフラしてたけど、朝はトースト1枚食べたから。お腹はスカスカ状態」 昨日は目をつむって大京カントリーをイメージラウンドした。そして今日も「去年までとは違って、攻め方を考えてプレーしたんだ」という。バーディが7つ。ボギーが2つ。首位に3打差のまずまずの位置をキープ。 「最後まで夢を捨てたくなかったんで出場したんです。でも優勝しかないというのは、難しい。優勝できなくても後悔しないゴルフをしますよ」と丸山。 川岸良兼がなんと10ホールでバーディというすごいゴルフをした。ボギーが2つ。パーなんて全ホールの3分の1、6...
1997/12/04国内男子

首位は深堀、2位には宮瀬!

わずか30人だけの饗宴、ゴルフ日本シリーズ。まずリードを奪ったのはアウトで31とした深堀圭一郎。そういえば先週もいい感じで終わっていた。2位にはこれも先週好調の宮瀬博文が33-33の5アンダー。問題の尾崎直道は3打差5位。そして丸山茂樹は5打差の13位。これから激しい戦いが始まる。 深堀圭一郎は7バーディ。ボギー1つが惜しかった。「でき過ぎです。ショットは決していいわけじゃないけど、大きなミスが出ないんです。風邪で疲労も抜けていなくて、歩くペースを人よりゆっくりリズムよくやろうとしたのが良かったのかも知れません」という。 宮瀬博文は4バーディ、1イーグル、1ボギー。「良かったです。ドライバーが...
1997/06/19国内男子

丸山茂樹、4アンダーで首位を走る

飛び出したのは丸山茂樹。6バーディ、2ボギーの67。「メモリアルトーナメントでケガした(左肩甲骨)ことが逆に良かったのかも知れない。トレーニングもできたし、不安はあるがケアーしながらやってます」と丸山。アイシングや電気などいろいろ治療はしているが、なかなか完治しない。 「来週からはジャンボさんも出るといっているし、少しでもジャンボさんとの差を詰めておかないといけないですね」 ジャンボのいない今週は絶好のチャンス。現在は賞金ランク2位。なんとかトップ(もちろんジャンボ!)との差を縮めておかないとまずい。 2位グールプには10人がひしめく。芹沢信雄は「今週は2番アイアンの代わりに5番アイアンを入れ...
1997/06/12国内男子

首位は宮瀬博文。金子柱憲が1差で追う。

久しぶり、宮瀬博文が34.33の67。トップを走っている。まだまだ混戦模様で1打差にはこのところ調子を上げている金子柱憲。井戸木鴻樹、中村通もまずまずの好位置。どこかの試合で上位に来ると、しばらく調子が持続するものらしい。コースは梅雨知らずの北海道。風もさほど強くはなく、気分よくいいスコアが出ているから、明日からもバーディ合戦?...
1998/07/23国内男子

首位はコンラン。田中秀道も好位置!

全英オープンの余韻の残る今週。男子トーナメントは青森CCを舞台に今年から始まった新規トーナメントアイフルカップゴルフ。途中、雨のため中断をはさんだ初日、トップを走ったのはS.コンラン。ボギーなしの7バーディ。本人としては先週はワッツ、今週はコンランで決まり!といきたいところだ。「雨の中のゴルフは精神的に影響を受ける人もいるだろうが、ぼくは平常心でプレーできる」 富永浩が66でラウンドした。ボギーひとつ、バーディ7つ。「午後のスタートで条件が良かった。風もなく傘もいらなかったからね」 今年は10キロの減量に成功した。夕食を早い時間にとるようにしたのだという。「トレーニングもしている。最近は疲れが...
1998/07/09国内男子

今週も若手? 片山晋呉が6アンダー!

丸山茂樹を始めてとして威勢のいい選手たちが英国へ旅立ってしまう今週。しかし多くのプロにとってはチャンスでもある。どんな状況だろうと勝ちは勝ち・・というわけでもないだうが、今週もトップに立ったのは若手の片山晋呉。またこのところ静かだったジャンボ尾崎も4アンダー。 片山晋呉はアイアンがさえ渡っての7バーディ、1ボギー。4~5メートルのバーディもあったが、カップ至近距離のイージーバーディが3ホール。腰の手術後、ひさしぶりの晴れやかな舞台だ。 「悪い流れを断ち切ってくれるような、これが入れば・・というのがよく入ってくれた。救われました」 先週まではリキんでパッティングしていたような気がしていたのだとい...
1998/06/25国内男子

8アンダー首位はなんとシニアの井上久雄!

日本プロからこのミズノオープンまでの7試合の加算賞金上位4人、およびミズノオープンの上位1名(有資格者をのぞく)には全英オープン出場権が与えられる。このため、特に若手選手がこの試合にかける意気込みはものすごい。横尾要は「優勝か単独2位で全英出場!」と燃えている。また先週水をさされた鈴木亨は「なりふりかまわず勝つ!」と宣言している。 その横尾は43位、鈴木は26位の発進。しかしこのコース、べらぼうなスコアが出ているから明日以降の展開はまったくわからない。 初日の首位に立ったのはシニアの大ベテラン井上久雄。自分自身で「すごいですね」と感動する9バーディ、1ボギー。 「日本にいてもシニアの試合は少な...
1998/05/28国内男子

藤池昇竜、11アンダーの60!

舞台は高知県、黒潮の太平洋をのぞむ土佐CC。開催コースは違うものの昨年はジャンボ尾崎が大会を2連覇。去年はこの試合の優勝がすでにシーズン3回目の勝利で、外国勢に押しまくられ気味の今年とはだいぶ様相がちがう。とはいえ今週、ジャンボはまずまずの3アンダースタート。可能性は十分。 しかし初日は3アンダーや4アンダーでは問題にならない。ほとんど無名の藤池昇竜(ふじいけのぼる)がなんと11アンダーの60をマークして、もちろん文句無しのダントツ首位。11番でバーディ。15番から18番まで4連続バーディ。1番で唯一のホギーを叩いたが2番から4番ま3連続バーディ。6番ミドルでイーグル。7番8番を連続バーディ。...
1999/09/23国内男子

初日は堺谷和将。宮瀬が1打差に

心配されていた天候もまずまず。初日は堺谷和将がボギーなしの5アンダーでトーナメントをリードした。2位には宮瀬博文。尾崎健夫も好位置につけている。 堺谷和将は昨日から使い始めたパターがぴったりはまった。実に構えやすいという。「先週は最終日いいところにいたのに10番3パット、11番を4パット。それで気分転換をかねてピンタイプの新しいパターに替えた」 実は8月の数試合、絶不調におちいった。「ドライバーが芯に当たっているのにほとんど真右にしか飛ばない」という恐怖の病気。牧野裕にアドバイスを受けて「200ヤードを打つ感じ」で軽く振るように心がけた。それでだんだんヘッドが出るようになったという。初日トップ...
1999/09/16国内男子

今度こそ本物? 細川和彦

全日空オープン初日。66をマークして単独トップに立ったのは細川和彦。2位に2打をつけてのリードとなった。追いかけるのはアメリカのT.ハミルトン。飯合肇・渡辺司・東聡ら6人が3位グループにつけている。 先週のサントリーオープンでは細川が第3ラウンドを2打差2位につけながらも、最終日は78の大叩きと空回りだった。今季は何度2位となっただろうか。 今度こそと気合を見せた初日首位。内容は6バーディ・ボギーなし。調子は決して悪くない。「ピンチというピンチはなかった」と本人も言うように、先週最終日の悪いイメージを引きずらないように一打、一打集中してプレーしたのが良かった。プロアマの日(水曜日)に納得できる...