2007/09/15GDOEYE

飛距離でもポテンシャルの高さを発揮!服部真夕の実力はホンモノ!?

「マンシングウェアレディース東海クラシック」の2日目、土曜日のラウンド後には恒例のドライビングコンテストが行われた。参加選手は18名、優勝争いを展開する飯島茜や上田桃子は時間的にも参加する時間がなかったが、早い時間にラウンドした選手たちが、1番ホールに集まりだすと、ギャラリーも18番グリーンから移動を開始した。 優勝候補のタミー・ダーディンは残念ながら記録なしに終わったが、このドライビングコンテストでも台風の目となったのは、新人の服部真夕だった。166センチという女子選手の中では比較的体格に恵まれ、腕と体全体を使った大きなスイングで259.3ヤードを記録。2位の矢部有香子に4.1ヤードの差をつ...
2007/09/14GDOEYE

プロキャディの“重い”一言

来季の日本女子ツアーは、現在の36試合から3試合増え、39試合になるという噂。片や、男子は試合数の減少が囁かれており、現在の24試合から20試合前後になるのでは!?と言われている。その影響の煽りを受けるのはプロゴルファーだけではない。そのキャディバッグを担ぐプロキャディ達にとっても、人ごとではない非常事態なのだ。現在プロキャディと言われる人達は、男子ツアーで30人前後いるらしい。 その中には、男女ツアーを掛け持ち、勝利をことごとくものにしているラッキーなキャディもいる。男子では谷口徹を、女子では上田桃子を担当している清水重憲さんだ。その清水さんが発する「やはり試合が減るのは痛いですよ!私は幸い...
2007/10/15GDOEYE

日本ツアー随一の飛ばし屋が、海外の強豪に挑む!

横峯さくらと上田桃子の熱闘の元に幕を閉じた「富士通レディース」。賞金総額が1億円を突破した横峯は獲得賞金額で2位に浮上し、賞金女王争いも混沌の様相を呈してきた。その裏で、もう1つの争いが繰り広げられていたのをご存知だろうか。 今大会終了時点の賞金ランキング上位35名に与えられる、11月開催の「ミズノクラシック」出場者が確定した。同大会は、日本で開催される全米女子プロゴルフ協会の公式戦で、米国女子ツアーが誇るトッププロのプレーを日本にいながら楽しむことができるのだ。そんな海外の強豪と、日本人プレーヤーとの競演を楽しみにしているファンも多いことだろう。 今年、「ミズノクラシック」に初出場を決めた若...
2007/10/13GDOEYE

さくらだけじゃない! 海外を転戦する姉・横峯留衣が予選を突破!

横峯さくらの猛チャージにより、試合展開も一気にヒートアップしてきた「富士通レディース」2日目。明日の最終日は最終組でのラウンドとなるが、その同じ決勝の舞台に横峯3姉妹が揃って姿を現すことになった。長女の横峯留衣が、次女の彩花さんをキャディに従え、通算1オーバーの32位タイで予選を突破。今週の火曜日に行われたマンデートーナメントを勝ち抜いて手にしたチャンスを、今季初の予選突破という形で見事にモノにした。 開口一番「メッチャ嬉しいです!」と満面の笑み。「悲惨なほど酷かった」というドライバーに悩んでいた時、さくらと父・良郎氏から助言を受け、ドライバーを替えたことが奏功したという。しかし、今週の好スコ...
2007/10/12GDOEYE

9人によるプレーオフ!? 勝って手にしたものは・・・

今週開催の「富士通レディース」に先立ち、9日の火曜日に主催者選考会が行われた。出場資格のない選手たち56人が集い、上位通過者に与えられる出場枠は僅かに16人。その16人目を決める争いが、史上まれに見る大熱戦となったのだ。 全競技を終えた時点で、16位タイのイーブンパーに何と9人もの選手が名を連ねていた。残り1枠の行方は、9人によるサドンデスのプレーオフに委ねられたわけだ。その1ホール目は、1番パー5で実施。ここで鈴木舞子と塩田亜飛美の2名がバーディを奪い、早々と7人が脱落した。続く2ホール目は2番パー4で行われ、ここでもバーディを奪った鈴木が、見事に出場権を獲得したのだ。 土壇場で出場権を手に...
2007/08/02GDOEYE

メジャー大会もボランティアの人たちに支えられている

全英リコー女子オープンがセントアンドリュースで始めて開催されるのだが、それを喜んでいるのは選手ばかりではない。試合を開催するにあたって、どの試合も多くのボランティアの方々に支えられているのだが、ことメジャー大会ともなると希望者が殺到するそうだ。 ドライビングレンジでは、若い女の子(推定10代)が4名選手の名前が入ったプレートを準備したり、選手が使用するボールを運んでいた。その裏方となって、アプローチグリーン上に転がるボールを専用の青いボール拾いでかき集めるおばちゃんがいた。そのボールを一旦レンジ入り口のテントの中に持ち込むと、もう一人のおばちゃんが、「はい、こっちこっち」という感じで網のかごを...
2007/07/30GDOEYE

世界ジュニア2位!森田理香子の期待値

北海道・苫小牧市で行われた国内女子ツアー第19戦「アクサレディスゴルフトーナメント」で、アマチュア選手として唯1人予選通過を果たして、通算1オーバー24位タイでベストアマに輝いた森田理香子(17)。 前週はアメリカで「世界ジュニアゴルフ選手権」に出場して個人2位の成績を残しているが、喜びよりは悔しさの方が大きかった。「トップと10打差ですからね、やっぱり悔しいです。違うなと思ったのはショートゲーム。チャンスは逃さないし、入れないといけない所は必ず入れてきますからね」と、世界との差を肌で感じた。 そのせいなのか、「うちにこんな練習グリーンが欲しいんです!」と、トーナメント会場の綺麗に手入れされた...
2007/07/28GDOEYE

ゴルフ場でライブに花火!?トーナメントの楽しみ方も色々です!

最終組がホールアウトしても、ギャラリーが帰ろうとしないトーナメントはあまり無いだろう。今回がトーナメント初開催となる「アクサレディスゴルフトーナメント」では、大会2日目の競技終了後、有名アーティストを招待してのアーティストライブを催した。 Skoop On SomebodyやGONTITIなどがステージで生演奏を行い、地元FM局のDJがマイクでイベントを盛り上げる。会場にはテーブルと椅子が用意され、客はビールやワインを飲みながらゆったりとライブを楽しむ。夏とはいえ、冷え込む夜に備えて至る所にストーブも設置された。また、このライブイベントをより幅広い層に観戦させるため、会場へ40組80名を無料招...
2007/07/22GDOEYE

次こそは!2週続けて優勝争いの有村智恵

優勝争いも大詰めを迎えた17番。15番でトリプルボギーを打って、一時は4打あったリードが僅か1打に縮まったチャンナは明らかにバタついていた。ティショットを左にひっかけコース脇の木に当てると、ラフからのセカンドショットはピンをオーバーしグリーン奥にこぼれ落ちた。しかし、ここでちょっとしたラッキーがある。グリーン奥の傾斜を転がり落ちる球が、テレビカメラのケーブルに当たって途中で止まった。チャンナはこの運を味方につけ、見事にこのピンチをパーで切り抜けた。 同じ最終組で回る有村智恵は2週続けての優勝争い。最終18番パー5を迎えたところでトップのチャンナとは1打差の2位。バーディ・ボギーなら逆転優勝も可...
2007/07/21GDOEYE

「鈍感力」が大切です!シード獲得を目指す土肥功留美

昨年のQTを4位の好成績で通過したものの、今年はここまで16戦して予選落ちが9回。獲得賞金も296万円の82位と、なかなか思うような成績が残せていない土肥功留美(21)。しかし、先週4試合ぶりに予選を突破して40位タイに入ると、今週は初日2位タイ、2日目8位タイ、3日目6位タイと好位置をキープしている。 本人に好調の要因を尋ねると、「大人になったんです・・フフ」と意味深な答えが返ってきた。聞けば、これまではコーチが決めた練習をこなしていたのだが、先週からは自分で練習内容を考え、自分のペースでやる事にしたのだという。「今までは決められた数を打っていたけど、今は納得がいったらそれで止めるから疲れな...
2007/07/27GDOEYE

「ツアーで1人なのは初めてです!」4試合連続のベストアマを狙う横山恭子

全英女子オープンの前週ということで、多くの上位選手が欠場している今大会。普段は横峯さくらと行動を共にしている横山恭子(18)にとっては、今回が初めて1人っきりでのツアー参加となった。 「会場で1人っていうのは、初めてですね」。普段は、練習や食事もチームさくらと共にしているだけに、1人で寂しくなったりはしないのだろうか?「いやー、全然大丈夫ですね(笑)。最近、1人が好きになってきました(笑)」。実は、近頃も移動は一人ですることが多いのだという。キャディバッグとスーツケースの大荷物を持って、飛行機に乗ったり、新幹線に乗ったり・・。「もう慣れましたね。でも鹿児島には電車がないので、地元の友達には1人...
2007/07/20GDOEYE

そのパワーには一見の価値あり!久々に出てきた大型選手 / 三塚優子

22歳、身長172cm、体重65kg。最近注目を浴び始めている選手、それが三塚優子だ。 彼女のウリは何といってもその飛距離! 平均270ヤードというからビックリ。「クラシエ フィランソロピーLPGAプレーヤーズチャンピオンシップ」の2日目、その三塚が女子プロ界屈指の飛ばし屋、福嶋晃子とラウンドするとあり、関係者も密かに注目していた。 福嶋とのラウンドで、ドライバーの飛距離について三塚は「気になりましたよ!でも気にして力まないように心がけました。やはり相手は雲の上の人ですから。」と感想を述べた。でも飛距離はそんな変わらなかったですよね?という問いには、「そうなんですよ!だから余計に気になって。思...
2007/07/19GDOEYE

偉大な姉に支えられ、二人三脚の好発進!

「ビックリしました!3ヶ月分の運を使いましたよ」 今週開催の「クラシエ フィランソロピーLPGAプレーヤーズチャンピオンシップ」初日、首位と1打差の3アンダー2位タイとした福嶋浩子は、会見の場で他人事のように話した。彼女の氏名と画像を見れば感の良い方はピンとくると思うが、国内ツアー20勝を誇る福嶋晃子の妹だ。 これまでは姉のサポート役にまわることが多く、表舞台に立つことは少なかったが、今季の「ニチレイPGMレディス」でレギュラーツアーデビュー。ここは予選落ちに終わってしまったが、この経験は無駄ではなかったようだ。しかし、本人は至って控えめ。「予選通過が目標なので、貯金ができましたね」と、まずは...
2007/07/15GDOEYE

ついに賞金トップの上田桃子/勝ち方も大切、負け方も大切

プレーオフの末、有村智恵、横峯さくらを振り切って自身3勝目を達成した上田桃子。クラブハウスに戻ってきた上田を待っていたのは、3週前のプロミスレディスで上田を破って優勝を果たした藤田幸希だった。「良くやったね~。おめでとう!」藤田の祝福に、上田は思わず涙をこぼした。 あの時もプレーオフで決着がついた。だが、その後のグリーン上での態度について、上田のブログには、「生意気だ」「礼儀がなってない」といった批判的なコメントが書き込まれた。あの時は、悔しさのあまり勝者に敬意を払う余裕がなかった。「1勝、2勝とするたびに、嬉しい事と悲しい事が同じくらいあって…。正直、この大会の前までは辛い事の方が沢山ありま...
2007/08/04GDOEYE

「やって良かった!」キャディとして参戦中の岡田伊津美

ショット前に狙いどころを確認する藤田幸希(21)とキャディの2人。このキャディさん、よ~く見ると同じプロゴルファーの岡田伊津美(35)である。 「今年に入って、幸希の方から一度やってくれませんかという話があって、今週は家からも近いし、じゃあ今週やろうか」、といった経緯でコンビは誕生したという。岡田は昨年の賞金ランキング59位。出場権を得るべく挑んだQTでは惜しくもファイナル進出を逃している。 この2人、ゴルフに関してはまるで正反対。セオリー通りに攻める岡田に対し、若い藤田はイケイケタイプ。岡田にとっては、初日に同組となったチャンナや藤田のスタイルは、新鮮で刺激的だったようだ。「自分だったら手前...
2007/08/03GDOEYE

ドライビングディスタンスの測定にハイテク機器導入!

全英リコー女子オープン初日、天候は晴れだが、時間が経つにつれ風が強くなってきた。そんな中、14番ホールでは選手たちのドライビングディスタンスの測定が行われていた。 日本ツアーでも頻繁に行われる測定だが、日本の場合は大会ごとに指定されたホールで独自にデータを取り、選手の最高飛距離をデータで争う。その集計を年間の選手データとして再集計する。大会ごとというのは、都度競技の運営会社が異なるため集計方法もまちまちという感がある。 基本的にはあらかじめ測定されたポイント、例えば230ヤード、240ヤード・・・など10ヤード刻みにポイントを定め、選手のボールの位置に合わせて担当者が歩測する。その場合、歩測な...
2006/06/04GDOEYE

優勝争いの光と影。最終組に起きたトラブルの影響は・・・

問題のシーンは14番のグリーン上で起きた。優勝争い真っ只中の最終組。ピン上5メートルに2オンした中田は、マークはしたもののボールを置いたままラインを読んでいた。その時、風と傾斜の影響で、ボールがするすると動き出し数メートル転がってしまった。中田はそのボールを拾い上げ、再び元の位置に戻してパットを行った・・・。 中田は振り返る。「その時は”あらっ”と思って半信半疑だったのですが、人のせいにしたらあれですけど、同伴競技者に聞くと『戻して打つんじゃない』って言われたので、そっかと思って。でも競技委員を呼べば良かったんですよね。自分の判断ミスです」。 15番ティに向かう途中、競技委員がやってきて説明を...
2006/06/03GDOEYE

「最近は何をやっても上手くいかないんですよ……ゴルフ以外でも」

2002年11月の「大王製紙エリエールレディス」から実に3年7ヶ月、80試合に渡って続けてきた不動裕理の連続予選通過記録が今大会でついに途絶えた。ツアー制度施行後は、不動自身が99年から02年にかけて記録した91試合というのが最高だが、自己記録更新には至らなかった。 2日間で3パットが7回と、今大会はパッティングに苦しんだ。「グリーンが全然読めなかったです。これでは落ちるのはしょうがないですね」。ホールアウト後は、割り切ったような笑顔も見せた不動。「頑張った結果なので、しょうがないです」。自分に言い聞かせるように、そう繰り返した。 「前兆はあったので・・・」。5戦目のライフカードレディスで今季...
2006/06/02GDOEYE

さくらパパのピンチ!口は災いの元というが・・・

1日発売の週刊誌に「横峯パパが樋口久子LPGA会長に宣戦布告『女子プロをダメにしたのはお前だ!』」と強烈なタイトルで、協会批判と取れる内容の記事が掲載された横峯良郎氏(46)……その真意に迫った。 横峯良郎 「はめられた。事前に原稿を見せろって言ったのに、見せもしない。最初から怪しい奴だと思ってたんよ」。 女子ゴルフの盛り上げに熱心な良郎氏は、普段から練習ラウンドでコーチがグリーンに上がれないことなどを、改善すべき点として口にしているが、今回ばかりは火消しに懸命だ。 横峯良郎 「あれはよ、他のコーチからも『困った…』って言われるから、俺がマスコミを通してこういう問題がありますよってことをアピー...
2006/05/28GDOEYE

女王不動裕理の凄さ、そして新たな一面を発見!おねーさんはなんでもお見通しよ

今週はショット、パットともに精彩を欠き、それでもスコアをまとめて通算2アンダーの単独6位でフィニッシュした女王、不動裕理。実は彼女と新キャディとの間でさまざまな出来事?が起きていたのはあまり知られていない・・・。 今週、不動のキャディを務めたのは、練習場でバイトしながらプロを目指している森君(26歳)。その森君に不動への第一印象を聞いてみると、 「キャディは初めての経験で、しかもあの女王不動さんでしたから、会う前はすごく緊張しました。会ってみて感じたのは不動さんは、心の広い、すごくいい人ってのが感想です。 練習ラウンドの時、不動さんが『あなたの長所短所言ってみて?』と言われたんですが、私は『・...