2024/03/19GDOEYE
運転中の横顔にオーラを
FASHION
タッド・フジカワ
Tadd Fujikawa(33)
生年月日 | 1991/01/08 | プロ転向 | |
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出身地 | ハワイ州 | 身長/体重 | 155cm/60kg |
国籍 | アメリカ合衆国 | 出身校 |
ハワイ出身の天才少年 タッド・フジカワは2006年、15歳で全米オープン出場、2007年16歳になってからもソニーオープンで20位、パールオープンではプロを抑えて優勝をしている。今回は正面からの3番ウッドでのショットとなるが身長154cmと小柄ながら豪快なショットを放つフジカワのスイングを分析してみたい。彼はクラブヘッドをうまく走らせて最大限のエネルギーをボールに伝えている。まずは2コマ目から5コマ目のフジカワの左手袋のロゴに注目して欲しい。この位置はテークバックでかなりクラブフェースを開いてオープン目となっている。そして下半身のリードで切れ返しをした後、インパクト前後では「サムダウン」と呼ばれるクラブを低くリリースしている動きをしている。これは右手親指を右腕よりも上に向けず下の方に向けて行く動きとなる。右の手首内側に負荷を感じながらクラブヘッドを走らせていくが積極的な動きをしてもボールは左に行きにくいという利点もある。幼少時代から柔道で鍛えた下半身や太い腕もパワーの源であるが、うまくバランスが取れていなければショットの再現性は少なくなり左右にボールがぶれやすいだろう。フジカワのショット安定度が高いのは左の膝を横に逃がさずにうまく左壁ができているのが理由のひとつ。左の壁とサムダウンリリースがうまく現れているのが10コマ目となる。どちらかというと短いクラブよりも長いクラブの方が得意としているだろうが、今後の課題としてはショートアイアンでインパクトを強く入れすぎずスピン量を均一に抑えるコントロールショット。これががあれば彼のポテンシャルはさらに増えていくだろう。アンディー和田