開幕2日前に練習ラウンドを行った松山英樹

◇世界選手権シリーズ◇WGCデルテクノロジーズ マッチプレー 事前情報◇オースティンCC（テキサス州）◇7108yd（パー71）

PGAツアー、欧州ツアー等で年間唯一のマッチプレー戦が、コロナ禍での大会中止を経て2年ぶりに開催される。世界ランキング上位64人を集めて24日（水）に開幕。3日間のグループステージ戦と、週末2日間の決勝トーナメントで頂点が争われる。

＜＜　下に続く　＞＞

全選手が4人1組、計16組に分かれるグループステージで総当たり戦を実施。勝者が1ポイント、引き分けの場合は両者が0.5ポイントを獲得し、3マッチの合計ポイントで成績1位の選手が決勝トーナメントに進出する。

前回の2019年大会ではケビン・キズナーが決勝戦でマット・クーチャーを破って優勝。18年大会は2位で終えており好相性を誇る。グループステージではそのクーチャー、ルイ・ウーストハイゼン（南アフリカ）、2週前の「プレーヤーズ選手権」を制したジャスティン・トーマスと同じグループ2でぶつかる。

日本勢は松山英樹が出場。2週前の「プレーヤーズ選手権」で予選落ちし、1週間のオープンウィークで再調整を図ってきた。グループ10に入り、パトリック・カントレー、カルロス・オルティス（メキシコ）、ブライアン・ハーマンとのマッチが決まった。会場をテキサス州に移してからは、決勝トーナメント進出がなく奮起が期待される。

世界ランキング1位のダスティン・ジョンソンはケビン・ナ、ロバート・マッキンタイア（スコットランド）、アダム・ロングと同じグループ1。グループ4には2月末の「WGCワークデイ選手権」からの世界選手権シリーズ連勝がかかるコリン・モリカワのほか、ビリー・ホーシェルらが入った。ブライソン・デシャンボーはグループ5でトミー・フリートウッド（イングランド）らと対戦する。

優勝者にはフェデックスカップポイント550ptを付与。2週後に控える「マスターズ」前の最後の出場試合にするトップ選手も多く、オーガスタに向けた試金石になる5日間大会だ。

■グループステージの組み合わせ（総当たり戦）

【グループ1】
ダスティン・ジョンソン、ケビン・ナ、ロバート・マッキンタイア、アダム・ロング
【グループ2】
ジャスティン・トーマス、ルイ・ウーストハイゼン、ケビン・キズナー、マット・クーチャー
【グループ3】
ジョン・ラーム、ライアン・パーマー、シェーン・ローリー、セバスチャン・ムニョス
【グループ4】
コリン・モリカワ、ビリー・ホーシェル、マックス・ホマ、J.T.ポストン
【グループ5】
ブライソン・デシャンボー、トミー・フリートウッド、キム・シウー、アントワン・ロズナー
【グループ6】
ザンダー・シャウフェレ、スコッティ・シェフラー、ジェイソン・デイ、アンディ・サリバン
【グループ7】
パトリック・リード、ホアキン・ニーマン、クリスティアン・ベゾイデンハウト、バッバ・ワトソン
【グループ8】
ティレル・ハットン、リー・ウェストウッド、セルヒオ・ガルシア、マット・ウォレス
【グループ9】
ウェブ・シンプソン、ポール・ケーシー、マッケンジー・ヒューズ、テーラー・ゴーチ
【グループ10】
パトリック・カントレー、松山英樹、カルロス・オルティス、ブライアン・ハーマン
【グループ11】
ロリー・マキロイ、キャメロン・スミス、ラント・グリフィン、イアン・ポールター
【グループ12】
トニー・フィナウ、ジェイソン・コクラック、ウィル・ザラトリス、ディラン・フリッテリ
【グループ13】
ビクトル・ホブラン、アブラム・アンセル、ベルント・ヴィースベルガー、ケビン・ストリールマン
【グループ14】
ダニエル・バーガー、ハリス・イングリッシュ、ブレンドン・トッド、エリック・ファンローエン
【グループ15】
マシュー・フィッツパトリック、マシュー・ウルフ、コーリー・コナーズ、ジョーダン・スピース
【グループ16】
イム・ソンジェ、ビクトル・ペレス、マーク・レイシュマン、ラッセル・ヘンリー