GDO編集部が選ぶ 2012年国内男子ツアー10大ニュース
2001年 グレーターミルウォーキーオープン
期間:07/12〜07/15 場所:ブラウンディアパークGC(ウィスコンシン州)
やった! やった! 待ってました、丸山初優勝!!おめでとう
米国男子ツアー「グレーター・ミルウォーキーオープン」の最終日。ついに、丸山茂樹が米ツアーで勝利をあげた。昨年から本腰を入れて挑んできた丸山の米ツアー挑戦はついに第一関門を突破、全英オープン直前、ビックニュースが飛び込んできた。
丸山は大会3日目を終えて、首位に1打差13アンダーの2位と絶好の位置につけた。しかし、同スコアに3人が並び、誰が抜け出してもおかしくない、緊迫したムードで最終日を迎えた。
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4番ホールでバーディを奪い、14アンダーで単独首位に立つと、6番でもバーディ、そして8番パー4では2打目が直接カップイン、快心のイーグル。後半も10番でバーディ、しかし、11番パー3でこの日初めてのボギー。そして、15番パー5でバーディを奪い再び18アンダーにした。
この丸山を猛追してきたのが、チャールズ・ハウエルだった。11番ホールを終えて12アンダーのハウエルが、12番からの7ホールで6バーディを奪う猛チャージをかけ首位丸山に追いつき、プレーオフに突入した。
プレーオフには勢いが必要となるが、その意味ではハウエル優勢かとも思われた。しかし、1ホール目に丸山がティショットをフェアウェイをキープ。対するハウエルはラフに打ち込み、4打目でようやくグリーンを捕らえ、パーパットも外した。そして、丸山は3打目でグリーンを捕らえると、3メートルほどのバーディパットを沈め決着がついた。
日本人の米ツアー優勝は、1983年の青木功が達成したハワイアンオープン以来18年ぶり、米国本土での優勝は初めて。今シーズンも多くの日本人プレーヤーが挑戦し、誰が一番早く達成するか注目されていたが、やはり、米ツアーにおける日本の顔”丸ちゃんスマイル”が、その偉業を達成した。