【WORLD】M.クーチャーが得た自信/ザ・プレーヤーズ選手権レビュー
2001年 ザ・プレーヤーズ選手権
期間:03/22〜03/25 場所:TPC at ソーグラス(フロリダ州)
T.ウッズがV.シンを振り切り、2週連続優勝。ツアー最高賞金の106万ドルを獲得した。
フロリダ州ポンテデドラビーチのTPCソーグラスで行われているザ・プレーヤーズ選手権の最終日。プレーヤーズ選手権の栄冠を狙うT.ウッズが序盤からスコアを伸ばした。スタートの1番でバーディ、2番ではイーグルを奪い単独首位に立った。そして、タイガーの最終組が9番ホールを終了した時点で日没サスペンデッドとなり、翌日に持ち越された。
一夜空けて迎えた残りのラウンド。出足の10番でもバーディを奪ったT.ウッズの独走体制に入るかと思われた。しかし、そんなタイガーをぴったりとマークしたのが、昨年メジャー大会をタイガーと分け合ったV.シンだ。しかし、14番でティショットを大きく左に曲げるミスショット。このホールをトリプルボギーとしてしまった。
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そして、もう一人。前日5位スタートのB.ランガ-が、後半9ホールを5バーディ、3ボギーと出入りの激しいゴルフながら、12アンダーまで伸ばし優勝争いに絡んできた。
最終日を単独首位で迎えたJ.ケリーは、後半まで自分のゴルフを崩さず耐えてきたが、終盤崩れ単独4位で終了した。
14番で崩れたV.シンは、16番パー5で2オンを狙うが少し大きく、池ギリギリで助かった。しかし、この返しの3打目をパターのトウでゲートボールのように打ったショットがカップに吸い込まれるイーグルを奪った。これで再びタイガーに1打差までツメよった。
だが、先週優勝しているタイガーに焦りはなかった。16番でらくらくバーディを奪うと、17番のパー3をなんとかパーで凌ぎ、最終18番ではティショットをラフに入れたが、その後は落ち着いてボギーに抑えプレーヤー選手権初制覇を成し遂げた。
この大会、このコースに相性のいい尾崎直道は、最終日には連続バーディの好スタートを切ったが、スコアを1つしか伸ばせず、26位タイで終わった。