“ルーキー”石川遼/コラム&最新スイング集
2013年 プエルトリコオープン
期間:03/07〜03/10 場所:トランプインターナショナルGC(プエルトリコ)
S.ブラウンがツアー初勝利 石川遼は39位タイで終戦
◇米国男子◇プエルトリコオープン 最終日◇トランプインターナショナルGC(プエルトリコ)◇7569ヤード(パー72)
混戦模様となった終盤戦を制したのは、首位タイからスタートしたスコット・ブラウン。1打差を追って迎えた最終18番(パー5)、首位のファビアン・ゴメス(アルゼンチン)がボギーを叩いた一方、バーディを奪って土壇場で逆転し、通算20アンダーでツアー初勝利を手にした。ゴメスはジョーダン・スピースと並び、通算19アンダーの2位タイ。
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8位タイからスタートした石川遼はボギーが先行する苦しい展開となり、2バーディ、4ボギーの「74」。今週4日間で初となるオーバーパーラウンドとなり、通算10アンダーの39位タイに後退してフィニッシュした。
<「夢がかなった」PGAツアー初優勝のスコット・ブラウン>
最終日最終組、アルゼンチンのファビアン・ゴメスと首位に並んでスタートしたスコット・ブラウン。序盤イーグル、バーディとスコアを伸ばすも、8番から3連続ボギーと再び混戦に逆戻り。最終18番を迎えたときは、ゴメスに1打のリードを許していた。
それでも、ゴメスが2打目をバンカーに入れて、3打目はグリーンオーバー。再びバンカーから寄せきれずにボギーを叩くと、ブラウンは1.2メートルのバーディパットをしっかりとカップに沈めて鮮やかな逆転勝利。力強いガッツポーズで喜びを表現した。
「夢がかなったね」とブラウン。「4~5歳の頃からゴルフをしてきて、子供の頃からずっと夢見てきたこと。それに、ジョージア州オーガスタで育ったからね。多分、正面ゲートから500ヤードくらいのところだよ」。
残念ながら、WGCの裏開催である今大会は、優勝しても「マスターズ」の出場資格を得られない。それでも、PGAツアー初優勝の味は、ブラウンにとって格別なはずだ。