米国男子ツアー「メモリアルトーナメント」が、5月23日（木）から26日（日）まで、オハイオ州ダブリンのミュアフィールドビレッジ ゴルフクラブで開催される。今週は歴史的な記録が達成されるか注目されている。

この大会はジャック・二クラスがホストを務める大会で、4大メジャーに次ぐ第5のメジャーとも言われる由緒ある大会。そして、昨年まで3年連続で優勝しているタイガー・ウッズが自身初の大会4連覇に挑むのだ。

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長いゴルフの歴史でも、同じ大会を4年連続で勝ったのは、1924年から27年に全米プロゴルフ選手権でウォルター・へーゲンが達成して以来誰も到達していない大記録。今年の4大メジャー制覇を狙うウッズにとって、もう一つの課題がこの大会の連覇だ。

昨年は3日目まで順調にスコアを伸ばし、最終日は他を寄せ付けず2位に7打差の17アンダーで優勝を飾った。今シーズンもマスターズで連覇を達成、そして先週は欧州ツアーのドイツ銀行SAPオープン欧州TCPで連覇を達成したばかり。連覇のかかったココ一番での隙の無さは、さすがとしか言いようがない。

今週の日本勢は丸山茂樹と谷口徹、横尾要の3人が出場する。2週連続優勝の期待がかかった丸山は、先週もショット、パットともに好調だったが、波に乗ることができず19位で終わった。

そして、ついに丸山が予選でタイガーの組に入ることになった。4月のマスターズでは伊沢利光がタイガーとの組み合わせになり注目を集めたが、これは日本勢の実力が米ツアーで認められてきたことを意味する。丸山にはタイガーに飲み込まれるのではなく、昨年のワールドカップのように互角以上のゴルフを見せてもらいたい。

昨年もこの大会に出場した谷口は、初日5位につけると2日目に74の大叩きをしてしまったが、3日目、そして最終日にスコアを伸ばし5位タイで終了している。今年も上位に食い込めるか期待がかかる。

また、横尾要はウェイティングリストの2番目に名前を連ねており、ギリギリになって出場が決まった。昨年の横尾は2日間で9オーバーと崩れてしまったが、昨年失敗したコースは克服してもらいたい。