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2003年 WGC アメリカンエキスプレス選手権
期間:10/02〜10/05 場所:キャピタルシティクラブ(ジョージア州)

崩れかけたタイガーだが、他を寄せ付けずシーズン5勝目

WGC(世界ゴルフ選手権)の今シーズン第3弾『WGC アメリカンエキスプレス選手権』が、ジョージア州ウッドストックにあるキャピタルシティクラブで開催された。シーズン終盤に入り、賞金王争いも激しくなりトッププロたちが、熱い戦いを繰り広げてくれた。

大会前から注目を集めていた連覇を狙うタイガー・ウッズと、現在賞金ランキング首位のビジェイ・シン。2人の直接対決も実現。最終日は最高潮に盛り上がるはずだった。

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ところが、優勝を争っているこの2人は、スコアを伸ばせず耐えるラウンドを強いられた。先にボギーを叩いたのは、追う立場のシン。2番ボギーのあと6、7番で連続バーディを奪ったが、9番でもボギーを叩きスコアを伸ばせない。一方、タイガーも5、12番でバーディを奪ったが、その後ボギーを叩きスタート時の8アンダーのまま。

シンは後半も2つのボギーを叩き4アンダーに後退。そして、首位タイガーも一時は4打のリードを奪ったが、17、18番の上がり2ホールで連続ボギーを叩いてしまった。それでも2位グループに2ストロークの差をつけて今シーズンの5勝目と大会連覇を果たした。

シンと同じ4アンダーで2位には、4日間つねに上位につけていたティム・ヘロンスチュアート・アップルビーの2人並んだ。3アンダーの5位には、この日5ストローク伸ばしたデビッド・トムズが12位から浮上。タイガーばかりに注目が集まりがちだが、この大会は世界の強豪が勢ぞろいしている。 トムズだけでなく、ドイツのアレックス・チェイカやオーストラリアのロバート・アレンビーも最終日に5アンダーをマークしギャラリーの声援に応えた。

日本からは伊沢利光と手嶋多一の2人が招待出場。イーブンパーの13位からスタートした伊沢は7オーバー25位とまずまずの成績を残し、初日7オーバー66位と出遅れた手嶋は、その後安定感を取り戻し51位と徐々に順位を上げていった。

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