【WORLD】マキロイの山頂到達とタイガー/ザ・ホンダクラシックレビュー
2003年 ザ・ホンダクラシック
期間:03/13〜03/16 場所:CC at ミラゾル(フロリダ州)
好スコア続出!貞方章男が5アンダーで日本人トップ
米国男子ツアー第10戦「ザ・ホンダクラシック」が、フロリダ州パームビーチガーデンズにあるCC at ミラソルで開幕した。午後になって天候は予報通り、落雷がコースを取り囲んだ。日本時間の7時30分、競技中断のサイレンがコース内に鳴り響いた。そして、時間も遅かったため回復を待たず、この日はサスペンデッド。38名がホールアウトできず、明日早朝からコースに出ることになった。
今年から会場が新しくなったのだが、その初日は好スコア続出となった。スコアを伸ばしたのは、早い時間にスタートした選手が多く、9アンダーでジャスティン・レナード、ノタ・ビゲイIII、ジェフ・ブレハートの3人が並んでいる。
<< 下に続く >>
10番ホールからスタートしたビゲイは、14番から4連続バーディを奪い、折り返すと1番から5連続バーディを奪った。1999年、そして翌2000年にそれぞれ2勝づつ挙げているノタ・ビゲイIIIにとっては、久しぶりの首位。学生時代はタイガー・ウッズのチームメイトとして活躍し、プロ転向後も順調に着ていたビゲイだが、一昨年から全く優勝争いに絡めなくなってしまった。復活を期待される1人だ。
1打差の8アンダーにはジョン・センデンなど3人。さらに1打差の7アンダーにはジム・フューリックなど4人が並んだ。先週のフォード選手権では、プレーオフにもつれながら、5日目までプレーしたフューリックが、好調なゴルフを続けている。
今週の日本勢だが、丸山茂樹、田中秀道に加え、久保谷健一、貞方章男もウェイティングから出場枠を掴んだ。久保谷は優先順位が高く、火曜の時点で出場が決まったが、貞方は、本戦直前に最後の1席が回って来ることになった。そして、スタートから3連続バーディを奪い勢いに乗った。初日は最終18番のホールアウトを残しているが、5アンダーは暫定で14位となっている。
田中秀道も5バーディ1ボギーの、4アンダー32位の好スタートをきった。しかし、久保谷健一は、1オーバー117位、丸山茂樹は2オーバー124位。やはり、先週痛めたという首の状態が良くないのだろうか。