2010年 全米オープン

G.マクドウェルが粘ってメジャー初制覇!!

2010年 全米オープン 最終日 グレーム・マクドウェル
1打差で後続を振り切り、メジャー初タイトルを手にしたG.マクドウェル

米国カリフォルニア州のペブルビーチGLで開催されている、第110回「全米オープン」の最終日。6アンダー単独首位でスタートしたダスティン・ジョンソンが、序盤の2番がグリーン回りで苦戦しトリプルボギー。さらに3番でロストボールとなってダブルボギー。さらに4番もボギーと、優勝争いから脱落してしまった。

代わって優勝争いの主役に立ったのは、3アンダー単独2位からスタートしたグレーム・マクドウェル(北アイルランド)。そして、1アンダー3位スタートのタイガー・ウッズアーニー・エルス(南アフリカ)、フィル・ミケルソンといった世界ランキングでも上位の顔ぶれが揃った。

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しかし、難しいコースセッティングに加え、強風が選手たちを苦しめ、タイガーもスコアを伸ばせず苦戦。結果的には、この日3オーバーながら通算イーブンパーでラウンドしたマクドウェルが、1打差でメジャー初制覇を果たした。

1打差の1オーバー単独2位はグレゴリー・アブレ。通算2オーバーの単独3位はエルス、通算3オーバーの4位タイにタイガーとミケルソンが並んだ。タイガーは3日目の終盤に3連続バーディを奪い、逆転優勝のチャンスもあったが、またしてもメジャーでの逆転優勝は叶わなかった。

通算3オーバー7位タイからスタートした石川遼は、序盤からスコアを崩し、1バーディ、6ボギー、2ダブルボギーで通算12オーバーの33位タイ。その他の日本勢では、藤田寛之池田勇太が通算15オーバーの58位タイ、谷口徹は通算16オーバーの63位タイで4日間の戦いを終えている。

全米オープン最終日 E.エルス&P.ミケルソン
年間グランドスラムを目指していたミケルソンと、全米オープン2勝のエルス。もっともギャラリーが多い組だった
全米オープン最終日 ギャラリー
最終組が去ったあとのスタンドはガラガラ。でも、別のお客さんが座って、何かをずっと見つめていた
全米オープン最終日 グレーム・マクドウェル
粘り、耐え抜き、イーブンパーの優勝をもぎ取った。
全米オープン最終日 グレッグ・アブレ
優勝まであと一歩のところまで迫った伏兵の名前は、1日で世界に広まった
全米オープン最終日 ジュニアのヒーロー
ほんの数年前まで、ジュニアのヒーローはガルシアがったが、今ではもうベテラン選手の風格がある
全米オープン最終日 タイガー・ウッズ
1日前とは打って変わってうなだれる姿が多かった
全米オープン最終日 トム・ワトソン
キャディを務めたのは息子のマイケル。キャディは父の日に最高のプレゼントだ
全米オープン最終日 ボール
空に投げて遊んでいるのはありません。スタンド最上段にいるファンにボールを投げているのです
全米オープン最終日 石川遼
長いパーパットを沈めて拍手をもらい、やっと笑顔をみせた
全米オープン最終日 石川遼
最終ホールのティショットはドライバーで振り切った。4日間のラウンドで得たものは大きい
全米オープン最終日 谷口徹
日本人で最下位(63位タイ)となってしまったが、日本の試合で暴れる予定!?
全米オープン最終日 美人姉妹
早朝、コースに来ていた美人姉妹。父の日に、父親からチケットをもらって会場に来たとか
全米オープン最終日 石川遼
「ISHIKAWA!」「RYO!」・・・大きな掛け声が飛ぶ中スタートを切った石川遼
全米オープン最終日 谷口徹&レティーフ・グーセン
4日間の戦いを終え、健闘を称えあった谷口徹とレティーフ・グーセン
全米オープン最終日 池田勇太
本人的には不本意な結果に終わったが、初出場で予選突破は立派
全米オープン最終日 石川遼
最終18番グリーンで待ち受けていたギャラリーの大声援に応える石川遼
全米オープン最終日 石川遼
ボールは傾斜を転がりどこまでも・・・こうなったら見つめるしかない
全米オープン最終日 石川遼
18番のフェアウェイ、カモメが多すぎ!
全米オープン最終日 石川遼
7番パー3、バーディパットはカップをかすめ、思わずうなだれる石川遼
全米オープン最終日 佐藤賢和さん
今回、横尾要のキャディを務めた佐藤賢和さんが観戦。「裏中継&解説Liveなう」では電話出演していただき有難うございました!
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