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進藤大典 PGAツアー・ヤーデージブック読解

伝統コースのスタートホール イーグル…アルバトロスのチャンスも?

コロニアルCC 1番パー5(565yd)

タイトルスポンサーが今年替わった「チャールズ・シュワブチャレンジ」の舞台はテキサス州のコロニアルCCです。ツアー通算64勝のベン・ホーガンが生前、拠点のひとつにしたコースはコンパクトなつくりで、毎年ショットメーカーが試合を有利に進めています。

ピックアップしたのは1番ホール。距離が決して長くないため、イーグルも頭に入れたいパー5です。2018年大会で小平智選手は初日にアルバトロスを達成しました。一日の流れをつかむためにも、バーディは確保したいところです。

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ティショットが非常に重要です。軽い右ドッグレッグとなるため、1Wでまっすぐ打つと左のバンカーに入ってしまいます。ここは深いこともあって、2打目のレイアップは必至。テキサス州は風が強く、地面も硬いコースが多いため、ランが計算しにくいという難しさもあります。右サイドからショートカットさせようにも、密集した背の高い木々がそれを邪魔してきます。

かといって第1打を3W以下で刻むと、2打目が260yd以上残るため、2オンが難しくなります。1Wで距離を稼げるフェードボールをしっかりコントロールできるかがカギになるでしょう。

1936年開場というクラシックなコースらしく、グリーンが小さいホールも多いコロニアル。ティショットが成功した後も、横幅15ydほどのグリーンがターゲットになります。砲台気味になっており、グリーン周りの傾斜が強いので、ピンサイドに外すとアプローチで寄せるのは、まずムリといえます。横幅のコントロール、風を計算した距離感と、非常に精度の高いショットを要求されます。

2014年大会で、松山英樹選手はPGAツアーではじめて最終日最終組を回りました。由緒ある大会でのトップ選手のぶつかり合いをお楽しみください!(解説・進藤大典)

進藤大典(しんどう・だいすけ)
1980年、京都府生まれ。高知・明徳義塾を卒業後、東北福祉大ゴルフ部時代に同級生の宮里優作のキャディを務めたことから、ツアーの世界に飛び込む。谷原秀人、片山晋呉ら男子プロと長くコンビを組んだ。2012年秋から18年まで松山英樹と専属契約を結び、PGAツアー5勝をアシストした。

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2019年 チャールズ・シュワブチャレンジ



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