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進藤大典 PGAツアー・ヤーデージブック読解

マキロイの“横綱相撲”とファウラー復活の予感

ロリー・マキロイ(北アイルランド)が「ザ・CJカップ」で永久シード獲得の条件となるツアー通算20勝の節目を飾りました。

最近のマキロイは1日の爆発力は健在の一方、要所で攻めすぎてしまう場面があったり、安定感に欠ける部分がありました。8歳のときから地元の北アイルランド・ベルファストでマイケル・バノンさんに師事してきましたが、コロナ禍で直接チェックしてもらうことも難しくなり、今年3月からは新たにピート・コーウェンさんをコーチに迎えました。

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5月「ウェルズファーゴ選手権」で2019年以来の優勝。20歳だった2010年にPGAツアー初優勝を飾った舞台で完全復活を印象づけたと思いきや、その後は波に乗り切れず、相当なストレスを抱えていたことでしょう。

連日ビッグスコアが相次いだネバダ州サミットクラブは、マキロイのアグレッシブなスタイルとも合っているコースだったと思います。首位タイで迎えた最終日10番ではロブショットが完全に抜けてしまい、打った瞬間にガックリ。目の前のバンカーへ落ちて“目玉”になってもおかしくないミスショットがギリギリでグリーンに届き、結果としてベタピンのタップインパーを拾うラッキーもありました。

それでも、相性やわずかな運をきっちりと勝ちにつなげたのは、さすがです。特に最終日のプレーは勝ち方を知っている選手ならではの“横綱相撲”という印象を受けました。

常に1Wで攻めるのではなく、セーフティなエリアを見極めてチャンスを作り、得意のショットでどんどんゲームを支配していく。終盤は冷静なジャッジが光りました。パー5の14番では花道からウェッジを使う選択肢もある中、確実に「4」を獲れるパターを握り、それが直接決まってのイーグル。最終18番のロングホールも最初からレイアップ狙いで無理をせず、タップインパー。勝負強さ、巧みな駆け引きが詰まった1勝でした。

欧州ツアーとの掛け持ちを考慮しても、マキロイの実力ならもっと早く到達してもおかしくない数字だったかもしれませんが、まぎれもない金字塔です。史上最多82勝でサム・スニードと並んでいるタイガー・ウッズは別格として、上を見れば“現役バリバリ”はシニア参戦の機会も増えてきたフィル・ミケルソン(45勝)とダスティン・ジョンソン(24勝)くらい。もっともっと優勝を積み上げていってほしいですね。

マキロイの優勝と同じくらいうれしかったのは、リッキー・ファウラーがカムバックを予感させる3位に入ったこと。前週予選落ちを喫した後、かつてのコーチでもある名伯楽、ブッチ・ハーモンさんのもとへ足を運んだそうです。ハーモンさんが拠点を置くラスベガスで2週続けて開催されるタイミングを逃さず、貪欲に自分と向き合っていく姿勢。努力がすぐに結果という形で報われるわけではない厳しい世界ですが、努力しない限りきっかけをつかむこともままなりません。

最終日「62」をたたき出してマキロイと1打差2位でフィニッシュしたコリン・モリカワを含め、上り調子で日本開催の「ZOZOチャンピオンシップ」に来てくれることが楽しみです。(解説・進藤大典)

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進藤大典(しんどう・だいすけ)
1980年、京都府生まれ。高知・明徳義塾を卒業後、東北福祉大ゴルフ部時代に同級生の宮里優作のキャディを務めたことから、ツアーの世界に飛び込む。谷原秀人、片山晋呉ら男子プロと長くコンビを組んだ。2012年秋から18年まで松山英樹と専属契約を結び、PGAツアー5勝をアシストした。

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