2022年 東建ホームメイトカップ
期間:03/31〜04/03 場所:東建多度CC名古屋(三重)
ツアー2勝目をつかんだ香妻陣一朗のクラブセッティング
◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 最終日(3日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7081yd(パー71)
香妻陣一朗が通算14アンダーで並んだ桂川有人とのプレーオフを制してツアー2勝目を挙げた。クラブセッティングは、2日目と3日目にテーラーメイドの新作「ステルス」に替えていた3Wを最終日になって「Mグローレ」へ戻し、2020年のツアー初勝利時とほとんど変わらなかった。
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2位に3打差をつけて首位で出た最終日は「感覚がおかしかったわけではない」と言いながらも、2m前後のショートパットを外す場面があった。「優勝を意識した途端に腕とか手が動かなくなるというか。打ててないのは自分でも分かっていたけど、でも打たないといけないと思って打ち始めるとまたおかしくなる」。そんな状態にあって調子が戻るのを待った。
パターは2016年に発売されたもの。コースや状況によっては他のパターに替えているが、「一番使っているときにどうなりやすいのかとかデータがある」と長年使用するギアを信頼した。「緊張したときに、(フェイスを)開きやすかったり、打てなかったりするが、あのパターならつかまりやすいので上手く調整できる」というのが理由だった。
正規の18番では左サイドにそびえたつ電光掲示板のスコアボードを見て、桂川に1打リードされていることを確認した。外しても「ここまで頑張った」という気持ちがよぎるなか、覚悟の一打となったのが6mのバーディパット。スライスラインを読み、これを沈めてプレーオフにつなげ、最後のウイニングパットはほぼ同じ距離をねじ込んだ。
「(プレーオフでのパットは) 不思議と構えたときは、いけるなと思った。思ったところに打つだけだったので、腹をくくって打つことができました」と勝利につなげた。
<最終日の使用ギア>
ドライバー:ダンロップ スリクソン ZX7(9.5度)
シャフト:藤倉コンポジット スピーダー NX(硬さX、長さ45インチ)
フェアウェイウッド:テーラーメイド M グローレ(3番15度)
ユーティリティ:ダンロップ スリクソン ZX ハイブリッド(3番19度)、ダンロップ スリクソン ZX(3番20度)
アイアン:ダンロップ スリクソン ZX5(4、5番)、ダンロップ スリクソン Z-フォージド(6番~PW)
ウェッジ:クリーブランド 588 RTX 2.0 プレシジョン フォージド(52度、58度)
パター:オデッセイ ミルドコレクション TX パター #6M$
ボール:ダンロップ スリクソン Zスター