B・スネデカーに学ぶ「プレーのリズム」
ゴルフスウィングは「4拍子」が黄金リズム!
「週刊ゴルフダイジェスト」(4月23日号)より
よくゴルフのスウィングはリズムが大事と言われるが、そもそも「いいリズム」って何なのか? ゴルフ雑誌等でおなじみの金谷多一郎プロは、「バックスウィングとダウンスウィングの比率が3:1になる4拍子」がいい、と言う。その理由を聞いてみた。
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いいリズムでスウィングすることは、ナイスショットの必須条件です。プロや上級者が安定したショットを打てるのも、常に一定のリズムでスウィングできるからです。では、具体的に、どんなリズムでスウィングすればよいのでしょうか。
スポーツの世界では、効率よくパワーを生み出すためには、4拍子のリズムが最適といわれ、これは運動力学的にも証明されています。たとえば、みんなで力を合わせて重い物を持ち上げるときも、「いち、に、の、さーん」の掛け声で息を合わせます。
これも4拍子です。
世界のトップ選手たちも、形は違えど、バックスウィングからインパクトまでは、ほぼ4拍子のリズムで振っています。詳しくいえば、テークバックからトップまでが3で、ダウンスウィングからインパクトまでが1の比率になる4拍子です。
プロのなかにはトップが小さい人もいれば、ミケルソンや横峯さくらのようにオーバースウィングの人もいますが、この比率はほぼ同じです。
イチ・ニ・サンでバックスウィングしてパワーを溜め、ヨンのインパクトで一気に解放する。そんなイメージを持つとよいでしょう。
プロを見てその形をマネしようとする人が多いようですが、それよりもリズムをマネしてみてください。
そのほうが、ナイスショットの確率は上がりやすいのです。
●解説 金谷多一郎(かなたに たいちろう)
84年にプロ入り。87年伊香保国際オープン優勝。現在はトーナメント解説からレッスンまで、テレビ雑誌を中心に活躍中。97年レッスン・オブ・ザ・イヤー