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2種類のスウィングでバンカーの“目玉”を克服!

2013/03/21 22:10

「週刊ゴルフダイジェスト」特集「バンカー周りは危険がいっぱい!」(4月2日号)より

ただでさえイヤなバンカーなのに、ボールが砂に埋まってしまう「目玉」になってしまったら、もう大ピンチ。目玉のトラブルから上手に脱出するにはどうしたらいいのか? ツアー優勝経験もあるテクニシャン、桑原将一プロに聞いてみた。

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バンカーのトラブルでいちばん多く遭遇するのは目玉でしょう。ボールが砂に沈んでいるため、砂を爆発させにくく、ザックリなどのミスを招きやすいので注意が必要です。

基本的にこのライは、ボールの沈み具合によって2種類の打ち方を使い分けます。

まず、ボールの沈み具合が浅いとき(半分未満)。こちらは、ボールを普段より球1個ぶん右に置き、フェースを少し開いて、ヘッドを鋭角に打ちこんでいきます。アーリーコック気味にテークバックして、ヒールからヘッドを入れていくイメージです。ヘッドを深く潜らせることができるので、多少ボールが沈んでいても、砂と一緒にボールを飛ばすことができるのです。この打ち方をすると、ある程度高さは出ますが、いつもより球は止まりにくくなるので、それを計算に入れて打つようにしてください。

次に、ボールが半分以上埋まっているとき。この場合はボールをさらに右に置き、今度はフェースをかぶせて打ち込んでいきます。リーディングエッジから砂に入れていくため、ヘッドをより深くまで届かせることができますが、飛距離を出すにはかなりのパワーが必要になります。また、低くランの出る球になるので、グリーンオーバーに注意してください。

どちらの場合も、通常のバンカーショットより距離は出にくいので、いつもより大きな振り幅で振る必要があります。ただし、砂の抵抗が大きくヘッドが抜けにくいので大きなフォローを取る必要はありません。強いインパクトを意識して、打ち込んだら終わり、というイメージで打てばよいでしょう。

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