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ツアー初優勝は2010年。豪快な飛距離が武器
2013年日本女子ツアーの開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」でプレーオフを制し逆転優勝を飾った森田理香子。彼女のスウィングを見て、だれかに似ているな、と感じた人も多いのでは? そう、まさに師匠・岡本綾子とそっくりなのだ。色々な角度から見ても、1987年に米ツアーの賞金女王にまでなった“世界のアヤコ”と瓜ふたつ。森田の強さも本物ということか?
飛ばし屋コーチの吉田一誉が、2人のスウィングを徹底比較分析。森田の強さの秘訣を解説してくれた。
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2人のスウィングを見比べてみると、本当によく似ています。「岡本さんのインパクトからフィニッシュにかけての左手首の使い方が理想」と本人が語るとおり、このフォローの形はそっくりですね。
今の大型ヘッドはリストを使いすぎないほうがいい、という人もいますが、インパクトの衝撃に負けずに球を押し込むには、前腕をターンさせる動きは不可欠。2人とも、フォローでのこの動きを積極的に使うことで、つかまった強い球を打っているのです。
違う点は、ヘッドの走らせ方。岡本さんがインパクトで右足を“ズラす”のに対し、森田選手は右足を“伸ばす”ことでヘッドを走らせている。どちらも非常に理に適っています。
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森田は第2戦の「PRGRレディスカップ」でも3位に入るなど、好調をキープ。このまま一気に賞金女王へ……というのは、まだちょっと気が早いか? とはいえ、それほどの活躍を見せてくれそうな勢いであることは間違いない。