1回戦敗退の藤田寛之「技術的にまだまだ・・・」
トップアマがタイトにこだわる、その理由は?
2013/02/22 00:00
「週刊ゴルフダイジェスト」(3月5日号)より
ひとつのブランド、モデルにこだわる上級者の意見を聞けば、ギア選びのヒントが見えてくるはず。週刊GDでは、そんな上級者たちのクラブに対する奥深い「こだわり」を聞いている。その中から「タイトリストファン」というアマに、上級者の道具選びのコツを聞いてみた。
HC1.1の林和彦さんは、自他ともに認めるタイトリストファンだが、そのきっかけは、偶然出会った1本の3Wだったという。
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「2000年ごろ、タイトリストが『980F』というフェアウェイウッド(FW)を出したんですが、すべてはそこから始まりました。実はそれまで、タイトリストには『ボール屋さん』という印象が強くて、クラブにはほとんど興味がありませんでした。ところが当時、人気急上昇中のシャフト『青マナ』(ディアマナS)を試したくて試打クラブを探していたら、知人がFWに入れているというので、それを借りて打ったんです。そのクラブが『980F』の15度でした。1発打った瞬間にビビビッと電気が走りましたね。それまでFWには苦手意識があったんですが、これは構えやすくてラインが出るし、曲がらずまっすぐ飛ぶ。すぐに同じものを買いましたが、そのおかげでバーディが文字どおり『倍増』したんです。その後、ドライバー、アイアンとタイトリストに換えていきました」
いまでは14本全部がタイトリストとなった林さんだが、タイトリストの一番のよさは、打感と、飛距離や弾道といった結果が一致することにある、と話す。
「ゴルファーは、打った球の打感からフィードバックを受けて、それに基づいてスウイングを作ったり修正したりする。だから、打感と結果に誤差がないほうが、いい結果を生み出す近道だし、上達も早い。また、同一ブランドで揃えておけば、球筋やミスの傾向が自然と揃ってきます。だからコースでも安心だし、調子が落ちて何かがズレ始めたときに、何が悪いのかがわかりやすいのも大きな強みですね」
林さんのようにミズノ、テーラーメイド、ブリヂストンなど各ブランドを深く愛する派、「このモデル!」と、とことん使い続ける派、人によって「こだわり」は様々だが、目的を明確にしたギア選びが、レベルアップにも直結するケースが多いようだ。