ニュース

国内、アメリカ、ヨーロッパの最新ゴルフニュースが満載!

インパクトの瞬間、顔を「右」に向けると飛ぶ!?

「週刊ゴルフダイジェスト」連載「3分でわかるゴルフの授業」(2月19日号)より

身長160センチ、63歳ながら物理の力で平均飛距離250ヤードを誇る岩手大学教育学部教授・八木一正氏。好評連載で展開する飛ばし理論は、まさに“目からウロコ”の新セオリーだ。今回のテーマは「右を向けばフェースが返る。そして飛距離が出る」。その内容とは?

* * *

<< 下に続く >>

まずはクイズ。

車のハンドルを両手でしっかりと握り、反時計まわりに左にハンドルを切ったとき、顔はどちらを向きやすいでしょう?

1.左
2.右

答えは「右」です。

これは“頚反射”が関係しています。頚反射とは、頚(=首)の動きと手足の運動が連動する生理現象のこと。以前お話したのは、立った状態で頭を下に向けると、腕は曲がり、両足は伸びやすくなる、というものでした。

頚反射にはもうひとつ、顔を右に向けると右腕が伸びて左腕が曲がりやすい、という現象があります。車のハンドルを両手でしっかりと握り、左にハンドルを切ると、右腕が伸び、左腕が曲がりますが、こうすると頚反射によって、顔は自然と右を向きやすくなるのです。

ドライバーなど飛ばしたいショットでは、ダウンでハンドルを左に切るように、右手のひらを返しながら(=回内)腕を伸ばすと、リストターンをうまく使って飛距離が出ます。このとき、顔を右(飛球線後方)に向けると、右腕を回内させる動きがしやすくなり、よりリストターンがスムーズになるのです。

飛ばしたいショットでは、左にハンドルを切って顔は右。これが、エネルギーを効率よく伝えるための、力学的にも理に適った動きなのです。

ゴルフ誌No.1の人気を誇る「週刊ゴルフダイジェスト」電子版が発売!
ゴルフ雑誌のパイオニアとして40年超の歴史を持つ「週刊ゴルフダイジェスト」。常に上達志向を持ったゴルファーに応えるクオリティの高いレッスン記事はもちろん、最先端のギア・ファッション情報、トーナメント詳報やトピックス、国内外のコースのプレー情報、さらには大河ストーリーで人気のあるコミックまで。ゴルフを基軸とする日々の暮らしに潤いを与える“趣味誌”です。書籍販売サイト「honto」の電子書籍コーナー、「マガストア」でお買い求めください。スマートフォンやタブレット、PCでもご覧いただけます。

関連リンク



あなたにおすすめ

新着記事


ブラインドホールで、まさかの打ち込み・打ち込まれ!!ゴルファー保険でいつのプレーも安心補償!