河川敷コースは、手引き&9ホールが似合う
ゴルフも2時間がちょうどいい。ハーフで上達
「週刊ゴルフダイジェスト」(1月29日号)より
いま巷では、通常の18ホールをハーフだけ回る『9ホールゴルフ』がじわじわと人気が出ているという。そこで編集部ではその噂を徹底調査し、特別付録で紹介しているが、なんとツアーのシード選手である塚田好宣プロも『9ホールゴルフ』にはメリットがたくさんある、と語る。
「いちばんのメリットは1日の時間を有効に使えること。18ホールだと1日がかりだし、スルーで回っても体力と集中力を消費するので、それから他の事をしようと思ってもキツイでしょ。9ホールなら疲労度も軽いから、ちょうどいいんですよ」
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ゴルフの上達にもいい効果があるという。
「いいプレーができているときは、頭も体も状況に対して瞬時に反応できるので迷いがない。行動にもムダがないので、決断そして実行、というプロセスもスムーズになるんです。9ホールを、時間をかけずに回ろうと思えば、自然と決断も早くなる。素早く状況を判断する能力を磨いたり、常にいいリズムでプレーするクセを体に覚え込ませるための訓練にもなりますよ」
その塚田プロも会員となっているのが、『日本ハーフコースゴルフ協会』(略称JHGA・会員数350人)。JHGAを設立したマーク金井さんは、ハーフプレーの魅力をこう語る。
「1日仕事になるのがイヤで、『9ホール』を提案したら、予想以上に多くの方が賛同してくれた。映画も芝居も、娯楽は2時間ぐらいがちょうどいい。ゴルフも2時間で楽しめるスポーツになれば、もっと裾野が広がると思うんです」(マーク金井)
また、JHGAではハーフ1時間40分を目標としている。そのためにバッグをかつぎ、クラブの本数を絞ったりと、時間短縮のための段取り力を身につける必要があるという。それによりプレーのリズムが良くなる効果もあるとのこと。
ゴルフは9ホールが基本。そんな時代がやってくるかもしれない!?